「ゴジラが大好きで今回新作が日本で作られると聞いてとても楽しみにして...」シン・ゴジラ あじたまるさんの映画レビュー(感想・評価)
ゴジラが大好きで今回新作が日本で作られると聞いてとても楽しみにして...
ゴジラが大好きで今回新作が日本で作られると聞いてとても楽しみにしていた。
が、なんとまあ期待はずれというか。
良い部分ももちろんあった。
まず、ハリウッド版ゴジラと違って、始まった瞬間に事件が起こって、ゴジラの登場が早かったこと。
そして最初から最後までリズムよく進み、間延びしていたり飽きるところがなく、最後まで一気に見れたところ。
退屈する時間がなかったところがこの作品の良かったところだと思う。
それと、ありがちな主人公の恋愛や家族物語が一切なかったところ。
シンプルで、完結。これは良かった。
しかしそれ以外まあ本来のゴジラとはかけ離れた期待はずれのものだった。
ゴジラに関して言えば本来のフォルムから大幅に異なり、手が小さくなり脚が太い。しっぽもやけに長い。
それに歯が小さい。これは個人的にとても気持ち悪かった。
ピラニアみたい。
もっと普通に歯を生えさせれば良かったのに。。
目が魚の眼みたい。
なんか本来の眼じゃない。
全体のバランスが肥満の洋ナシ型みたい。
しかも口だけじゃなく、背中や尻尾からも放射。
しかも一番気に入らないのは、口から放射した時に顎が2つにカパァと割れるところ!!!!
バイオハザードのゾンビの進化系みたいな、エイリアン的な感じ。
ここまでするならゴジラである必要ない。
これは本当にショック。
こんなビジュアルにした理由が聞きたい。
ゴジラがこんなフォルムである必要がどこにあるのか聞きたい。
他には、石原さとみの英語も気を散らす。
これも必要性を感じない。
ゴジラを見るにあたってそこにこだわったのが謎。
あとは主人公が政治家ということで、指揮をとるだけなため、戦場との距離が遠い。
よってあまりゴジラと戦うところの緊迫感、恐怖感があまりない。
住民のゴジラに対する恐怖感が強調されていないため、本来ゴジラが登場した時のみんなの恐怖というものが感じられない。
また、あまりにもよくできすぎた戦略。
瓦礫だらけで、道にトラック何台も通れないはずなのに、なぜかゴジラが倒れたところにすぐ車が到着して凝固剤を口に流し込む。
え?がれきは?
なんでここにゴジラが倒れるってわかったん?
疑問が残りますね。。
今思いつくのはこれぐらいですね。
まあ期待しすぎました。
監督が庵野ということでエヴァファンは褒めるのかもしれません。
同感です。あの顎の割れ方は純粋に意味不明でしたし、あの適当な作戦がうまくいったのもわけがわからない。リアルってなんだよ、という感じでした。そしてシンゴジラのゴジラとはかけ離れた気持ちの悪い形、動けばかっこいいかもと思いましたが、動かなかったしカッコ悪かったですね。
今作のゴジラの見た目は賛否両論でしたからお気持ちはわかります。しかしヤシオリ作戦については見守っていた一人が「計算通りに行ってくれよ」と言っていたことからゴジラの凍結はもちろん倒れ方も計算した上で実行したと考えたのでそんなに気にならなかったですね(それでもうまく行き過ぎな気はしますが)
「バイオハザードのゾンビの進化系みたいな、エイリアン的な感じ。」
すばらしい比喩です!
そうなんです、これがこの映画を観るに当っての、最も違和感を受けた所なんですね。
「ゴジラがこんなフォルムである必要がどこにあるのか聞きたい。」
作った人は必要があったときっと言いますけどね・・・
でもこれを「ゴジラ」と言われると、卵を産みつけるハリウッド版ゴジラを観た時の「へっ?」「えっ?」「あれっ?」と似た感覚で、正直「ゴジラじゃねーよこんなのは!」て思います。
次回作があれば、期待しましょう!勿論怪獣映画監督で!
なるほどと読ませていただいていましたが、最後の一言だけが心に引っかかりました。
エヴァファンでも本作品に低評価な人もいますし、エヴァファンじゃなくても高評価つけてる人も沢山います。
(ここのレビューを一通り、ざっとでも読んでみてください)
「どうせエヴァファンなんでしょ」的な言い捨てはエヴァファンにもこの作品のファンにも失礼です。