「語りたくなる傑作である」シン・ゴジラ アクシオンさんの映画レビュー(感想・評価)
語りたくなる傑作である
素晴らしい。大傑作。
ドンパチも悪くない、いやむしろ今年のハリウッド大作と比べても痛快極まりない出来と言える。東京ならではのスペクタクルが展開され、大満足。
ただ
今作のキモはそこじゃないのか。
安易に3.11論を語るのははばかられるけど、やはりあの震災以後の日本人に向けた前向きなメッセージか。
方法論に差異あれど、国を守ろうという方向性は皆一緒。この作品には売国奴が一人も居ない、極めてポジティブだ。
庵野監督、実は人が好きなんだろうか。
国を、国民を守るのは暴力に非ず。叡智と信念なのだという青臭いまでのメッセージ。羨ましいまでのカッコ良さ。
カッコいいと言えば、本作の職業人のカッコ良さ!
全員いい仕事してる。明日からの自らの有り様さえ変えたくなる程。
なんだかね、カッコいいの一言に尽きるかと。
ギャレス・エドワーズ版も嫌いじゃないが ーむしろ好きー
全世界に見せたいゴジラ。皆で共有したいと思える大傑作。
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