「自分探しで自己完結。うーん、なんだかなぁ。」わたしに会うまでの1600キロ アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
自分探しで自己完結。うーん、なんだかなぁ。
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楽しめなかったです。致命的なのは主人公に全くもって感情移入できない点。できた人物だった母親の死からドラッグ、セックス依存症になり、離婚をしたのをきっかけにパシフィックなんちゃらトレイルに挑戦するというお話なんですが・・・母親の死以外全部自業自得なんですよねー。
私自身も20歳前後で母親を亡くし、海外放浪してトレッキングは散々やって、さすがに依存症になった事はないですが、辛い離婚も経験しているので、この話に共感できる部分もあるのかなと思って観に行ったのですが・・・全くダメでした。
キャラクターが好きになれないと、今度は荒が気になってきてしまい、「靴転がしたら拾い行けよっ、自然を汚すんじゃねぇ!!」とか「自分が持てない荷物運ぼうとするなよ。1600キロもあるトレイルに挑戦するならちょっとは事前に勉強しとけ!!」とかどうでもいい事が気になってしまい、なんだか観ているのがかったるかったです。映画自体も過去の出来事が途中で挿入されるタイプなのでスムーズに進まないですし、うーん、正直微妙でした。
目標達成して勝手に前向きになるのはいいんですが、迷惑かけた人達に対して反省はないんですよねー、この人。自己完結しただけ。実話がベースみたいですが、モデルになった人がこの映画の通りの人物だったら絶対仲良くなれないなぁと思った次第です。
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