「彼は彼女の膝が好き?」ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール マリエルさんの映画レビュー(感想・評価)
彼は彼女の膝が好き?
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ベルセバも出演者もぜんぜん知らなかったけれど、大好きな作品。
男女3人の楽しくて、ちょっぴりほろ苦い物語。映画館で見るのは三度目ですが、やっぱりいいな、と。
女の子二人が脚を上げて喋るシーンとか、舟遊びのシーンとか、素敵なところがいっぱい。音楽も映像も、センスがあふれていると思いました。
病院を飛び出したイブが出会うのは、心を落ち着かせてくれる相手(ジェームズ)と、心をかき乱される相手(アントン)。どちらを取るか、これは難しい選択。
アントン役のピエール・ブーランジェもセクシーだし。
そしてジェームズはいい人過ぎ!
いつも自信なさげ?に歌う姿にひかれました。ジェームズ役のオリー・アレクサンデルはイギリスでは有名らしいですね。
監督のスチュアート・マードックはミュージシャンになる前、慢性疲労症候群になり七年間実家にいたとか。
摂食障害のイブには、そんな自身のつらかった体験がオーバーラップしているのかも。
音楽もファンになり、サウンドトラックを買いました。エンディングで流れる『Dress up in you』とかもすごく好き。
それにしても摂食障害は深刻な病気ですね。つらいかたはいっぱいいらっしゃるかと思います。人生は若いときのほうがむしろ困難なのかもしれません。
この映画を見ると、今頃 イブやジェームズ、キャシーはどうしているかな〜と思います。映画が終わっても、ずっと三人を応援していきたい、そんな気持ちになりました。
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