「連結の妙」シン・ゴジラ Raspberryさんの映画レビュー(感想・評価)
連結の妙
アニメの手法を使った独特なリズム感が面白かった。
人間そのものよりも、状況の連結の妙を楽しむのがアニメの定石だ。こうこうこうなったらロボットが動きます、みたいな。
小難しくてリアルなセリフの洪水の中、次から次へと小気味好く状況が整っていく。もう、みどころ満載。
善でも悪でもないゴジラ。なぜ破壊するのかすら、我々にはわからない。人間文明の被害者であり地球の悲鳴のようだ。だから、いつだってゴジラがやられてると悲しくなる。
で、作戦決行のため、放射能も恐れず特攻隊が行くわけだけど、これはとてつもなく難しいテーマと矛盾を含んでいると思った。人命が一番でありながら、どうしようもない場合は誰かが危険にさらされるいう現実。
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