わたしに会うまでの1600キロのレビュー・感想・評価
全76件中、61~76件目を表示
ポジティブになれる作品
主人公がトレッキングしながら思い、悩み、考え、成長していくロードムービーです。
人は誰でも問題を抱えていて、それでも生きて行くことの重要性。 ポジティブになれる作品だと思います。
素直に楽しめました
様々な評価や感想が描かれていますが、私はすっかり映画に引き込まれました。「人生山あり谷あり、悲しいこともあるけどそれでも何とかなるものだ。」という、普遍のテーマが実話故に説得力のある語り方で描かれています。
想像していたほどでは...
想像していた程の面白みはありませんでした。
旅となると一部分一部分を切り取るのはとても難しい事のように思いました。
自分自身でさえブログや映像にして残すのは難しいのに第三者となるとさらに難易度が高いという事も感じました。
以上の理由から評価は良いとも悪いとも言えないので半分にしてあります。
wild、、、
一言で言うと「wild」でした、、、
山登りすると、こういう気持ちになるのかと思い、自分も山登りしてみようかなと思わせてくれる作品。
自暴自棄になると人は思わぬ行動をする。
自分を大切にしてくれる人まで突き放す。
しかし、自然(wild)はずっとそばにいる。時には勇気を与えてくれるし、時には恐怖を与える。
でもずっと変わらずそこにある。
その美しい自然の中に自分を置くことで、
希望とも違うなにか新しい感情に出会うのかもしれないですね。
自分は山登りしたことないので、それがどんな感情なのかはわからなかったですが笑
山登りの経験がある方には、とても共感できる作品だと思います!
ない方にも、山登りしてみようかな!と思わせてくれる作品です。
ワイルドなのは分かるが、、、
原題はwild 、しかし、観てみるとほとんど車の通る道路沿いの、人工のコース。途中に休憩所もあり、キツいのは分かるが、主人公の内面を、自己に課した課題をクリアすることで、自分の価値を自分なりに勝手に取り戻した、ということか。私も母を突然亡くしたので、ショックは並大抵ではなかったけれど、どこか、カウンセリングの実写版、みたいなこの発想は日本人にはないのではないか?
と言いつつ、映画としては、最後まで見る者に忍耐を要求する優れた作品だ。観客に媚びていないところが素晴らしい。
再生の物語
最初から最後までひとりの女性が歩き続ける物語です
ロードムービーが好きなので観賞しました
本作はよく『自分探し』と表現されるようですが、どちらかと言うと『以前の私に戻るため』という再生の思いから歩き始めたのではないでしょうか
はっきり言って主人公シェリルの行動は、石橋を叩いて渡る私には理解も共感も出来ません
冷めた見方ですが、何もあんな無謀な挑戦をしなくても他に方法があるのでは…と思ってしまいます
(実在の人物と知り、更に驚きです)
それでも母娘の深い絆には強い感動を覚えました
母親ボビーは私の理想の姿です
シェリルの異常なまでの執着、悲しみも分かる気がします
そしてS&Gの楽曲が本作の雰囲気に深みを与えています
旅の風景ととても良く合っています
S&Gが使われているのを知らずに観賞したのですが、大好きなアーティストなので思いがけないプレゼントをもらった気分です
ロードムービーの雰囲気は充分満喫出来ました
それにしても、この邦題はちょっと…
原題のままの方がステキです
この邦題を見ただけで観賞をやめてしまう方もいるのではないでしょうか
非常に勿体ないことだと思います
主人公の思いを追体験した。
2015/09/01、TOHOシネマズ川崎で鑑賞。
父親の暴力が原因で離婚し、母と弟の3人で暮らす主人公にとって、精神的にも自立した強い母親が人生の軸だった。その母が若いうちに癌で亡くなったことや、ドラッグにはまりセックス依存症になって夫を裏切り、離婚することになったことなどからどん底に落ちていく。そんな過去の思いがPCT(パシフィック・クレスト・トレイル=メキシコ国境近くからカナダ国境近くまでのアメリカ西海岸を南北に縦走する道)を歩きながら交錯していく。母親の死以外は全て自業自得なので同情はできないが、本人もそれは心得ていて、なんとかこれまでの人生をリセットしようと1600km歩くことを決意する。
主人公はこれだけの冒険をするのに、携帯するコンロの燃料を間違えたり、そしてその使えないと知ったコンロを何処かへ蹴り飛ばしてしまったり、靴を崖から落としたりするところなどから結構短気で計画性も無いところが見受けられる。
そんな欠点の多い主人公だが、危険な目に合いそうになりながらも他人に頼らず初めての長旅を完遂しようとする姿は応援せずにいられない。また彼女の過去に起きた不幸や不運は、観ている自分にも似た体験を思い出させ、自分も一緒に旅をしているような気持ちにさせられた。
ただ、これだけ苦労したのに最後のゴールは以外にあっさり。観ていてゴールしたことにしばらく気が付かなかったwもうちょっと達成感溢れる演出でも良かったんじゃ?w
リース・ウィザースプーンが好きな人にはオススメ
リース・ウィザースプーンがあまり好きではなかったので絵的にはつらかった。
この作品の主人公ほど非道く生きてきてはいないけど、
自分の過去と照らし合わせたりと、考えさせられることも多く
時間があっというまに過ぎた。
邦題は大げさかな…。
けどPCTほどじゃなくても、自分探しにトレイル…
ちょっとやってみたい。
WILD
たびたび言及していることだが、ひどい邦題をつけるのはやめてほしい。内容が良いとその邦題をつけた輩に怒りさえ覚える。
という愚痴はともかく─
素晴らしい映画でした。恐らく感化されて歩きたくなる人もいるかもしれません。その理由は決して自分自身を見つけるためではないはずです。そんな旅は酷い邦題をつける輩がやればいい。
編集というか構成が巧みで単純なウォーキングを飽きることなく見続けられました。
音楽の使い方も非常に良かったと思います。過剰なオーケストラなど一切なくとも、創意工夫して、このように素晴らしい映画を創ってほしいものです。
まさにWILDと言うにふさわしい映画だったと思います。制作者は考え抜いてシンプルなタイトルにした、と勝手に想像して、あらためて何故にこの邦題だと憤怒するのがバカらしい・・・
癒し系の『奇跡…』 現実と向き合うこちら。
似た作品として、つい先日公開された『奇跡の2000マイル』と内容的に比較され易くなってしまうのは致し方ないでしょうね。
両作品共に【自分探し】が最大のテーマで有り、どちらも実話で有るのも共通しています。
両作品を比べると、『奇跡…』が“何故そこまで駆り立てるのか“…が、やや希薄な気がしますが、半面、オーストラリアの雄大な風景が美しく。更に神秘的な音楽の相乗効果によって、不思議と心が癒される作品でした。
一方この作品では、長い旅の間に母親の死に至るいきさつを縦軸として、家族:離婚した元夫:薬物:SEX等、自分の過去の自堕落な生活が走馬灯の様に甦って来る。
1番違うところとしては、『奇跡…』と比べて風景は荒涼とした風景が続くので風景を楽しむといった内容では無いですね。主演のリース・ウィザースプーンと母親役のローラ・ダンの熱演及び巧みな編集によって濃密なドラマとなっており、寧ろ息苦しい程です。
内容的には『奇跡…』よりも中身は濃いのですが、個人的に主人公の自堕落な面がどうしてもすんなりとは受け入れ難いところが有りました。
その辺りは実際に観て判断して貰いたいところですね。
(2015年8月30日/TOHOシネマズシャンテ・シネ2)
オープニングタイトルが今年一二を争うセンスの良さに、改めて日本の配...
オープニングタイトルが今年一二を争うセンスの良さに、改めて日本の配給会社がつけたタイトルのダサさに残念という言葉しか…娘が誇りだと言った母の死をきっかけに荒れた生活に堕ちた娘が再び這い上がる切っ掛け掴むため歩く選択をしたこの実話、中々の見応えがあり自問自答しながら過去を振り返るフラッシュバック技法にS&Gの歌が被り更に痛さが染み渡る。ラストの処理はあれで良かったのかもう一度確認したいとても気になる一本ですね。
生きる勇気が湧いてくる
113分も歩く話を見続けるなんて、飽きるかなと思ったら、全くであった。
見終わった時にきれいな水で体を流されたような、すがすがしい開放感を感じた。
主演のリース・ウィザースプーンは本当にチャーミングな女優だ。10代〜20代前半のころ、彼女の主演作である「キューティー・ブロンド」は、私にとって人生の応援歌ような作品で、受験や就職など誰かに応援して欲しいときにいつも観ていたが、この作品もまた、人生の応援歌のような作品である。何年経っても彼女はチアリーダーのような存在である。
全76件中、61~76件目を表示