シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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thinゴジラ。
なぜなのか教えてくれ。
1 前半の迫力が後半にはないのはなぜか。あのグロテスクな上陸者の不気味さが後半ではなくなったのはなぜか。
2 不要な配役と無駄な台詞はなぜなのか。主役と思われるアノ男女はなぜ必要なのか。多弁と過剰な説明では恐怖が薄れる。
3 現在の日本を語っているかのような軽率な問題設定はなぜなのか。フクシマを語らずして「現在」は語れない。時折オマージュが見られるものの、そもそもその問題意識をオマージュしなければ、この第1作へのレスペクトはない。でなければ、単なる表面的な反核映画にしかならない。HIROSHIMA、NAGASAKI、FUKUSIMAをきちんと顕在化すること、これがこの時期にこの映画に問われたことである。それを考えれば決して「エヴァ」の「延長戦」ではなかったはずだ。
可能であれば、60年かかってもかの問題を超克できないでいるこの国に、あえてセンセーショナルなタブーをぶつけて欲しかった。希望なき身も蓋もない最後から、何が見えてくるのか問うて欲しかった。でなければ、エヴァファンが喜ぶだけの、薄い映画にしかならないだろう。
1954年のゴジラを、今ここで問う意味を、3.11とフクシマの後にきちんと問いただして欲しかったと思うのは自分だけなのだろうか。
*映画終了後、自分の目の前で「すっごーく面白かったねぇ〜〜」と躊躇いもなく彼氏に笑顔を振りまいていた女の子。この時点で、この映画は、失敗作だと確信した。これは人の心の悪と罪に、届いていないのだと。ゴジラは我々自身であることが描かれていないのだと。
ゴジラの中の人は野村萬斎?ルー大柴風の石原さとみがツボだった(笑)
Movix堺で映画「シン・ゴジラ」を見た。
劇場ロビーは夏休み期間なのでこどもの姿が目立つ。
親子連れが多い。
「シン・ゴジラ」の劇場12番シアターはかなり大きい劇場である。
観客数は30-40くらいだった。
なので、空席が目立つ。
平日の午前10時開映なのでこんなものか。
上映が開始して早々に未確認生物が現れる。
前触れも何も無く。
登場人物全員の台詞がほとんどすべて早口なのが面白い。
監督の庵野秀明が「台詞が遅いと全部カットします」のような要請をしたらしい。
すごいスピードで話が展開していくが、
この映画に関しては説明が難しい。
上手く説明できるかどうかわからないが、
ゴジラのパロディ映画のヱヴァンゲリヲン風味みたいな。
この映画では最初から最後まで徹底的にリアリティを追求している風に見せている。
ゴジラを攻撃するためには弾を1発撃つにも必ず総理大臣の認可が必要で、総理大臣→防衛大臣→自衛隊責任者→現場当事者のように命令系統をちゃんと映し出す。
機銃やミサイルも効かないゴジラにはゴジラの動きを止めるための科学物質を経口で飲ませる必要がある。
そのためにはアウトリガー クレーン車が何百台も用意する必要があるみたいな。
大人向けの映画であると思う。
子供にはこの映画の面白さはちょっと伝わりにくいのではないかとは思う。
登場人物が非常に多い。
印象に残った登場人物は、
大杉漣、総理大臣
國村隼、自衛隊関係者
斎藤工、自衛隊関係者
津田寛治、有識者会議関係者
ピエール瀧、自衛隊関係者
平泉成、総理大臣
余貴美子の防衛大臣が小池百合子元防衛大臣を彷彿させて笑った。
石原さとみが日系3世の米国人外交官で、ルー大柴っぽい英語交じりの日本語で終始バカっぽい演技なのがツボだった。
前田敦子が避難民役で出演していたらしいが気付かなかった。
最後のクレジットで野村萬斎が出ていたらしいが気付かなかった。
どうも野村萬斎はゴジラの中の人(笑)らしい。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
そんなに凄いかって言うと、、、
いろいろな人のかなりの高評価にひかれて見てきました。しかし、、そんなに凄いか?と言うと何とも言いがたい。
序盤は良かったです。古き良きゴジラ映画の音楽を踏襲したサントラ、60年代っぽい雰囲気のテロップ、だんだん高まる緊張感。
しかし、まず最初の進化前のゴジラの姿があまりにおもちゃっぽい。まあそれも計算済みの昔の怪獣映画へのオマージュなのでしょう。
そして米国匿名大使の石原さとみ、、日系アメリカ人にも見えない、どう見てもガチガチの日本人がアメリカ人のまねをしているだけ。急に映画全体の説得力が薄れてきました。しかし特にハリウッドを狙っているわけでは無く、アジアだけでの公開なら良いのでしょう。アメリカで公開するなら彼女の英語には字幕が必要になると思います。40代で大統領を目指していた人には見えませんでした。
対策本部では誰かのラップトップに皆が群がりますが、普通大画面に繋いで映さないですかねこういう場合。
最後の盛り上がりにも欠けました。なんかあっけなかった。
とても期待していたのでちょっとがっかりしましたが、悪くは無かったと思います。CGはすごくスケール感もあったし、進化後のゴジラも怖くて、意図するところも理解できました。ゴジラマニアにはすごく感動できる作品なのかも知れません。
すぐ観るべき!庵野監督だからこそのゴジラ
最後の一言は監督自身の気持ちでしょうね
つまり、…なわけですね!
本多監督のゴジラへのリスペクトを感じる部分多く、もっとゴジラの姿を隠しても良かったのかもと思いましたが回り回って隠してたってことですかね。そもそも宣伝であんなに出てますからね。みんなゴジラを知っている時代ならではでしょう。
序盤、延々と繰り返される責任のたらい回し、続く事態の急変に対応できない人々
笑えるカットがいっぱいです。
中盤以降、襲撃までに事態を政府に丸投げしている民衆が描かれてるわけですよね。明示しないけどさ。
この映画の主役は、ゴジラという災害に抗う人々ですね。逃げるだけの人はどうでもいいのでしょう。庵野監督の作品を見ていれば「自分で主役になる」行動をする人たちが好きなんだと感じます。それは政府の役人であり、避難所で新たな生活に向けて生きはじめる人たちなわけです。
最後のアレの造形については、途中で怖いのはヒトだって名言しているし、見たまんまの伏線だってことでしょう。
ダメで元々と思って観に来て本当に申し訳ないって感じです。
これは秀作ですよ。この夏、絶対に観ておくべき。
追記
ゴジラ関係のシーンはほとんど樋口監督の功績じゃないかなぁ。
本多監督のゴジラ、庵野監督のエヴァ、樋口監督のガメラを観ているかどうかで印象は全然違うと思う。
メインストーリーは庵野監督でしょうから、庵野監督にとっての正義と悪の感覚が理解できるかどうかでも理解できるかどうかが変わるのかと。
あとはゴジラvsの中でも特に異色なアレを観てるかどうかですね。冒頭のシーンで、薄っすら匂い出して中盤、そして最後までの伏線になってるアレです。
本多監督の一作目のような、未経験の災害へのリアクションや集団逃亡などが目当ての人は合わないと思います。庵野監督の中にいる善人と悪人が描かれる物語ですから。
無駄に長い
自分の好みからはかけ離れていて楽しめなかった。
怪獣を題材にしながらも、やたらと会議の場面が多く、くどい。2時間を切る
映画のはずなのに間延びした印象だけが残った。
もっと単純に怪獣の怖さ、街を破壊され避難しなければならない人々の無念さが
感じられる映画の方が良かった。
なぜ主要な登場人物の中に一般人や防衛の最前線にいる人物がいないのだろう。
お偉いさんの面々が現場から離れた室内にいて、各自がそれぞれの立場で発言する
のをアップで映してばかり。ヒーローもヒロインもいないから感情移入できない。
私がこのジャンルの映画に求めるのは非日常の映像・スリリングな展開・救出劇等
だが、わざとなのか、そういった要素を避けて能書きに重点を置いている。
核や放射能・311・自衛隊・日米安保等、日本人にとって重要なテーマを
描いているのは日本のゴジラらしくて良いのだが、物語にさりげなく盛り込む
のではなく説明的な台詞を役者に言わせているだけ。
理屈っぽくて、感性に訴えて来ない映画。苦手だ。
ゴジラ、襲来
現代日本映画の傑作の誕生だ。
圧倒的な恐怖。
圧倒的なリアリティ。
そして、圧倒的なメッセージ。
今を生きる日本人全員が
忘れてはいけない強い想いがここにはある。
ゴジラが、
今を生きる日本人全員が抱えている
3.11、原発、日米安保など
様々な問題を思い起こさせる。
どうしたって国全体が暗くなってしまう。
なすすべがない。
どうしようもない。
絶望的だ。
しかし、である。
この国にはまだ希望が残っている。
まだ終わってない。
まだやれる。
まだ頑張れる。
だから
「最後まで諦めず、この国を見捨てずにやろう。」
このセリフが刺さる。
涙がこぼれる。
我々を鼓舞し、我々の魂を震わせてくれる。
「日本 対 ゴジラ」
「日本 対 虚構」
そうではない。
この映画は「日本 対 現実」なのだ。
今我々が直面しているあらゆる困難を
国民一丸となって希望を捨てずにいこう。
そういうメッセージを感じられた。
日本という国への愛着が湧きまくった。
とても感動させられた。
それにしてもオタク感、エヴァ感が強い。
読ませる気が全くないテロップや、
戦車の横撃ち、
「ヤシオリ作戦」というネーミング。
音楽に至ってはそのまんまではないか。
自分はどちらも大好きだから
良かったが、そうではない人には
ウケが悪いかもしれない。
庵野監督は本当にオタク心を
くすぐるのがうまい。天才的だ。
素晴らしい
時間を感じさせない、圧巻。
ゴジラ…にはそこまで思い入れはなく、またエヴァにも思い入れはありません。
とりあえず初代ゴジラを庵野監督がリスペクトしているというのは知っていたので、事前に観てから行きました。
とにかく素晴らしかったです。
コミカルに最初は展開され、ゴジラの出現時も「え?」と思う。
しかし被害が増えるにつれストーリーもシリアスに展開。一気にヤマ場まで駆け上ります。
難しい用語も飛び交い、子どもには理解できないと声もありますが、別に全てわからなくてもいいんじゃないかと思います。
バカみたいなアイドル映画ばかりが台頭してる今、真剣に作られた映画というものを今の子どもには感じてほしいです。
さて、庵野監督ということでしたが、エヴァンゲリオンシリーズというよりも、群像劇の描き方等どちらかといえばパトレイバーシリーズを匂わせます。
パトレイバー自体が怪獣や特撮をリスペクトしている作品としても知られています。
テレビシリーズの「歌を歌ったクジラ」や劇場版全3作等を知っているとより楽しめると思います。
製作委員会方式なんてせず、責任をはっきりとして、お金をきちんとかければ日本でもまだまだこんな面白い映画が作れるんだといういい例だと思いました。
監督志望の人へ!!
これが怪獣映画の全て。
マッドマックスデスロード以来久々の最高の娯楽映画。
最近の映画はお涙関係やたら多かったり、無理矢理オールスターにしたり、監督の無能ぶり丸出しが多い中
さすが庵野さん。さすがでした。超映画、アニメ、特撮好きの私の中では、平成ガメラシリーズ以来の素晴らしい特撮映画でした。
ゴジラは強いしとんでもない!!
これをどう伝えるかで全てです。こじつけみたいに愛や涙や戦う理由なんていらない。
特に邦画の無能な監督ども。もっとこれ見て
エヴァンゲリオンを世に放った男の作品見て勉強して下さい。
庵野さんにも一つ、あんまり作品の乱発はしない方が良いです。
また転けて鬱病なるんで。
あとBGM 、エヴァンゲリオン切り離せよ。
これさえなければ100点でした。
主役は日本。
「ヱヴァの庵野秀明がゴジラが撮る」というアングル。正直、そのニュースを初めて目にした時は「えっ新ヱヴァはどうなるの?まず作るのはそっちじゃない?つか、なにゆえゴジラ?務まるの?」と、思っちゃいました。思っちゃいますよね。うん。誰でも思うでしょう。
あ。やあ誰でも思う、は言い過ぎですか。「流石だ庵野!任せたぞ!」て方々もおらっしゃったでしょう。ま兎に角、自分は最初に「何故?」と思った側の人間です。
予告編を観てもあまりピンとは来なくて。「ああ、良くも悪くも庵野秀明だな」という感想しか抱けず。まあ観に行くつもりではいたんです。で、封切られて。何やらSNS界隈じゃ大絶賛の嵐じゃないですか。ここで少し考えを改め直したんです。じゃ、期待して観に行こうと(現金ですいません)。
まあああああああ。まあ。量に圧倒されました。
夥しい情報量、ぽんぽんと飛び交う難解な会話。把握しきれない人間模様。矢継ぎ早に飛び散らかるロケーションの数々。いちいち場面場面に挿入される明朝体フォント。自衛隊の兵器群。瓦礫の山。ゴジラの光線量。この量ですよ。この量が、観る側の快楽中枢を刺激してくるんですね。
そして、ああ、これ、紛うことなき庵野秀明監督作品だな、と思って。
予告編を観た際に「良くも悪くも庵野秀明」という感想しか抱けなかったと前述しましたけど、まあ、それは事実で、確かにそうなんです。そうなんですけど、彼のフォーマット、方程式がかっちりとハマった「唯一無二なゴジラ」作品に仕上がってるんですよ。
良し悪しは観る側の判断に委ねるとしても、庵野秀明にしか撮れないよな、と。
新旧含めてエヴァンゲリオンを観ていた時に感じていた楽しさ、ワクワク感が、このシン・ゴジラにもあって。それが良いことなのか悪いことなのかは分からないです。分からないですが、このヱヴァ感がどうしても滲み出てきちゃうのが彼の作家性なんでしょう。いやあ、面白かったですね。
あと、ゴジラにそこまでフォーカスが当たっているか?というと、実はそうでもないんですよ。飽くまで主役は“日本”という。そこも興味深かったです。
面白かったです
何も考えずに映像の洪水を浴びればいい
評価が割れるかな?
突き抜けたB級映画
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