バケモノの子のレビュー・感想・評価
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みんな見ればいいよ
新しい家族観
当該作品の細田守監督は、次の輝かしい経歴を持ちます。
2006:「時をかける少女」 第30回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞
2009:「サマーウォーズ」 第33回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞
2012:「おおかみこどもの雨と雪」 第36回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞
今回は、人間界とバケモノ界を舞台に孤独な少年と孤独なバケモノの交流を描きます。
「新しい家族観」を考えさせる作品で、お薦めです!
心に闇を持ち、ひとりぼっちだった9歳の「子供」を、りっぱな「大人」に育てたのは、
りっぱな親ではなく、血縁関係の無いバケモノ・熊徹であり、また周囲の人間だった。
昔は、祖父母・両親・兄弟・姉妹で構成される「大家族」が、「子供」を育てました。
現在は、
「核家族」となり、
血縁関係の無い周囲の「大人」すなわち「社会」が、良くも悪しくも「子供」を育てます。
だからこそ、将来を背負う「子供」達に、
どんな背中を見せられるか「大人」達の姿勢が、
問われているのだと思います。
「新国立競技場」問題、
1000億円を超える競技場やドームは、世界にひとつも存在しないのに、
その上、国民ひとりあたり1000万円も負担している借金大国なのに
外面を気にして、、他人の金なら平気で2500億円も使い
「子供」に、負の財産を押し付ける「大人」に、
是非とも、この作品を見せたいものです!!!
Michi
少し期待したかな?あと声優が…
いちろうひこたんの描き方が雑
今作は、1人の子供が親子との絆だけに留まらず、様々な人との出会いを通じて、思春期の闇を乗り越え大人になる話し。
闇にのまれそうになるも、広瀬すずのおかげでみんな同じなんだと気づけた染谷くん。
その対比としてクライマックスに相見えるは、思春期に喰われたいちろうひこたん。
構造としてはわかるし、言わんとしてる事もわかる、子供向けにしているため時間が長くなりすぎないようにしてたのもわかるけど、
いちろうひこたんは人を1人刺し殺そうとする程の闇を抱えた、人物というわけで、
それは本来、育ち方や運によっては誰にでもなりうるという事実を提示してこそ、なんとかしてあげたい、と思えるはず。
しかし、ダークサイドに堕ちる過程の描写が少ないし、あまりにもお粗末、只のバカに見えてしまいます。
細田さんはダークサイドに落ちてしまう人の気持ちがわからないのかな?
あまりにもいちろうひこたんの役割が機能的で感情移入しずらいため、クライマックスにも乗れず…。
次回作期待。
期待しすぎた
前半の幼少期の話は次の展開も予想できずとても面白かったのですが、後半に唐突な展開が多すぎて置いていかれてしまった印象です。
なぜ鯨と何の関係のない一郎彦が鯨になったのか?
お父さんの存在意義は?
ヒロインの存在意義は?
冷静になればなるほどひどい映画でした。
作画はよかったですが、音楽が印象に残りませんでした。
くまてつ〜〜
くまてつときゅうたの良いお話。
また観たい映画
泣けました。
なによりも序盤から泣いてた。
ちょっと意地っ張りだったり
素直になれなかったり
そういうことっていっぱいあるけど
それでも好きだったり
一緒にいたかったり
お互いがお互いを支えて
励まして、成長することもある
やっぱり人には人が必要。
1人じゃ生きていけないんだって。
自分の周りにいる人をもっとよく見て
大切な人を。大事にして
ということを考え直した映画でした。
ストーリーはいろんなものがごちゃごちゃしているような部分もあって、少し考えすぎるとつっこみどころは多い内容だったけど、もっと簡単に観てみるとほんとに面白いし感動できる話だと思う。
アニメーションは鯨のところがきれいだなぁと素人目線の感想。
心の闇
世界観やキャラクターの魅力はさすが細田守監督!という感じでしたが、ちょっと詰め込みすぎた感が…。。
無駄なシーンは一つも無かったと思いますが、きっと全てを丁寧に描きすぎたら長くなってしまうから、説明を省いた結果、詰め込みすぎた感じになってしまったのかなぁ、と思いました。
ですが、心の闇というテーマはとても考えさせられました。
闇に飲み込まれてしまう人が、犯罪に手を染めたり、自殺や薬に手を出したりしてしまうんですよね。
でも、その時に胸の剣となる確固たる意志や、大切な存在があれば、ツライことを歯食いしばって乗り越えていけるのだと、
観終わった後に元気が出る作品でした。
良かった!
つまんない
ストーリーがダメですね。
伏線かな?と思ったものが殆ど回収されないまま終わってしまいました。
序盤の名人を巡る旅は不要。
心の闇の部分、説明不足で誰にも感情移入できない。なんで一郎彦がクジラになるの?
実の父親のストーリー上の存在意義は?
ヒロインは単なる賑やかし?
強くなりたい、と、勉強したい、それが結局ストーリー上どう結実したの?
人間界とバケモノ界のパラレルワールド度合いも最後にとって付けたように描かれただけ。
これが、あの見事なカタルシスを描いた「サマーウォーズ」と同じ監督とは思えない。
声優陣も満足いくものではありませんでした。
役所さんと大泉さん以外の、有名俳優かつ素人声優さんは退場して欲しかった。
フツーの優秀な声優さんがたくさん居るのに、、、
穿った見方だけど、ジブリなき後、大スポンサーの期待と資本を投下されて、ストーリーやら配役やらにガンガン口出しされてどうにもまとまらないまんま、とりあえずなんとか夏休み公開に間に合わせた、みたいな事情があったりして、、、
それでもまぁ、とにかく観に行っただけで感動決定、みたいな思考停止な観客のお陰で、この作品まではそこそこ入るでしょうから、その潤った資金で次こそは傑作を作って下さいね、製作陣のみなさん。
「星を追う子供」でコケて「言の葉の庭」で復活した新海誠さんみたいに。
良い映画でした!
うーん、。。。
なんだかイマイチ結局何を伝えたいのか分からなかった。サマーウォーズもおおかみこどもも時かけも面白かったしどれも観た後余韻に浸れたんだけどこれだけは感じなかった。
ただ話自体は難しくないし万人受けするストーリー展開だから、面白かった、と素直な人は感じる人多いと思う。
ただ、このキャラはどうしてそう動いたのか、いうほど熊鉄と蓮の掛け合いに絆を感じたのか、もっと親子愛を描いたほうが良かったんじゃないか。敵側の内面をもっと見せたほうが良かったんじゃないか。ヒロインが都合よく動きすぎ&いらないんじゃないか、とか、キャラクター達に感情移入できる描写があっさりしすぎてる。もっと知りたい、って感じる人には物足りなさすぎるし盛り上がりにかけるじゃないか!って思った。キャラの立ち位置や台詞に重みもなにも感じなかったし、聞いたことある台詞だけがただぽんぽん出てきた感あって残念すぎた(´・_・`)
蓮が最後に進路を決めて結局勉強したいってなる意味も、ならなんで強くなりたいと思ったんじゃい!って突っ込みざるおえなかった。これじゃ幼少期のやりとりすべて否定してしまう気がしてならない。
今回はキャラが動いてるんじゃなくて、制作側のこう言わせたいああ言わせたいこうでありたいをただたんたんとアニメにあてがった作品になってしまったような。。。
観て損はまあないと思うけど、DVDで観て充分だし、もう一回観たい!って強く思わないな。
あと最後に熊鉄がいなくなる。( 蓮の心の剣? )になりましたーパターンは、ここ、泣くところですよ。って言われてるみたいでやだったな。つくも神とか急に言われてもな。
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