「一人で見るシンゴジラ」シン・ゴジラ bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
一人で見るシンゴジラ
だって劇場、再開したけど。他に人、居ないんですもん。一人ですもん。単館や小さいシアターでの1人鑑賞は経験有るけど、こんなデカいシアターをプライベート化した事はありませんでしたから。ちょっと寂しいっすね。と言うか、怖い。と言うか、なんか色々と物音がするんですね。マジで怖いw
二回目の鑑賞でしたが、前回は「ヱヴァを知らずに鑑賞」。今回は「ヱヴァを知った後の鑑賞」。尻尾の意味も解りましたわ。リリスやん、あれ。ヤシオリはヤシマなんですね。ヤシマは全国の電気屋さんが協力してシンジが射撃する。構図、同じなんだ。でも、シンゴジラはここに尽きます!
ゴジラに立ち向かう政治家と科学者達の物語は、日本の怪獣映画の原点回帰。空想科学的視点からも、政治力学的視点からも、十分に楽しめる内容。ゴジラが東京タワーを折ったり、食べ鉄したりしないところに、ちょっぴり物足りなさはあるけれど。日本人の科学・製造・政治が一つになり、日本の命運を賭けて一発勝負に挑む八塩折作戦には萌えました。
破壊と再構築。って言うより、試練は生まれ変わりの機会。破壊は、必ずしも再構築のための必要条件じゃ無いし、それ以前の話として。里見総理は辞任したけど、それは時代が必要とする人材を正しい立場に据えるため、ってだけの事。求められる人材がいるのなら、活躍する場を与えなければなりません。ってことで。
今だからってのもあるけど、ちょっと苦笑いしてしまったのは、御用学者達の煮え切らない見解羅列。コロナでは尾身先生を「無能な御用学者」扱いしてた人達がいましたし、怒鳴りつけた政治家もいました。尾身先生とそのチームは、その実績からも求められる人材。むしろ、WHOより優秀な訳で。国家専門家委員は正しい立場。国を救うのは、そういう方達だって事。あぶれ者、異端児、はぐれ者の集合だった対策委員会が7人の侍みたいで更にカッコ良く見えてしまいましたw
をを。このレビュー読むと、エヴァンゲリオン観なきゃだめ、って気がしてくるなあ。よおし、ちゃんと観てみよう。
劇場再開とのこと、おめでとうございます。自分のところは、あと少しですが、最初はやっぱり、空いているんですね。ひとりぼっちですか。自分は、そういう時期を狙っているので、再開されたら、速攻であちこち行かなくっちゃ。情報、ありがとうございました