「シャンパン?!リンゴ・アゲイン?!」進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
シャンパン?!リンゴ・アゲイン?!
一応ながらとはいえ、話に筋らしきものが通っていたことだけが救いの一本。
まぁ、それ故に「歴史に残るトンデモ邦画」トップの座に立つことが出来なくなってしまったのだが…残念。
仕方が無い、その時点で何をしているのかわからないくらいに破綻した「ガッチャマン」には勝てないし。
何より松本何某という輩がまだ生きていて、映画を撮る可能性がある以上、この日本では誰も勝てないのだから。
ともあれ。
怪獣バトル以外には興味の無い!と言わんばかりの演出。
過剰で鳴りっぱなし、喧しくて邪魔な音楽使い。
チープで笑えてくる美術・衣装。
「え?なんで?!」とポカンと開いた口が塞がらない脚本。
相変わらず酷くないところは無いのだが、1番は役者の演技だなと実感した。
ピエール瀧が1番まともに見られるってどうなんだろうか?
とりあえずS級戦犯は石原さとみ氏。
オーダー通りにやったつもりだろうが、そこに疑問を持って嚙み砕くのが「俳優」という仕事だと思うし、プロフェッショナルなのでは?
いや、この作品に役者でクレジットされている皆様に言わせて頂きたいのだが。
正直もう、観ていて苦笑いが止まらなかったここ日本の役者のレベルはなぁ…
しかしながら。
一番怖いのは、コレでも「面白い」となってしまう事だな…と色々考えさせられた作品。
88分しか無い本編の内で、10分も前作のおさらいに割く作品を映画と呼んで、1800円取ろうとしているのがもうどうかしている。
観る側も享受するだけで無く、学び考えなければエンターテイメントは終わるな。
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