バケモノの子のレビュー・感想・評価
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一人ぼっち同士の絆の物語
私は細田守作品が大好きで特に時をかける少女とサマーウォーズが大好きな作品ではあったが今作はそれを越えるのではないかというくらいの衝撃を受けた。
公開前からとても楽しみにしていたが予告編を見た感じ師弟の絆を描いた作品かと予想していた。
しかし本編では師弟の絆と主人公の九太こと蓮の少年からの成長を丁寧に描いている。
母を失い離婚した父親の場所も分からず、現実を受け入れられない一人ぼっちの少年蓮
師匠も弟子もいなく一人ぼっちで強くなったバケモノ熊徹
全く噛み合わない二人だが一人ぼっちというところは一緒である
そんな一人ぼっちの二人の師弟の絆に心を打たれた。
途中楓という少女が出てくるが彼女はあまり印象に残らなかった。
原作は読んでいないがところどころ原作を省略しているんだろうなと思うところがあるが、それほど気にならない
とにかく登場人物一人一人のキャラクターが素晴らしく、九太と熊徹はもちろんそうだが百秋坊や多々良などそれぞれに個性がありとても魅力的である。
その魅力の一つが声優陣にもある 宮崎あおい 役所広司 染谷将太 大泉洋 リリーフランキーなど
特に驚いたのが宮崎あおいである。
あの年で少年の声を出来るのはとても驚いた。
あとクレジットロールに流れるMr.childrenのStarting Overも素晴らしい。
細田守監督の作品はいつも私の心に何か突き刺さる映画のような気がする。
本当の闇は監督自身の中にあった
バケモノの子観てきました。
個人的な感想を書いてみます。
冒頭、大泉洋のナレーションに興奮。一気に映画の世界観に引き込まれます。バケモノたちが住む渋天街の世界もかっこ良い!!干物など市場に並ぶ食べ物の気持ち悪い感じで文化の違いを感じさせるところとかすごくうまい!熊徹と猪王山が最初に戦うところの熊徹のステップは完全にファイト・クラブのタイラーでしょ!と、序盤からかなり期待大だった。
そこからの急転直下。
「師匠が弟子に教わることもある」
言いたいことはわからないじゃないが仮にも次期宗師を担う熊徹が人間の子供相手に俊敏さで負けるなんて展開飲み込めるわけがない。
最初、道が塞がれていて帰れなかったのになんで後半から2つの世界を行き来できるのかの説明が一切ない。バケモノの世界と人間界の世界をあんなにも行き来するので「主人公と熊徹の師弟関係話」と「主人公と楓の青春ドラマ」どこに焦点を当てているのか全くわからない。
正直、2つの話を一緒にしてしまったがためにそれぞれの登場人物との仲を深めていく過程(熊徹との旅路、楓との勉強)が軽薄に描かれているのがその原因だと思う。そのせいでキャラクターへの感情移入もしづらい。そもそも、バケモノが人間界に来る利点が描かれてないのでなんで人間界に来るのかイメージしづらい。
そして終盤のあの展開。ワンピースお祭り男爵の頃のブラックな細田監督が顔を出し、本当に心の闇を抱えているのは細田監督だったと思い出す。
結末がハッピーエンドなのはエンタメ映画として仕方ないにしても、ラストまでの過程がちょっと受け付けられません。
あのチコっていう小さい生物。登場シーンが少ないし重要なシーンで役目を果たすわけでもない。かわいい小動物キャラ出せば興行収入上がると思い込んでいる感じに嫌気がさしました。(この辺は広告会社と資金提供している会社が口出ししてきたのだと思う)
サマーウォーズ、おおかみ子供など、過去作が大好きだっただけにすごく残念さが残る映画でした。
豪華なキャストでつづられる、種を越えた愛の絆。
【賛否両論チェック】
賛:孤独な者同士の少年とバケモノが、ぶつかり合いながら絆を深めていく過程が感動的。超豪華なキャストにも注目。
否:小さい子には難しかったり、怖かったりしそう。
理由は違えど、共にずっと一人ぼっちだった熊徹と蓮。最初こそお互いを軽蔑していましたが、お互いの境遇を知り、次第に理解し合っていく様子が感動を誘います。お互いを分かった上で、それでも口論が絶えない場面なんかも、あまりに微笑ましくて思わずニヤけてしまいます(笑)。血こそ繋がっていなくても、こうして家族になっていくんだなと感じます。
そして本作では、なんといっても声優陣の豪華さにも注目です。主演の役所広司さんや宮崎あおいさん、染谷将太さんなんかは勿論のこと、大泉洋さんや広瀬すずさん、麻生久美子さんや津川雅彦さん等、若手からベテランの俳優さんまでがズラリ。加えて本職の声優さんも、山口勝平さんや山路和弘さん等が登場しますので、実に豪華絢爛といった感じです。個人的には、幼少期の一郎彦を黒木華さんが演じていらっしゃったのが印象的でした。
小さい子には少し難しい話や、恐そうなシーンも登場しますので、どちらかというと大人同士や、デート等でご覧になるのがイイかと思います。
タイトルなし(ネタバレ)
面白かったなぁ〜
師弟関係というか、男の友情だけなら、尚楽しめました。
なんか、急に元の世界戻って、楓ちゃんに会うシーンとか、いらなくね?って感じながら観ました。というか、楓ちゃんの存在ってそんなに必要っと感じなかったです......
私的にそこが気になりました。
心温まる師弟父子SFファンタジー。ただ傑作ではない
期待しすぎたのでちょっと辛口目に
正直なところ傑作とまでは言えない
まず、吹き替え
宮﨑あおい 染谷将太 広瀬すず こいつらはだめだ
経験の差なのか、声と絵がしっくりこない
役所広司 大泉洋 津川雅彦 リリー・フランキー うますぎる
本当にキャラとぴったり 完璧な配役
内容は、盛り込みすぎた感が拭えない
母との死別で悲しい過去を背負い、多感な青春時代と引き換えにバケモノとただ強くなるためだけに費やした時間、生き別れの実父との再会と、心惹かれる楓との出会い、人間らしく生きたいという欲求の芽生え、人の心の闇。
これほどの中身に醍醐味のアクションや心を通じ合うまでの過程を含めて2時間ちょっとでは、到底収まらないだろう
別れや切なさの描き方は好みなのだが、最後の渋天街に楓が訪れてハッピーエンドの箇所で大学受験の話は冷めた。楓自体バケモノとの友情がぼやけるため不要と思えてくる。
なんだか前半面白い内容だったので、惜しいといった感じ。
個人的に、サマーウォーズ>時かけ>バケモノ>おおかみこども かな
まあまあ??かなあ??
手の込んだ作画、家族て楽しい作品
師弟愛が感動する☺︎
大満足!どこから切り取っても名場面です!
タイトルなし(ネタバレ)
「時をかける少女」「サマーウォーズ」「オオカミこどもの雨と雪」を手掛けた、細田守監督の最新作。
個人的には上二作は好きだが、前作であるオオカミこどもの雨と雪があまり好きではなく、期待半ばに鑑賞。
主人公のキュウタが人間ながらもバケモノの弟子になり、強くなっていくところまでは本当にこれは面白い!とスクリーンに釘付けだったが、一郎彦が闇に侵され始め、クジラが街に出て来たりしたとこくらいから、え?なんでクジラ?って視聴者は置いてけぼりだった感じがする。
一番盛り上がる最後の決戦も、映像こそは素晴らしかったものの決着がアッサリとしすぎていて感動も爽快感も得れなかった。
しかし、この映画から、父親や現代にいる子供の環境などへのメッセージ性はかなりあったのではないかと感じた。
ただ、個人的な感想としては可もなく不可もなくといったところか。
ストレート
意識しすぎたか?
アニメーション映画としては贅を尽くした感があるけど…
スタジオジブリの大作映画の後を担うものとして、背負い込み
過ぎたような気がした。商業映画くさい。
派手な見せ場を演出しすぎた気がした。
「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」たちの鑑賞後の余韻とは明らかに違う。
ほショタ監督が子を持つ親になったことが影響しているのか、
監督のワガママを通せずあらゆるものを飲み込んだ結果
としてこうなったのか、観客ターゲットを
広範な層に置いたことでのことなのかは解らないが…
求められる結果を意識しすぎたような気がする。
…あくまでも個人的な感想なので
ご自分の目で見て確かめてみてください(^_^;
キャラクター一人一人の魅力はありますし
声も合っていたと思います。
リリーさんと大泉さんは実写でもいけそうですw
役所さんと宮崎さんの親子?役は「わが母の記」以来かな。
広瀬さんは次回以降頑張って欲しいです。
父親になってみたいと
同時代に生きている喜び
「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどものあめとゆき」と、
新作が公開する度にクオリティの限界まで挑戦しつづける細田守監督。
その最新作を、
TOHOシネマズ六本木ヒルズの満席の劇場で鑑賞。
客層は、小学生くらいの子どもとその親、カップル、老夫婦、20〜30代のお一人様など、あらゆる層で席が埋まっていました。
感想は…、同じ回を観たお客さん全員に聞きたいくらいに、観る側の受け取り方によって印象が変わる作品だと思います。
自分の感想は、つっこみどころ・疑問点は大小あるにせよ、概ね大絶賛。ってところでしょーか。
言っちゃうと、細田監督の新作を映画館で観れただけで大満足なんです。
序盤の渋谷のシーンは、映る人が全員動いているし、建物の配置や汚れ感もそのままだし、現実以上の現実感は半端ないです。
あのシーンって、ここでロケしてたよね?あの入り口って、あそこのアジア料理屋の傍だよね?
と渋谷を歩く際に、ロケ地探しが楽しくなりそうです。
二幕目は細田監督にしては珍しく、思い切りファンタジー路線に振り切っていて、
いつもいつもチャレンジをし続ける人だな、と感心してしまいました。
三幕は、細田ワールド全開!
青春の瑞々しさ・苦さの一片を切り取る作家性に涙涙。
こんなの観たことないと驚いてしまうダイナミズムに富んだ絵作りにボルテージ沸点超え!
最後はもう、満面の笑みで劇場をあとに。
…とまあ、大興奮・大感動・大満足しておいて言うのもなんですが、
作品全体としてのまとまりはあまりなく、
映画よりもテレビシリーズのほうが向いていたかもしれません。
あと、エンドクレジットはミスチルじゃないほうがよかったかも。劇中曲のインストの方が良くない?
とはいえ、ディズニーもジブリも長編セルアニメーションを作れなくなってしまった今、
このクオリティの漫画映画を観れること自体が奇跡的なことですし、
ぜひとも映画館で観て欲しい作品です。
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