シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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ゴミ、怒りしか感じなかった
公開以前からの「ゴジラ」「エヴァ」コラボ等で不安はあったが
よくもまぁこんなにエヴァを全面に押し出せると逆に関心させられる
人物や場所が出る度に誰が読み取れるのかと思うほどの長い肩書付きでエヴァ風に紹介して
主要人物のいる「巨大不明生物統合対策本部」なる組織が出る度にエヴァの戦闘BGMを流し
最終的にゴジラを倒す作戦は日本の全力をそそいだ「ヤシマ作戦」ならぬ「ヤシオリ作戦」・・・
対策本部なんてものは「NERV」にしか見えなかった
主役のゴジラは旧作の名音源を使いゴマかして登場させる始末
まだ序盤に意味不明な形態で登場させるのはまだ良い、何か屁理屈でもこじ付けでも生物として成り立たせたかった形なのかもと考えた
もともと存在できない生物なのだから多少こじ付けでも話のスジを通さないと作れないのがゴジラ映画だと思う
だがゴジラの熱戦がまるでハリウッドのゾンビ映画のようにただただ化け物のように下あごが開き
巨神兵のように細長く出され、あまつさえ背びれからファンネルのように多方向へ放出された時には
「60年以上主役をやるとこんなにも辛い仕事もこなさなくちゃいけないのか、もうスクリーンで見たいと願わないから、ゆっくりと休んで下さい」と悲しみに胸が打ちひしがれた
後半尻尾からも熱戦が飛び出た時には
「もう好きにしてくれ」と心の底から怒りが湧き上がった
作中に出てきた「私は好きにした、君らも好きにしろ」とは監督の声だったのかもしれない
ラストシーンでオブジェにされたゴジラの尻尾にハリウッドのエイリアンのような異様な生物が誕生しつつあった
本当の意味で言いようにオモチャにされ尻尾までリアルにオブジェにされたゴジラはただただ不憫としか言いようが無かった
実写でエヴァを作りたかったのか
巨神兵を作りたかったのか
何にせよ開始から昭和の東宝のロゴを出し
最後は昭和映画らしく「終」の文字でしめくくる
初代が最初に登場した「大戸島」漢字表記の「呉爾羅」芹沢博士をモデルにしている「牧悟郎」なる人物
多々初代のオマージュはあるものの
この映画は「ゴジラ」と言うオブラートに包んだ「実写版:新世紀エヴァンゲリオン」だったと感じました
一「ゴジラファン」として、これなら「FINAL WARS」で凍結したままの方が幸せでした
今夏、観に行くべき超話題作!
沢山の方がおっしゃってるように随所に「庵野魂」を感じることの出来る作品なので、庵野さんの事をよく知らない人からしたら「旧ゴジラ」へのオマージュと思われがちですが・・僕は、さすが特撮ヲタク!!って感じで安心しました!! もちろん、魂を削って作ってる作品には変わりないのですけど、盟友 樋口監督と一緒に楽しんでる様子もうかがえます。
タイトルも「シン・ゴジラ」いいタイトルです。
作品の中でもきちんと描写されてましたが・・いろんな捉え方をされてる方がいらっしゃいますが僕が感じたのは「シン=罪」だと思いました。
もともと、庵野監督って「帰ってきたウルトラマン」への並々ならぬ拘りと愛情をもってるように、怪獣に哀愁が漂ってるんですよね
ゴジラは、自分本位な人間が生み出してしまった怪獣なのです。
そういう意味でも、無機質な感じも含めて、最初に出てきた変体するまえの未完成な血液をドバドバと垂れ流しながら東京を蹂躙する姿はなんとも悲しかったですね。
まぁ、語り尽せない映画です。
どのコマを切り取っても、職人・庵野秀明を感じました。
完全復活ですね!おかえりなさい!無事に生還されたことを心から祝福です!!庵野さん!おかえりなさい!待ってましたよ!!
私が見たかったゴジラ
私の中でのゴジラと言えば4つの要素かなと思ってます。
・強いゴジラ
・格好良い自衛隊
・破壊される街
・ゴジラに関係する人のドラマ
本作はそれがとてもバランスよく入っていたと思います。最近のハリウッド版ゴジラだとゴジラが台風のような自然災害と同じ立ち位置で舞台背景として人間ドラマを盛り上げるものというイメージが強かったですが本作はそんなことないですね。しっかりゴジラが表舞台で活躍?します。
本作はCGを使っていましたが平成初期時代のゴジラとかくらいの特撮好きの人が見るのに丁度よいものではないかと思います。
最後の方の東宝ゴジラは軽快な動きをし過ぎていて違和感がすごかったのですが、本作は非常に重厚感のあるゴジラでとても満足のいく動きでした。まあ昔も軽快な動きしてましたけどねえ。シェーとかやってたり。
問題作になるって話もありましたが、間違いなく問題作になると思います。最近の大災害を想起するシーンが多いですし、今社会問題になっている部分も描いてますし。
あとは日本政府の対応や自衛隊の動きをリアルに作りこんでいてすごくこだわりが見られます。本当に今の日本にゴジラが現れたらこんな感じになるんだろうという現実感がすごかったです。
一部賛否が分かれるかなあというところがありましたがまあ私としては久々に私が見たかったゴジラ映画を見ることができてとても満足できたので☆5にしました。とりあえずもう一度見て細かいこだわった部分を確認していきたいですね。
全てにおいて圧倒的なエンターテイメント
エヴァンゲリオンの劇場版を差し置いて作られたことに若干の憤りを感じつつ視聴したが、視聴後の満足感により全てを許したくなるほどの素晴らしい作品であった。普段邦画はほとんど観ないが、これほどの情報量の多さ、テンポの良さ、そして味わい深さは他の邦画の追随を許さないのではないだろうか。
シリアスに傾きすぎず、ユーモア・オマージュを衒いすぎず、庵野秀明らしさを出しながらも、幅広く楽しめるエンターテイメントとしても成立している。
鑑賞後の場内からの拍手、そしてあちこちからの「素晴らしいね」という言葉が自然と沸き起こることも納得の出来であった。
特に強調したいのは、ゴジラの絶望的な破壊力に対して、人類の切り札の作戦は極めて地味であること。その地味な作戦の裏にある膨大な人々の尽力、および犠牲を厭わない強い決意、実際の犠牲に目を背けない覚悟に、日本人としての魂を奮い立たされた。今の時代だからこそ全年齢的に見るべき作品であると感じた。
最後までこの国の映画を見捨てずにやろう
公開初日に鑑賞。
まずは一言。
庵野監督、樋口監督、そしてスタッフの皆さん…日本のゴジラを復活させてくれてありがとうございます…!!
もう最高です!少なくとも今年の邦画最大傑作なのは間違いない。
旧作のオマージュあり、笑えるシーンもありですが、何よりこの映画の魅力は「新」でもあり「神」でもあるゴジラと、その神ともいえるゴジラに抗い立ち向かう人間たちのドラマが素晴らしすぎる。
日本映画最大の問題とも思える「予算不足」という難題に対して「CG」と「ドラマパート」が突破口とは…庵野監督、よくこの答えにたどり着いたなぁと、感動。
そしてなんとなく自衛隊の兵器がウルトラシリーズに登場する兵器のように見えたのは庵野&樋口監督が成せた技だろうな…。
(やっぱりギャレゴジもそうだけど、好きな人が撮るとゴジラは傑作になるんだよ…)
確かに戦闘シーンの魅せ方がヲタクっぽいし、エヴァオマージュもたくさんあるし、一般的には引かれるシーンもあったかもだけど、裏を返せばゴジラファン、そして全特撮ファンにとってはまさに「神(シン)映画」だったのではないだろうか!!人間パートも燃える展開びっしりだし!
とにかくこの夏一番、いや今年のヒット作No.1は間違いないであとうこの作品!みないと損します!!とくに4DXはいいぞ!!
超オススメです!
PS.エンディングロールはゴジラファンであれば必ず最後まで居るべし
あれ何なの
かなり良かった
ゴジラファン肩透かし。庵野ファンエヴァ映画。
ゴジラ第1作を良き手本として作った作品。しかし、、、
・前半クドイ政治・内閣による優柔不断ネタ(エヴァファン以外は苦痛)
・エヴァで培った映像(戦車やアパッチヘリ等)と音楽は迫力あるものだが、所詮エヴァ作品とQと同時上映だった実写「巨神兵現る」の延長なのでゴジラとして見たら悲しい。
・CGと特撮は安っぽいながら東日本大震災を見本にして作った様に頑張っていたが、後半になるにつれ粗が目立ちはじめ、最期は息切れ。
電車なんか特にモノレールでゴジラにぶつかった際には・・・一瞬機関車トーマスがゴジラに闘いを挑んだ風。
( これがメディア販売になれば、更に映像ヘボく見えるんだろうな。)
・音楽はエヴァの使い回し。1回だけならいいが何回も、、、クドい。
・豪華俳優陣は難しい用語を並べ、カッコ良く&スマート&現実的な演出もあったが、後半になるにつれメッキが剥がれていく。
(進撃の巨人を思い出した。あの2人が出てますんで)
・この監督は一般人があまり見る事が無い現場をカット割で入れればカッコいいシーンになるとでも思っているのだろうか?(化学工場プラントなど。あんな安い圧力ゲージ見せられてもね。)アニメではカッコよいかもしれませんが、実写ではカッコ悪いです。
実写ならではのカット割も覚えて貰いたい。
・唯一褒める所はゴジラの設定(シリーズで1番体が大きくなり迫力増した。体全体の核放射能ビーム攻撃方法。体の特徴)
ベタ褒めの人の大半がゴジラの攻撃方法の格好良さで面白かったと思い評価しているのでは?。を思います。
(映像が素晴らしいと書いている人は1999年ガメラ3あたりを見てもらいたい。既にこのくらいのクオリティーは確立されている。)
東宝が監督にエヴァの要素をゴジラに入れてと言って作らせたのか?
それであればエヴァファンには成功だと思う。他には???となる映画。
違うのであって、庵野がエヴァの呪縛から逃れられず作ったゴジラ作品であれば、次のエヴァは期待しない。(この監督は同じ様な作品を作れば作るほど駄作になるパターンだと分かった為。)
家族向けでもないし、子供向けでも無い。エヴァ好きだけ楽しめる。
ゴジラファンには肩透かし映画。
年配の方(第1作ファンか?)が意外と多く見に来てましたが、無言で険しい顔して帰って行きました。。
ゴジラ=日本
特撮大好き庵野秀明がゴジラを撮る
ってことでもちろん見に行ったら こりゃ凄い!
巨神兵東京に現る で試した色々な技術をより発展させたゴジラの東京上陸シーンは圧巻の一言(ゴジラはCGみたいだけど) 巨大で恐ろしくて抗いようの無い何かというゴジラの説得力が物凄い迫力で観客に訴えかけてくる とにかく凄い
ただ何しろこの作品の凄いところは ゴジラが象徴していものとは何かというところだと思う
それはズバリ 戦争であり地震であり津波であり今であり未来である つまり 日本 という国そのものだったと思う
今まで日本は何回も何回も危機的状況に陥ってきたしこれからもきっとあると思う その度たくさん傷ついて右往左往する けどそれでもその度に知恵を絞り、誰かの手を借り なんとかここまでやって来た きっとこれからも乗り越えていける
ゴジラはそんな日本の戦いの歴史そのものだった
日本はきっとまたゴジラと戦わないといけない けどきっと乗り越えられる
そんな映画ゴジラでしか撮れない
日本人にしか作れない全ての日本人の為の大傑作だった
エヴァ?知らないんですが
まず終わって客席から満場ではないけど結構な拍手が。
誰かが長いと書いてましたが、そうは感じませんでした。前半では所々声を出して笑ってしまう台詞もあり。
単に面白かったと言うと身もフタもありませんが、終わってから誰かに伝えたくなるレベルの面白さでした。
減点0.5点は多分海外市場では私たちほどにはウケないだろうと思って。それでもいいんですけど、ゴジラは何となく日本の誇りだからと。
薄い人間ドラマとパロディで構成されたコント
ゴジラシリーズは全てとは言わないがそれなりに観てきた。庵野監督のエヴァンゲリオンや、それに多大な影響を受けた踊る大捜査線などはとても好きだ。
(もっと言えば樋口監督の進撃の巨人すら、ある程度に価値を認めて楽しんで観られたぐらいの人間だ)
だけど、本作だけは本当にシラケた。
ゴジラという、大事な記憶(宝物)を庵野総監督と樋口監督のオナニーに使われた気分。
腹立たしい気持ちで映画館を後にした。
本作は、ゴジラの破壊シーンはだいぶ少なく、政府のどたばたを描いた政治もの・自衛隊もの。それにしては人間ドラマがとても薄い。
生命に対する愛着がまったく描かれておらず、ドラマを盛り上げる人情やケレン味も無し。
なにせドキドキもワクワクもしなかった。ゴジラなのに!
石原さとみのキャラクターも非現実的で上滑りのコスプレ感。
演出面はとにかくパロディ(それもセルフパロディが多数)のオンパレードで、ひどいコントを見せられた気分だった。
CGに関しては頑張ってはいたが、それならエメリッヒ版のゴジラでも観とくわ、って感じだし、そこに価値は見いだせない。
なにもかもがペラペラで、なぜこんなにレビュー評価が高いのか分からない。
(水爆という)人間のエゴによって生まれ、虐げられ、時にはヒーローにも成り得たかつてのゴジラ。本作では(監督らの)エゴで醜い姿にされ、おもちゃにされた。それがとにかく可哀想で、泣きそうになった。
【朗報】JRが積年の恨みを果たす
現代日本にゴジラが現れたら
現代日本にゴジラが現れたら…
そう、考えさせられる作品でした。
初動の遅い政府、古い考え方で奇抜な発想を一蹴する官僚たち。
前半は国がなかなか動かず、そんな中でも事態は着実に動き国民が犠牲になる。
あぁ、まるで今の日本そのものだなと。
だけど古い考え方の官僚の中にも、腐っていない人たちもいて
…10年後の自分よりも10年後のこの国が無事でいてくれることを考える…だったかな?
その言葉が凄い印象に残ってます。
日本捨てたもんじゃないな、と。
後半の矢口班の活躍や、怒涛の戦闘シーンなど、もう頭フル回転じゃないと展開についていけない。でも、面白い。
お菓子なんて食べる暇ない。
作中に放射線の話、アメリカや諸外国との関係性、法律の改正、ゴジラがいなくなったあとの日本はどうなるの かという話題がでてきて。
もう、本当に今の日本にゴジラが来たんだなというリアリティーが、浮世絵離れしたファンタジーという風には見れなかった要因かも。
結局ゴジラは戦争であり、災害であり、今の日本が立ち向かわなければいけない象徴的な見えない何かのようでした。
法律の改正には時間がかかる、市民を避難させるのにも助けるのにも会議しなければいけない、メディアの使い方、自衛隊の存在、外交、災害時のつかえない対策マニュアル、問題提起みたいなのもチラホラ。
ゴジラの放置プレイ感は半端ないですが(笑)
光線とか、エヴァのそれにしか見えない、てかゴジラがちょっと使徒、もしくはナウシカの巨神兵に見えたのは私だけじゃない気がする。
でも、それもシュールで笑える。
戦闘シーンは、自衛隊で実際に使われてる機械(公開演習で見たことがある程度なので、本物かはわかりませんが)が使われていて凄い迫力あって私はかなり燃えました。
最後の作戦では、電車爆弾がテレビでエヴァやってたときの庵野さんぽくて面白かった。
アニメとか庵野さん嫌いな人とかは、意見が分かれるのかな?
音楽は昔ながらのゴジラの音楽が結構流れて、昔のゴジラ観てた私は燃えました。
所々、庵野さんぽい音楽も。
私は「ゴジラ♪ゴジラ♪」が流れただけで、全然満足でしたが。
それにしても、石原さとみがなかなかいい演技してましたね。本当に成長したなぁ、て思います。いい意味で、スパイスでした。
あとは、個人的に矢口班の市川実日子がかなり好きでした。表情がなくずっとハキハキ切り捨てるように喋ってた彼女が最後に「良かった」と笑ったシーンは、かなり印象的でした。
観てきたばかりなので、興奮して色々長々と書きましたが、これだけ一言。
「面白かった!」
劇場が明るくなった瞬間に、知らない中年の男性が放った一言。
それが、全てです。
…劇中の言葉や人物名など、色々間違ってたら申し訳ありません。知識もない個人的な感想でした。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
すごくよかった
近年の怪獣映画では『クローバーフィールド』が大好きで、それは酔っ払いのボンクラの目線で怪獣パニックを描いているところが最高なのだ。しかしこの良さを分かってくれる人はあまり多くなく、酷評されがちなのが悲しい。また、怪獣1体のみ、虫みたいな小さいのはいたけど、それだけで最後まで描くところも素晴らしい。
『シン・ゴジラ』もゴジラ1体と人間との関係のみで描いているところがまず素晴らしい。ゴジラと人間、日本人がどう向き合うのかできちんと成立させている。ただ、ボンクラどころか民間人は逃げ惑うだけで、政治家と科学者の映画だった。そんなあまり思い入れを抱くことができない立場の人らの物語で、面白かったし、見事に描いていたけど、好きかどうかで言えばそんなに好きではなかった。
ただ、頭のいい人が頭のいい登場人物や世界をきちんと描くのは大切なことであると常々考えているので、この作品が成立したのは素晴らしいことだ。
語りたくなる傑作である
素晴らしい。大傑作。
ドンパチも悪くない、いやむしろ今年のハリウッド大作と比べても痛快極まりない出来と言える。東京ならではのスペクタクルが展開され、大満足。
ただ
今作のキモはそこじゃないのか。
安易に3.11論を語るのははばかられるけど、やはりあの震災以後の日本人に向けた前向きなメッセージか。
方法論に差異あれど、国を守ろうという方向性は皆一緒。この作品には売国奴が一人も居ない、極めてポジティブだ。
庵野監督、実は人が好きなんだろうか。
国を、国民を守るのは暴力に非ず。叡智と信念なのだという青臭いまでのメッセージ。羨ましいまでのカッコ良さ。
カッコいいと言えば、本作の職業人のカッコ良さ!
全員いい仕事してる。明日からの自らの有り様さえ変えたくなる程。
なんだかね、カッコいいの一言に尽きるかと。
ギャレス・エドワーズ版も嫌いじゃないが ーむしろ好きー
全世界に見せたいゴジラ。皆で共有したいと思える大傑作。
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