ゴッド・ヘルプ・ザ・ガールのレビュー・感想・評価
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話としては物足りないが
音楽も良かったし画も良かったが、内容はもう少し欲しかった。だけど最初からアルバムのミュージカル映画化って言ってるからなあ。映画としては物足りなく、ミュージカルとしては曲調の変化が足りない。MVとしては長すぎる。でも、それほど酷いとも思わない。
キュートでポップな世界観
ミュージック・ビデオっぽい
カヤックシーンが好き
高い前評判を聞き劇場へ。(サービスデー満席。女性が8割位)
自分はベル・アンド・セバスチャンもスチュアート・マードックの音楽も知らなかった。それを聴いてから映画を観るべきだったかもしれない。
いってみればインディミュージカル。スチュアートという人の音楽とセンスを楽しむ映画という感じ。なのでこの人に関心がなければ映画単体ではちょっと厳しい…
とはいえ全編に流れる曲は素晴らしいし、ファッションや女優を楽しむにはいいかもしれない。主演のエミリー・ブラウニングはちょいクセあるタイプ(自分は苦手…)ハンナ・マリーの方がずっと好みであった。
重めのテーマもあり底抜けに楽しいって感じでもなく、やはりファン向けと考えたほうがよい映画でしょうかね。
MV2時間はつらい、
あの頃の僕に出会うおしゃれ映画。
エミリー・ブラウニングって、「エンジェル・ウォーズ(何この邦題!)」の子ですが、こんなに歌が上手いとは知りませんでした!
レトロファッションに身を包んだエミリーの可愛いこと!
マンマミーアとか、踊るアイラブユー♩のようなハイテンションとは違った、ゆったりとしたお洒落ポップなミュージカルです。
こんな私でも心の中に少し残っている、柔らかい箇所をぎゅってされる感じ。
本作はガールズ・ムービーと紹介されることが多いのですが、そうではないと思います。
繊細で可愛いイヴと、ちょっと天然入ってる元気なキャシーの間で、もやっとしている僕=ジェームズ視点の物語だと思います。
音楽活動をしていく中で、イヴに恋心を抱くジェームス。思わず感極まってちゅーしてしまう場面があるのですが、イヴの反応に私ですら凍り付きました。
「what's the point?」
えー!ちゅーした相手に、「それなんか意味あんの?」くらいに言われるなんて!
この感じ、"あの頃の僕"じゃないですか?
本作はガールズ・ムービーにあらず。"あの頃のもやもやした僕に出会う"映画です。
(感性の鋭い)男性の方、是非!
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