シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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日本のゴジラ映画
12年ぶりの日本のゴジラ映画です。今回は着ぐるみではなく、初のフルCGで、進化していくゴジラが描かれています。前半は政治家や官僚の会議でやや退屈でしたが、矢口が異端児を集め、アメリカ特使のカヨコが登場するあたりからは、現代的に装いながらも、いつものゴジラ映画でした。映画冒頭や、ゴジラの再上陸からの伊福部明のゴジラ音楽など、過去のゴジラ映画へのオマージュも感じられ、懐かしかったです。
いや 面白かったよ
庵野版ゴジラなかなか面白かったです。
今回のテーマは「ゴジラvs日本」ということで、関わる人たちは、ほぼ政府関係者や自衛隊に限定されています。
洋画の怪獣やエイリアンものに良く出てくる、民間人の平和な日常が奪われた的な演出はありません。
主人公役である長谷川博己の家族ぐらいは出しても良かったのでは?とは思いますがその辺は思いっきり割り切ってます。
最前線で戦う自衛隊員にも当然家族はいるわけで、まあその辺は一々説明しないけど、察しろってことだと思います。
庵野作品はいつもそうですが、単純に娯楽作品として見た場合、普通はあるであろう演出をバッサリ切っているので、違和感を覚える人もいると思います。
ただ限られた時間の中で、テーマである「ゴジラvs日本」を表現する為には、余計なものは極限まで省くという監督の意思を感じましたし、ハリウッドゴジラみたいに、とにかくヒーローぽい奴が出てきて、怪獣をやっける的な話は日本人には向かないかと。
上がいなくても、現場の人間が今出来る精一杯の仕事をして結果を出す。「今の日本は現場が支えているんだ」という長谷川博己のセリフが、心にしみました。
そう意味では、現場の一人一人がヒーローです。
私も会社では、いろいろ面白く無いことが多いですが、これを観たら「まあ、もう少し頑張ってみるか」と思わせる。
そんな映画だと思います。
初代ゴジラに対するオマージュとエヴァンゲリオン
シン・ゴジラ
庵野秀明監督として作られましたがやっぱり流石としか言いようがない。
エヴァンゲリオンを彷彿とさせる作りは見事‼︎
途中までエヴァンゲリオンを見てるような錯覚を覚える。
音楽までもエヴァンゲリオン‼︎
巨大不明生物に翻弄される日本政府。
自衛隊の治安出動など今日本が抱える問題点を浮き彫りにさせる。
命令伝達の遅れや政治家たちの保身が東京を壊滅させていく。
そんな中長谷川博己さん演じる谷口は孤軍奮闘自身の犠牲をいとわず立ち向かう。
そんな中自衛隊によるゴジラの攻撃が開始される。
まるでエヴァンゲリオンのヤシマ作戦を彷彿とさせるシーンの連続!
自衛隊の空陸海による総攻撃は圧巻。
しかしゴジラは止められない。
やはりというかアメリカは自国の利益を目的として動き始め、最終的に核攻撃を国連を動かし承認させる。
日本は長崎、広島に続く核の攻撃対象になってしまう。
それを止めようとする谷口たち。
ゴジラを止めた後の日本の未来を考えてる。
今作品は世界の核に対する提言やインターネットのSNSの問題とかをそこここに散りばめていた。
それとゴジラによって被災した人達にスポットを当てている。
東日本大震災で起きた問題にも焦点を当てている。
今作品はゴジラに対する日本政府の対応しかも憲法問題まで突っ込んで作られてるところがとてもいい。
ゴジラや映像もフルCGで作られてるのだが昔の特撮を彷彿とさせるビルの倒壊シーンとか庵野秀明監督の円谷特撮に対するリスペクトを感じた。
東京が破壊光線で徹底的に蹂躙されていくシーンは風の谷のナウシカの巨神兵を彷彿とさせるし、数年前に東京都現代美術館で開催された『庵野秀明 特撮博物館』という展覧会を思い出した。
それとやはり音楽‼︎
伊福部昭のゴジラの音楽を使ってるのには感動しましたね。
初代ゴジラを彷彿とさせ、現代によみがえった今作はゴジラに対する愛を感じましたね。
日本政府VS呉爾羅
ニッポン対ゴジラ。ポスターに記されたキャッチコピーであるが、実のところ、日本政府VS呉爾羅(ゴジラ)とするのが正しいのではないか?未曾有の事態に、国を動かすのは政府の役目という着眼点は実に良い。物語の中心が全て官僚たちによる対策本部での会話劇というアイデアは、今までにありそうでなかったゴジラ映画のスタイルだ。
ゴジラ映画はその時代を反映するものであると私は思っている。オリジナルのゴジラが核兵器、敗戦国のトラウマのメタファーであったとすれば、今作は原発、東日本大震災のトラウマのメタファーとして見ることができる。故に机上の空論ばかりを唱え、想定外の事態に対応できない無能な閣僚たちなどを描き、子どもが喜ぶ怪獣映画ではなく、大人が楽しむ社会風刺映画としてゴジラを復活させた点も悪くない。
しかし、ゴジラの襲撃に巻き込まれ、一番被害に遭っているはずの民間人の様子が全くと言っていいほど描かれないのは如何なものか?どうも映画の中でも格差社会が生じ始めていると感じざるを得ない。苦しめられるのは弱者、避難所でストレスフルな生活を強いられれる被災地の声が反映されてこそ、主人公の官僚としての正義感が生きてくるはずなのだが…。故にゴジラが東京を火の海にする絶望的なシーンさえ、どこか他人事のような目でしか見れなくなってしまうのだ。
「もうすぐお父ちゃまのところへ行くのよ…」オリジナルのゴジラで描かれた悲痛な親子の叫びが印象的なのは、物語を庶民の目線に向けた名場面であるからだろう。何か一つだけでもいい、誰かの一言だけでもいい、庶民の苦しみを伝えるフッテージが欲しいのだ。そのせいか、子どもの頃に大好きだったゴジラが、暫く会わない間に庶民の手の届かないところに行ってしまったようで寂しい気持ちになる。あの赤い皮膚は実は議員バッチのメタファーだったのか!?戦っているのは、官僚や自衛隊員だけじゃないはずだ。真の意味で日本対ゴジラと呼べる「真・ゴジラ」の登場を私は切望する。
ゴジラの造形が実は凄い。
これは映画館で見なきゃ損!
まるでドキュメント。政治や経済をも巻き込む、大人向けゴジラ!!
【賛否両論チェック】
賛:ゴジラの蹂躙から人々を守るべく、身を粉にして戦いを続ける主人公達の姿が感動を呼ぶ。核や災害への警鐘的意味合いも含まれていたり、政治や経済への影響も描かれており、大人向けのゴジラ映画であるのが興味深い。ド迫力のCGで描かれる世界観も、純粋に圧倒され楽しめる。
否:言ってしまえば怪獣映画なので、そもそもの好き嫌いが大きく分かれそう。ドキュメントのように淡々と進む描写も賛否必至のほか、難しい化学理論や専門用語も多く、何を言っているのか分からない部分も多い。
ゴジラの出現という突然の事態に、後手後手に回る政府の中にあって、国を守るために孤軍奮闘を続ける矢口の姿が、非常に頼もしく映ります。そしてそんな矢口に感化されるように、皆が一丸となってゴジラに対抗しようと、それぞれが自分に出来る全てを注ぎ込む様子も、感動を誘います。核兵器や自然災害に対する、訓戒や警告的な意味合いが含まれているのも、印象に残るところです。
また本作では、その豪華すぎるキャストも魅力の1つ。避難民の中に前田敦子さんがいたり、消防隊長が小出恵介さんだったり、戦車部隊に斎藤工さんがいたりと、挙げればキリがないくらいメチャメチャスゴいキャストで構成されていますので、
「あれ、今のは・・・あの人!?」
みたいに、色々と探してみるのも楽しいかと思います。
ただ一方で見方を変えると、“大人達が会議室であれこれやっているシーン”がやたらと多かったり、そもそも“怪物相手にCG満載でドンパチやる映画”であることもまた事実。苦手な人にとっては、ただただ苦痛な作品かも知れません(笑)。難しい用語や化学理論も結構出てくるので、その辺りもよく分からなかったりします。
とはいうものの、やはりゴジラを1度でも観たことのある皆さんにとっては、自然と血が騒いでしまう作品でもあります。大迫力で描かれる怪獣映画の真骨頂を、是非劇場でご覧下さい。
んーもうひと盛り上がり欲しかった
リアル志向なバトルシーンや破壊シーンはよかったし、中盤の新ゴジラの攻撃もワクワクしたが、クライマックスまでにもっとゴジラに無慈悲に破壊して欲しかった。やっぱランドマークをぶっ壊すシーンが見たかったな~。批判点である理屈っぽさは聞き流してもまったく問題ないし、そういう意図だと思う、人間の知恵や努力など及ばない破壊神の所業、みたいな。そういう意味で、最後は核でボム、っていうバッドエンドでもよかったな~、、、無理だろうけど。
メリハリが無く落ち着かないね。
いやぁ、他の方のコメントを見てたので承知は、していましたが、やたらと場面やシーンが細切れカットばかりで忙しい映画ですね。だから無理に2時間内に編集した感が、どうしても否めない。だから作品の深みが無く全体的に軽く感じる。監督の性格がモロに出ている。やっぱりもう少し一つの場面やシーンにジックリとした処がないと淡白に感じる。私的に落ち着て見れたシーンは、ペットボトルの水を飲むシーンしかなかったな。
日本の誇る怪獣映画
現実vs虚構
?
現在日本の風刺映画のようでした。
無能で、有事の際に「想定外」を繰り返して決定できない
まさに現代の政治家像
この映画の中で、省庁の垣根を越えて優秀な官僚をまとめあげる
リーダーシップが発揮できる政治家がいましたが、これは心当た
りが、全く無い
ということは、ゴジラが現れたら日本は壊滅ですな
と妙に納得できました。
映像は、迫力満点でした。
ナイトショーで、久しぶりに30人以上のお客さん見ました。
帰ってきたゴジラ!
●浦和パルコにて。
●いやぁ、見ましたよ見ました!シンゴジラです。
●端的にいうと、作り手がいかにゴジラを愛し、正しく解釈しようとしているかが分かり、幸福な2時間でした!
●まずゴジラのビジュアル!本当に怖いし不気味。あの左右非対称で直立する異形さは、最近の恐竜のイメージを大きくかけ離れ、まさに神のようです。
●そしてゴジラが強い!具体的なことは端折りますか、こんなゴジラ見たことないというくらい強いです。かなり反則的な強さなので賛否両論かもですが、私はもう小学生に戻っているので、口を開けて「つえー、やべー!」と圧倒されるだけなのでした。
●人間ドラマの部分も決して悪くないです。ゴジラという日本最大の厄災に対峙する人々を、プロジェクトXのように描いていました。ただ体制側の人物ばかりなので、心のどこかでは「ゴジラ、負けるなよ…!」という思いもあったり…。
●石原さとみについては触れません。別にどーでもいいです。
●とにかくこの夏最高の興奮でした!福利厚生で、また見よう…
面白い!!「シンゴジラ」はすごい
文句なく最高でした!!これは良かった!
正直、予告編観てた時は期待していませんでした。
ゴジラあまり動いてないし、なんか妙に硬そうで嘘っぽかったので
きっとこれまでの、ちゃちなダメゴジラ映画なのかと。
しかし、映画が始まってすぐわかりました
これは違う!!!! と
庵野監督すごいですね。やっぱり天才です。
ゴジラはもうハリウッドにもっていかれて、
もう日本人の手には帰ってこないだろうと、
少し寂しい思いでいたのですが・・・
まさかこんな切り口があったとは!!!
これは、ある意味
ハリウッドでは作れないでしょう!!
もちろん、映像技術では、ハリウッドには勝てないでしょう
予算が違う。
でも、所詮CGの技術が良くても、同じような内容を
ただ、CG技術で塗り替えても、新鮮さは薄れていきます
派手で、高いクオリティーもやがて見慣れて、飽きられてしまいます。
だからこそ、新しい発想、アイデアが必要!!
これまでの歴史あるもの、好きだったものを、自ら破壊するのは
作り手としては、とても苦しい作業だと思います
しかし、どうせやるならここまでやってほしかった!!
「シンゴジラ」は一見の価値ありです!!
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