「レイトショーで」シン・ゴジラ どつぼ@8/28_C3TOKYO2016さんの映画レビュー(感想・評価)
レイトショーで
えーとこれ、映画として成立してますか?
・脚本…おもに台詞が政治家が言わないだろうオープンで裏の無い物ばかり。思ったことを思い付きで発言してるかのような薄っぺらさ。キャラの過去や性格が一切語られない事と相まって、人物像がどれもペラペラ。
シリアスな場面でも響いてこない。
・カメラワークが変。手前に物があるようなカメラは変ではない。それ以外の、主に主役が誰かと二人で会話するシーン。なぜ背景を強調したり変に引いたりする…。
俯瞰で風景を映すシーンはやけに早く切り替わる。没入感が損なわれる。
ゴジラが町を破壊するシーンでは何故か下から視点が多い。モブの個性は全く表現してない作品なので誰の視点なんだか分からなくて萎える。と言うか我に帰っちゃう。
カメラが動くシーンではやたらとカメラが揺れる。そのため、素人っぽい映像に。
オマージュなのかどうか知らんけど、変なトコが多い。
そのため、誰にも感情移入出来ない。映画の世界に入り込めない。
ストーリー的にご都合主義と言うか、流れが決まっててそこに乗ってるだけみたいなのは…まあどうでもいいか。
クライマックスはポンプ車がゴジラに群がると言うカッコ悪い事になってる…。
これで感動するとか、名作だとか意味が分からない。レイトショーで安くて良かったってのが正直な感想。ドヤ顔で海外に発表したら恥かくよコレ…
カメラワークが変←そうですかね。怪獣を下から撮るのは特撮ではよくある技法の一つですし、避難民のカメラが揺れる映像は素人っぽさが逆に良いと感じました。むしろ逃げなければならないのにしっかり撮れている方が不自然です。
政府の話し合いはあれくらい落ち着いてた方がいいと思います。生物学者は興奮しすぎて話にならないとかでも良かったですが。
素材は一流を取揃えたのに、高校生の自主制作コメディ映画レベル
あの会話劇じゃ、演技する余地は全くないですね
勢いだけで乗り切っていたエヴァ演出も、実写に合わないのが白日に
本当にあの演出が史上最高で、今後の邦画であんな演出がフォローされるようになったら、もう終わりだな
何より、的確なレビューへの業者と信者の執拗な厭がらせから
東宝と庵野への怒りMAXで、もう彼らの映画を観ることはないでしょう
脚本が薄っぺらいとおっしゃってますが、防衛省等関係各所に脚本、設定確認を行いかなり現実に沿った内容のようですけどね…。
実際に脚本の確認を行った政府関係者は緊急災害に対する対処の方法等、あまりにも正確すぎて、下手な返答はできないと困らせたようですよ。
演出面についても撮影の前に、1回通しでアニメーションをつくりプロの声優にアフレコをさせてから撮影しているようなので、ある意味ではアニメの実写化に近い構成なのかもしれませんね。
今まで何度か実写映画をつくってきた庵野監督ですが、あまり評価はよくないみたいで自分の本職であるアニメを基盤に実写映画を作ったことはある意味で正解だったと思います。
ストーリーのご都合主義観も今回、政府の対応に的を絞りストーリー構成されているので、いろんな立場の人物の人生が絡み合う構成の映画が溢れている中、陳腐でシンプルな印象を持つことは間違いではないと思いますが、現実はこんなもんですよ。(´・ω・`)
この映画は完全に東日本大震災を意識して作られています。序盤の政府の対応の遅さに苛立ちを見せていた矢口は当時の我々一般市民の思いと一致したのではないでしょうか?
矢口(理想)と赤坂(現実)の人物像も我々日本人の根底にあるものを表現していると思います。
長々と書きましたが、本作は日本映画として大成立しています。
同感です。全てが適当で、どこかで見たような、どこかから持ってきたような映像の集合体に、今時中学生も騙されそうにない陳腐な脚本。止めのポンプ車はゴジラが原発の比喩だからポンプ車と、味わいも工夫もない「それそのまま持ってきて感動でもすると思うの?」という安直さ。観客を舐めるのも良い加減にしてほしいですね。
人物像がペラペラという部分に関して僕の意見としてはリアクションもペラペラと感じました
普通未確認巨大生物が出た!ってなったら本当に出ちゃったものはしょうがないかーなんてリアクションしますかね?
3人ほど生物学者さん?が出てきましたがあーゆー立場の方こそ、新種だ!大発見だ!是非生け捕りで調査させて!ってテンション上がるんじゃないの?なにあのやる気のなさ笑
僕でもたぶんスマホとかで興奮して撮りますよ笑
ゴジラ再上陸で2倍に大きくなってるし、姿も全然違うじゃないか!とか言ってるけどそれ何をもって同個体と判断したの?似ても似つかないじゃん?
人物がみんな落ち着きすぎなんですよねー
リアルを追求するならもう少しなんとかならないのかと思った箇所です
台詞はスタッフが実際に国会に赴き実際に怪獣が来たらどのような運びになるのかをインタビューし、限りなく現実的にしたものなのはご存知ですか?
確かに裏がある政治家は今回1人も描いてないが私にはゴジラという共通の敵がいる限り描く必要性はあまりない気がします。アメリカが裏で隠蔽しようとしてたりするので十分です。
カメラワークは絵コンテでほとんど決まりますが、全てエヴァのスタッフです。特に樋口真嗣は特撮界の最高峰と呼ばれる平成ガメラシリーズの特技監督と絵コンテをやられており、彼らは昔の特撮のカメラワークに物凄く影響されています。特撮ファン、エヴァファン、樋口ファンの方々にはお馴染みのカメラワークです。
だからどうした?と言われればそれまでですが、特撮をあまり見てないと感じたので是非それらも見た上でそういう気付きがあった時の喜びを味わってもらいたいです。
因みにポンプ車のシーンは、ゴジラを原発のメタファーとした時の冷却車であり、格好が良くないかも知れないがちゃんとメッセージ性のある設定です。