「さらば、エレン、ミカサ。そしてシキシマ。」進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
さらば、エレン、ミカサ。そしてシキシマ。
なるほどなるほど。あーこういう結末ですか、と。もうね、あれですね。原作のアレやコレを全て放り投げて独自展開で突き進む!というノリで以てゴリ押ししてましたね。まあ原作の方が全然終わってないんでね。それでも終わらせなきゃイケナイ訳で。ならば独自展開もある程度は仕方がないと(ある程度どころじゃないですが)。
で、この部分。所謂、原作レ〇プとまで言われた諸々の苦情というか炎上案件というか大幅な改編についての部分。
自分、前編のレビューの時にも、このことについて軽く触れたと思うんですけど。前編からね、もうその原作フィルターは取っ払っているので、正直、物語がオリジナルに忠実かどうかは殆ど気にしてなくて。その姿勢を前編レビューで既に表明致しました。シキシマという映画オリキャラも初めはね、うん、ビックリしましたけれど。ま後編にもなってくるとね、すっかり慣れちゃって。思う存分好き勝手やってくれと。
そこは良いんですよ。別に。そこは。
んー、でね。それとは別にちょっと言いたいことがあって。
なんて言うんでしょうね。んー、何かね、なーんかあらゆる要素を詰め込み過ぎてませんか?と思ってて。いや、詰め込むのは良いんですよ。問題はそこじゃなくて、えーっと、これって上映時間90分弱ですよね。短くないですか?色々やるには足りなくないですか?と(その詰め込んだって細かい部分を書いちゃうとネタバレになるので書くのは割愛しますけど)。駆け足が過ぎますよ。だったら前後編分けずに一つにまとめろよ、と。もっと丁寧に描写出来たハズでしょ?と、言いたい。
ただでさえ原作に忠実じゃない!と前編で下手打ってるのに、それをひっくり返すほどのサムシングがなかった。プラスαがなかったなあ、と。や確かにね、後半の巨人タイマンはなかなかのモノだったけど、目を見張るシーンもあったけど。けど。けど。けどなぁ。あの結末もそんなに悪いとは思わなかったけど。なんかなあ。エンドロール後の映像も、なんだかなあ。んー。
もったいない。