「特撮も違和感無く、俳優も頑張っていたが、脚本が平凡で意外性もなく残念」進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
特撮も違和感無く、俳優も頑張っていたが、脚本が平凡で意外性もなく残念
樋口真嗣監督による2015年製作(88分)の日本映画。配給:東宝。
特撮は違和感が無く納得の完成度。三浦春馬は頑張っていたし、石原さとみさんの弾けぶりも見事だった。ただ前編で期待が高まったせいもあってか、少々期待ハズレ。脚本のせいかと思うが、水原希子がただのエレンを想う女の子になってしまい、前編の謎と陰と強さが同居した魅力が消失。
長谷川博己が巨人となって三浦春馬の巨人と闘うのはまあ良いが、國村隼まで巨人となる展開はいただけない。巨人対巨人の戦いは、何処か着ぐるみ怪獣映画的で迫力に欠け、飽きてしまった。巨人の元が人間であることが明かされ難しい面もあるが、小さな人間がワイヤーで空を飛び、巨人を自力でなぎ倒すのが爽快なのにとは思ってしまった。
原作もあり原作者の意向もあり難しい面もあったとは思うが、渡辺雄介 と町山智浩(映画評論家として参考に出来る引き出しはとても多い筈だが)による脚本が、ありきたりで意外性もなく残念に思ってしまった。
監督樋口真嗣、特撮監督尾上克郎、原作諫山創、脚本渡辺雄介 、町山智浩、製作市川南 、鈴木伸育、共同製作中村理一郎 、原田知明 、堀義貴 、岩田天植 、弓矢政法 。高橋誠 、松田陽三 、宮田謙一 、吉川英作 、宮本直人 、千代勝美、エグゼクティブプロデューサー山内章弘、プロデューサー佐藤善宏、ラインプロデューサー森賢正、プロダクション統括佐藤毅 、城戸史朗、撮影江原祥二、照明杉本崇、美術清水剛、録音中村淳 、田中博信、扮装統括柘植伊佐夫、装飾高橋光、特殊造型プロデューサー西村喜廣、スタントコーディネーター田渕景也、編集石田雄介、テクニカルプロデューサー大屋哲男、VFXスーパーバイザー佐藤敦紀 、ツジノミナミ、音響効果柴崎憲治、音楽鷺巣詩郎、主題歌SEKAI NO OWARI、スクリプター
河島順子、助監督足立公良、制作担当斉藤大和、音楽プロデューサー、北原京子撮影(特撮セカンドユニット)鈴木啓造、 桜井景一、照明(特撮セカンドユニット)小笠原篤志、美術(特撮セカンドユニット)三池敏夫、操演(特撮セカンドユニット)関山和昭、スクリプター(特撮セカンドユニット)黒河内美佳、助監督(特撮セカンドユニット)中山権正。
出演
三浦春馬エレン、長谷川博己シキシマ、水原希子ミカサ、本郷奏多アルミン、三浦貴大ジャン、桜庭ななみサシャ、松尾諭サンナギ、渡部秀フクシ、水崎綾女ヒアナ、武田梨奈リル、石原さとみハンジ、ピエール瀧ソウダ、國村隼クバル、草なぎ剛、緒川たまき、KREVAKREVA。