「囚人を信じるな」クライモリ デッド・リターン Minaさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0囚人を信じるな

2017年9月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

シリーズ初の男性が主人公の本作、囚人移送中に狂人に襲われ、護送車ごと転落。死人は出なかったものの、立場が逆転してしまう。中でも凶悪な犯罪者のチャベスとフロイドがおり、普段は反目しあう仲だが脱獄の為に手を組んでいたのである。よって奇襲もてっきり身内かと思いきや、現れたのはあの狂人だったという訳だ。
序盤でお色気シーンが毎度のごとくあるのだが、本作はゴツめの男共がドスの利いた声で喧嘩をしたりするシーンが多く、改めてホラーには女性が多く必要だと再認識させられた。
今回もストーリーはいつも通りの感じで進んでいくが、流石に3作目という事でこの様な変化球を交えた設定にしたのだろう。
だが、囚人同士のいざこざや、暴力的な言動等のシーンが多く、だんだん単調に思えてきてならないのが難点。また、奇形狂人はパート1で3人、パート2で4人の家族となり、本作はほとんど一人しか出てこない。中盤で殺害される狂人の子供?も活躍せず終わってしまう。どういった家系図なのかがめちゃくちゃで分からないのだが、細かいことは気にするなと言うことか。ラストは本作ならではのオチだと思うが、全体的には魅力の薄い作品になってしまった。それでもまた観たくなるのは本作の魅力なのだろうか。

Mina