劇場公開日 2015年8月28日

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「ひたすら歩く、ひたすら生きる」わたしに会うまでの1600キロ totechinsyanさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ひたすら歩く、ひたすら生きる

2020年9月5日
iPhoneアプリから投稿

何のために自分は生きているのか。
生きていることに何の意味があるのか。
途中で生きることをやめたい。
でも、立ち止まらずに生き続けなきゃいけない。

生きる を 歩く に、
重い荷物 を 様々な苦難 に、
置き換えればいい。

彼女がひたすら歩いてわかったことは、

これからも歩き続けて行かなきゃならない。
生きる目的は、生きることにある ということ。

過去に色々あって、未来にも色々あるだろうけど、
生きたい意欲は、食べたい、眠りたいということに等しい。
生きることの意味は考える必要なく、生まれた時から備わっているもの。

目に見えない未来こそが希望。それが耐えられない未来だとわかってしまったら、それこそ"死に至る病"だ。でも未来はわからない。わからないことは素晴らしいことだ。

ゴチャゴチャ考えず、
"時間を味方に、時々出会う苦しみも悲しみも楽しみも嬉しさも全てを受け入れ、ひたすら歩むことが人生の目的だ"

それを知る旅の物語。

totechinsyan