「最後が気に入らない」母と暮せば すみすみさんの映画レビュー(感想・評価)
最後が気に入らない
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あらすじを嵐の番組で見てしまった為、内容はともかく大筋が分かってしまって残念。
ストーリーで観る映画ではないことは山田洋次監督なので仕方ないこととはいえもう少し上手く映画の紹介をして欲しかった。
原案となった井上ひさし原作の『父と暮らせば』も知らない自分が無知だから?
知っている人はどう思うのでしょうか。
嵐の二宮演じる浩司と黒木華が演じる恋人町子の悲恋は結果が分かっていながらも泣けます。
母親役は吉永小百合なのでどう演技しても吉永小百合です。
生活感がないとなぁとどの映画でも感じてしまいます。
全体的には終戦直後の一家族とその周りにスポットがあたった小さな舞台の話のはずが最後に反戦映画っぽくなってしまったのはいただけない。
また、母親が亡くなってしまうのは納得いかない。
息子ら家族がいなくなった3年間という時間は想像ができないことだがそこから母親が再生する話では。
簡単に栄養失調?で亡くなってしまっては単に戦争が悪かったと思わざるを得ないし、そう思ってしまう。
母親がもうこの世に幸せがないからと死ぬのを決めてしまったらこの映画で救われることはないです。
そして平和にしましょう的なエンディングロール。
ホントにあれでただの反戦映画になってしまった。
最後の10分でストーリー、演出で駄目になったと思う。
凄く残念です。
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