「絵は綺麗だけど」劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS GEBEさんの映画レビュー(感想・評価)
絵は綺麗だけど
正直あまり面白くはないかな…。
藍神の声優が下手なのがとにかく終始気になって集中出来なかった。ただでさえ方界カードの名前や用語がオリジナルっぼい単語でよくわからんのに、滑舌悪いからマジで何言ってるのかわからん。
こいつと仲間の子供達が出て来るシーンは大体退屈な時間。
原作終了時点の半年後の設定にしては、技術進み過ぎでデバイスやモンスターグラフィックとかが全体的にサイバーサイバーし過ぎで、コレジャナイ感がある。
あと劇場版だからスケール壮大にする必要があるんだろうけど、集合意識とか高次元云々の設定が結局よくわからなくてあまり面白くなかったかな。
BGMもやや不満。アニメ版デュエルモンスターズの作曲者と同じ人を起用して欲しかった。
印象的な曲はいくつかアレンジして使われてたけど、全体的にデジタルで作ったっぽい、薄っぺらい音色だった。
というか、クライマックスでアテムが登場した時に、あのBGM「熱き決闘者たち」を流してくれよ…。本当にがっかり。
城之内が特に見せ場無いのもちょっと残念。
異次元で走り回ってるだけ。
「俺たちの絆は次元も超えるぜ!」も、なんか無理やり。無理やり城之内っぽい事言わせた。
肝心のデュエルがよくわからん…。
ステータス分のダメージ?気力で攻撃力が変化??
なんで無理やり新しい要素入れたの?普通で良かったのに…。
もっと、ドローしたカードの絵柄をバーンと見せて発動して欲しいのに、海馬はずっとデジタルカードをピロピロ指で弾いてるだけで、なんか物足りなかった。
子供の頃の、紙のカードを触ってるあのワクワク感が全く無かった。
時代が変わったという事と、デジタルのスマホゲー、デュエルリンクスとかの宣伝の意味もあるのかな。
良かった点は、テカテカで嫌だけど絵が綺麗な事と、声優がちゃんとアニメ放送時から変更なく同じキャストが演じてくれた事ぐらいかな…(本田は初代の人に戻ったけど)。
無理やり新しい話作るより、遊戯王Rを映画化してくれた方が絶対面白いと思う。