クライモリ デッド・ホテルのレビュー・感想・評価
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前作からテイストが変化
近親相姦で交わり続けた奇形人喰い狂人の一家が総出演する本作はサブタイトル通りホテルが舞台だが、主人公はそのホテルの相続が決まったと知らされ、バカな友人を連れてやってくる。結局はそこでハメを外すために来ただけで真面目な連中ではない。そのホテルは管理人がおり、自らの妹と共に管理をしているとのことだった。普通の人間だが、実はその二人は奇形と血族で、リーダー格の存在だったという新展開を向かえる。その二人の存在理由や主人公がなぜそこに呼ばれたのかが想像以上に驚愕だった。謎もかなり分かってきたため、本作からより話が動いたという印象だ。テーマはかなり良かったが作りが雑であり、勿体ない。だがこのような部分はシリーズでも初期の方から相変わらずだ。また、過去作同様女性の濡れ場が多いが、正直その展開は飽きた。それも急ピッチの製作の副作用かもしれないが、せっかく今回は話が動いた感じがあるため、初期の勢いの再興に力を入れて欲しいと思う。
少し残念だったのが、奇形狂人が普通の人間の指示に従っていること。シリーズ初期のよくそんなこと思いつくなというバカなのか賢いのか分からない彼らのルールの中だけで生きていて欲しかった。この先最新作が製作されるかは謎だが、また予想の範疇は超えてこないため、安心して待つ事が出来る。
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