劇場公開日 2015年8月1日

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セバスチャン・サルガド 地球へのラブレターのレビュー・感想・評価

全22件中、21~22件目を表示

4.5観おわった後の、この重さはなんだ。

2015年8月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

'The Salt Of The Earth' (原題:「大地の塩」/邦題 『セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター』)を観てきた。平日の夕方からの回で、劇場はほぼ満席。

もう、20年もまえになるのか、『WORKERS』に驚愕し、それ以降は写真展が開催される度に訪れた、尊敬し憧れる「生涯旅人」Sebastião Salgadoのドキュメンタリー映画。構成はいたってシンプル。映画そのものは、これまで彼のアクションに注目したことのある人にはとくに目新しさは無いかも知れない。

自らの写真を前にした独白(聞き手は息子か)、Wendersとの会話と語り、息子Julianoによる現場風景。それらをWim Wendersが上手くとりまとめている。

しかし観おわった後のこの重さはなんだ。三者の語りで解き起こされるSebastião Salgadoの人生のストーリーを追体験しながら、大スクリーンに映し出される写真の数々が否応なしに眼に焼きつけられ心を打つ。人間の力と、人間の暴力と、人間の弱さ(と強さ)。

写真展なら自分のバイオリズムで写真を巡る。引き返す。もう一度立ち向かう。だから映画で制作したのかもなと思った。途中で一時停止をしたりトイレに立ってはだめだ。ソフト化されてからではなく、劇場で姿勢を正して観るべき作品なのだろう。『GENESIS』の大判写真集はいま手元を離れているから、『WORKERS』を本棚から出した。

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だい茶

5.0凄い作品

2015年8月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

これこそ巨匠の最高傑作だと、自分は思います。
絵も展開も音も全てが全て隅々まで完璧だと思いました。
人それぞれ好みも考え方も違うことは重々承知の上で、敢えてこの映画を全人類に見てほしいと思ったほどです。
癒されました。そして感動しました。自然に涙が流れました。
今年これまでのところ、自分の中で最高の作品であります。

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SH