劇場公開日 2015年4月18日

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ザ・トライブのレビュー・感想・評価

全26件中、21~26件目を表示

3.0全編手話

2015年5月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

台詞が全部手話だからストーリーの細かなところは解かんないの。大体は解るんだけど。

はじめは解らないところを想像して観るのが面白えと思って、凄えなこの映画って思った。

話が進んで描写が細かくなってくると「もう少し説明してくれ」と思ってしまって、少し眠くなった。

予告編に出てくるシーンは前半で、そこからの展開が面白かった。

この映画「全編手話」はポイントじゃなくて、話に共感できるかどうかだと思う。ちょっとだけ難しめなんだよね。

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Scott

0.5吐きそう

2015年5月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

衝撃の問題作。尊厳というものが一切存在しない残酷な世界をこれでもかこれでもかと見せつけられる。DVDだったら絶対に最後まで観られなかった。エンドロール終わって劇場が明るくなって、見終わった観客はぐったり‥カップルは気まずい苦笑‥
直視できないシーンだらけで、吐きそうになってしまった。今もちょっと気持ち悪い。重いテーマをつきつける傑作なのはわかるけど、私には残酷すぎて刺激が強過ぎた。観なければよかったと思ってしまった。

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Rubysparks

1.0簡単には変えられない認識

2015年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

聾唖者たちの物語である。全編セリフなし。外国映画ではあるけれども字幕なし。BGMもない。
登場人物たちの会話は手話。音声から聞こえてくるのは、足音や扉を閉める音。我々の生きている世界から人の声を消去すると、おおよそこのような世界が広がるのではないと思わせる。
しかし、このような世界に生きる聾唖の若者たちは、身も蓋も無いほどに人間社会の欲望を体現している。
人の声が聞こえない分、人の世の灰汁に触れることも少なかろうという、障害者への眼差しはここにはない。むしろ、彼らの金銭や性への欲望はあけすけに描かれる。
そしてなにより非情なのは、聾唖学校の寄宿生の社会には厳然とした階層が存在することである。寄宿舎の部屋によって所属階層は明らかで、逆に階層からの脱落は、部屋を移らなければならないこととして描かれる。
もしも、障害を持った若者たちが平等に仲良く生活を送っているなどという甘ったるい幻想を観客が抱いていたとすれば、この幻想は徹底的に粉砕されるだろう。そこには、障害者の存在もその一部であるはずの人間社会の残酷な一面が描かれているのだ。
衝撃のラストは、主人公が彼ら聾唖者自身の弱点を突いたもの。彼は自分が生きている社会の矛盾を暴力で一気に解決することを選ぶ。
映画は終始問いかけてくる。我々の社会は彼らを内包しているのか。この物語は我々の世界の物語なのか。それとも別世界の話なのか。聾唖者たちを素材にしながら、映画が我々の生きている社会を映していることは間違いない。
聾唖者がこの映画を観たらどんなことを考えるのだろう。このような問いが頭に浮かぶ時点で、私の固定観念はまだこの作品を観る前と変わっていない。障害者への眼差しが固定化され変化させることが難しいものであるという自己認識を迫られる。

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佐分 利信

4.0観たことがない映画!

2015年4月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

字幕が無い、音楽も無い。登場人物の手話の発する音のみ。だからなのか、すごく手話の動きや表情に感情が現れていて、すごいと感じました!結構な上映時間ですが、集中して観てました。
ショッキングな気持ちにもなりましたが、同じ人間なのでトライブといものは、どういう状況下でもあり得る事だと思いました。
若さゆえの爆発する感情は皆にあって、抑えるか爆発させるのか…感情のまま動いてしまうのか…。本当の聾唖者の方々が演じたことにもビックリしています。
静かなのにかなりの激しさをもった映画は初めてでした。
余韻が残ります。

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MAMI

3.5無音に導かれ暗闇の中へ進んで行く少年少女達。

2015年4月27日
iPhoneアプリから投稿

悲しい

怖い

聾学校の寄宿舎で過ごす少年少女達。

生活音は有るものの、会話する声は一切なく終始、エキセントリックな手話のみ。
字幕も無いため何を話しているのか全く判らず、逆に聾唖者の主人公達の世間からの孤立を緊張感と共に感じさせられます。
現在のウクライナのリアルな姿なのかはわかりませんが、少年少女達の無垢なリアリティはラリー・クラークの『KIDS』と似た物を感じました。

社会に背を向けポケットに手をつっ込み、うつむきながら本能のままに暴力、SEX、窃盗、殺人と暗闇の中へと迷わずにズンズン進んで行く少年少女達の姿が鮮烈な作品でした。

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HIROKICHI

4.0静かな『衝動』

2015年4月19日
Androidアプリから投稿

静かな環境音の中でも若者の活発さ激しさを感じた。
そして若さ故、多少にかかわらず閉鎖された社会によって生まれた衝動、暴力に胸が締め付けられる

マイナス点を挙げるとすれば、思い込みで最初は同じ境遇の中にある『愛』がテーマだと思っていたが、そういうものは一切感じなかった。
やはりこれは誰もが感じた20歳前後にあった焦燥感、刹那的な話だと思いました。

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eky