劇場公開日 2016年7月29日

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「続編は必要ない」シン・ゴジラ クビョンホンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0続編は必要ない

2016年8月1日
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鑑賞方法:映画館

そもそもゴジラとは、人間に対しての恐怖だったのか。それともヒーロー的な存在だったのか。
1954年、第二次世界大戦敗戦後の日本。ある日、突如一つの島に巨大生物が出現。その怪物は島から本土へ進行し、東京の街へ破壊光線を口なら吐き壊滅状態へ追いやる。その風景はまさに東京大空襲再来。怪物の名は「ゴジラ」。
要はゴジラという存在は、人間に対して恐怖そのもの。破壊神とも言えるであろう。
2016年、3.11の東日本大震災後の日本。復興が進む中、突如東京湾に巨大生物が出現。巨大生物は東京の街を川を伝いながら進行しその光景はまさに津波による災害。その怪物は米国では「GODZILLA」と呼ばれていた。日本は「呉爾羅」と呼んだ。呉爾羅は核により体内に放射能を蓄えており、口から吐き出すことによって放射能は破壊光線へ変わり、東京を恐怖のどん底へおとしめる。
ゴジラは人間にとって今後も恐怖の存在であり、日本だけのキャラクターであって欲しい。怪獣映画で戦い合うゴジラは必要ない。

クビョンホン