パパが遺した物語 : 特集
肌寒くなった秋、この10月、無性に“涙”したくありませんか?
感動作「幸せのちから」の監督が贈る「父が《小説》に込めた娘への愛」
2015年秋、1冊の小説に込められた父の思いが、映画ファンの胸を熱くする。「幸せのちから」のガブリエレ・ムッチーノ監督が、「レ・ミゼラブル」で共演したラッセル・クロウとアマンダ・セイフライドを主演に描く「パパが遺した物語」(10月3日公開)の見どころとは?
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■「クレイマー、クレイマー」「アイ・アム・サム」──
『泣ける映画』探してませんか?
《小説》を通して伝えられる父娘愛に、主演のラッセル・クロウも号泣!
賑やかだった夏も過ぎ去り、気がつけば季節はもう秋。肌寒く人恋しくなったこの季節、「“涙”したい」という気持ちも自然と湧いてくる。「クレイマー、クレイマー」「I am Sam アイ・アム・サム」「ANNIE アニー」、そして「幸せのちから」と、父親と子どもの愛を描く物語は、映画ファンの心を強く打ってきた。「パパが遺した物語」は、その「幸せのちから」のガブリエレ・ムッチーノ監督がまたも送り出した父と娘の涙の物語だ。
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
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交通事故で妻を失いながらも、7歳の娘ケイティ(カイリー・ロジャース)を男手ひとつで育てる小説家ジェイク(ラッセル・クロウ)。だが、事故の後遺症が彼を苦しめだし、義姉夫妻からはケイティの養育権をめぐって訴訟を起こされてしまう。娘との生活を必死で守ろうとするジェイクは、ケイティへの思いをつづった物語を書き始めるが……。
娘と「よぼよぼのおじいさんになるまで、ずっとお前のそばいるよ」と指切りで誓った父の、あふれるばかりの愛が詰まった1冊の小説。物語はやがて成長したケイティ(アマンダ・セイフライド)の姿を捉え、父が書き記した小説と、その小説のファンだという青年が、彼女の固く閉ざされてしまった心を優しく溶かしていくさまを描き出す。カーペンターズの名曲「Close To You(遙かなる影)」に乗せて描かれる珠玉の父娘の物語。脚本を読んだラッセル・クロウが、「心の深部に訴えかけてくる」とぼろぼろ泣き、出演を即決したという程の作品に、あなたも浸ってみてはいかがだろうか。
■女性&男性映画ファン、カップル&夫婦、そして父親──
映画.comが推奨! 本作は「こんなあなた」にこそ見てほしい
「何があってもずっと見守っていたい」という、子を思う親の愛情に満ちた「パパが遺した物語」は、映画ファン、カップルや夫婦、そしてお父さん・お母さん──多くの人の心を打つヒューマン・ストーリーだ。
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「映画を通して前向きな気持ちを受け取りたい」「心を打つストーリーに涙を流したい」と、感動の良作を探している女性映画ファンなら、苦境にあっても小説を通じて娘への愛を残そうとするジェイクと、そんな父を愛し続ける娘ケイティの関係に感情移入してしまうだろう。素敵な父娘の物語を見たという満足感にも浸れるはず。
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恋人や夫婦、愛し合うパートナーと「一緒にいい映画を見たい」と感じているあなたにも、本作はおすすめだ。人を愛するとはどういうことなのか、そしてその愛情を守るためにはどうすればいいのか。女性であれば娘の立場、男性なら父親の立場と、女性、男性それぞれの視点で感情移入し、鑑賞後は「いい映画を見られた」という気持ちに。
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
娘や息子がいる親の立場なら、父親ジェイクの立場になって映画を見てしまうのは間違いない。「子どもたちといつまでも一緒にいたい」という思いが叶わないとしたら? 遅かれ早かれ、親は子と別れなければならないが、そんなとき自分は一体彼らに何を残してあげられるのかと考えずにはいられない。ジェイクの思いに深く感情移入するはずだ。
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
数々の名作を鑑賞してきた映画ファンなら、ウィル・スミスにアカデミー賞とゴールデングローブ賞のノミネートをもたらした「幸せのちから」のガブリエレ・ムッチーノ監督作であることが気になるはず。そして主演は「ノア 約束の舟」の名優ラッセル・クロウ。実力派スタッフ&キャストによる高品位のコレボレーションに満足できる。
■本作に出演している実力派たち──映画ファンなら「全員知ってる」!
「レミゼ」の2人をはじめとするこのキャスト、安心して感動に身を委ねられる
父と幼い娘という「泣ける映画」として愛されてきたモチーフに、「1冊の小説」というアイテムが印象的に絡むストーリー。本作の物語が映画ファンを引き付けるのはもちろんだが、キャストの顔ぶれを見れば、もっと驚いてしまうはず。「グラディエーター」でオスカー(主演男優賞)を獲得して以来すっかり賞レースの常連となったラッセル・クロウを筆頭に、ほぼ全キャストが主演や名バイプレーヤーとして知られる俳優だからだ。
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成長した娘ケイティを演じたのは、「テッド2」のアマンダ・セイフライド。クロウとは「レ・ミゼラブル」でも顔を合わせた注目の若手女優。小説家ジェイクを敬愛し、ケイティにひかれていく文学青年キャメロンには、全米社会現象ドラマ「ブレイキング・バッド」のジェシー役で知られるアーロン・ポールが扮している。もちろんこれでは終わらない。ジェイクとケイティの養育権を争うことになる妻の姉とその夫役は、「イングロリアス・バスターズ」の美人女優ダイアン・クルーガーと、「スター・トレック」シリーズの実力派ブルース・グリーンウッド。大人になったケイティが面倒を見る、問題を抱えた少女として、「ANNIE アニー」のクワベンジャネ・ウォレスまでが印象的な姿を見せる。
さらには、ジェーン・フォンダ(「帰郷」)、オクタビア・スペンサー(「ヘルプ 心がつなぐストーリー」)という、アカデミー賞受賞経験を持つ名女優たちも出演。この顔ぶれ豪華さが、本作のクオリティをより確かなものにしているのだ。
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