「写真に興味のある人は必見」セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
写真に興味のある人は必見
ヴェンダース監督は写真家としても有名なんだよね。だから写真家が写真家を撮るドキュメンタリーなの。それも写真じゃなくて映画で。
その辺のアーティスト同士のぶつかり合いも面白かったし、出てくる写真も綺麗で、前半は面白かったなあ。
後半は社会派写真家としてのセバスチャン・サルガドを追い掛けんの。湾岸戦争や、ルワンダやコンゴの紛争なんかを撮ってんのね。
もうテーマが圧倒的だからさ、写真みたら何にも言えないんだよ。「毎日1.5万人が死んでいった」とか言われちゃうと「福島どうとか言ってる場合じゃねえなあこりゃ」という気分にすらなる。
そんなわけで見いっちゃうんだけど、それが面白いかとか、興味深いかとか言われると、ちょっと違う気がしたな。ここは難しい問題だと思うね。
セバスチャン・サルガドの写真は、ブレッソンの決定的瞬間に似たとこあった。ただ光の使い方がもっと綺麗。
そんなこんなで、色々と考えるところあるから、写真に興味のある人は特に観た方が良いと思うね。
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