バケモノの子のレビュー・感想・評価
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期待した展開にならず‥‥
幼少期時代は、時々「このシーンいる?」と思う部分はあったものの、楽しく見れた。
青年時代になり、まず人間世界にあんな簡単に行けた事に「?」が生まれ、バケモノ界にも簡単に戻れて益々「?」になってしまった。
一郎彦がダークサイドに落ちて鯨の影が渋谷のスクランブル交差点に現れたシーン以降、あまりの期待外れ感に、睡魔が襲ってきて、寝てしまいました。
途中から寝てしまったのですが、
ヒロインはいらなかったのでは‥‥?
父親登場させたなら、もっと父親(人間)と熊徹(バケモノ)の間で、揺れ動く主人公像とかできなかったのかな‥‥?
ダークサイドに落ちるのが人間界に戻った九太で、それを熊鉄が救い出す!九太と熊徹のおかげで、人間界とバケモノ界の境がなくなり共存し平和に‥‥みたいな展開を途中から勝手に期待していたので、とっても物足りなかった。
チコが成長して、巨大化!とかも期待してましたw
大泉洋さん、素晴らしかったです。
着地(結末)の失敗
「なぜ九太が逃亡に至るまで親戚を憎んでいたのか」など
若干の違和感はあるものの、青年になるまでの修行シーンまではとてもテンポ良く展開し、今後のストーリーの期待感でワクワクした。また熊鉄を含む渋天街のキャラクター達はどこか愛らしさを感じ、このような世界観を創造した発想力は常人を超えていると思う。
しかし、多くの人の作品への期待感か、納期の問題か、何がそうさせたのか理由はわからないが、中盤~結末へのストーリー構成に焦り(雑さ)を感じた。
まず、一郎彦との決闘の動機が甘く、良くわからない。
次に決闘時の一郎彦の目の書き方。
また渋谷の決闘で既に大きな被害がでているにも関わらず、「どういう訳か九太と楓が乗る地下鉄だけ?が平常運行している」点や「拾った本を読んだだけですぐにクジラに姿を変える一郎彦」
(そもそも何故九太の本を拾って読んだのか)伏線が甘く読み取れず、多くの人は「なぜクジラ??」という違和感を感じるだろう。
前作「サマーウォーズ」や「おおかみこども~」はそのような点はみられず伝説的な完成度だったが、今回はそこが残念な点だった。
むしろ、もっとストーリーをシンプルに、熊鉄との師弟対決にした方が良かったのでは…。
普通に楽しめた
誰が見ても普通に面白い所が逆に残念かな⁉︎
胸の中の剣と共に
自分、細田守監督の前作『おおかみこどもの雨と雪』は正直、手放しで大絶賛とはいかなくてですね。いや、嫌いとか苦手とかってんじゃなくて、どうにも引っかかる部分が多くて、心の底から楽しい!とはならなかったんです。
なんていうんだろ、この人の性分なんですかね。こう、現実世界にポンと非現実的な設定を組み込む手腕は巧みじゃないですか。それは良いんです。でもそっから更に現実社会で起こりうることというか、そこはファンタジーなんだから無理して組み込まなくてもよくね?その部分に敢えてぶつかってくことなくね?てなことを端々でよくおやりになる人だなと。あと、あっちでリアリティを演出して、だったらこっちでもそれ相応のリアリティしなきゃ!みたいなアンバランスさもあって。ま要するに整合性が下手だなと(飽くまでも自分の意見ですよ)。『おおかみこどもの~』は育児のシーンで諸にそれを感じてしまったし、花(主人公の名前)の菩薩みたいな母性にも違和感があったし、ラストもちょいと首を捻ってしまった(未見の方は是非『おおかみこどもの~』ご覧になってみてください。自分の云わんとしてることが分かって頂けるかも)。
だけどそれがカッチリとハマった時には最高に面白い作品が出来上がるのかなぁと。『サマーウォーズ』とか今作『バケモノの子』とか。
いやあ、ごめんなさいね。前置きが長すぎましたね。まあ、だからなんなんだ?て話ですよね。
要するに、今回は手放しで絶賛できる、ということを言いたくてですね。素直に楽しいと思えたんですよ。
ドラマティックにドラマティックをここまで重ねてこられるとね、退屈なんてしませんから。「そこおかしくね?」という疑問も挟ませてくれない。
突飛な設定、バケモノの世界、ユーモラスなキャラクター達、現実世界の渋谷で起こる非日常、がこんな壮大なエンターテインメント性で以って眼前に写しだされるとなると、もう文句なんてない。
九太&熊徹という愛すべき師弟コンビに出逢えたことが本当に嬉しくてですね。最高の二人です。「この夏はこの二人に会いに行きましょうよ!」と皆さんにお薦めして回りたい。クーラーも効いてるしね。
う~ん。レビューよりも、前置きの方が長くなってしまったなあ。
酷かった。
ストーリー 1点
キャラクター 1点
イラスト 2点
ストーリーは酷かった。メインのテーマは師弟愛・父性なのだろうが、それ以外のサイドストーリーは省いてもよかったのではないだろうか。
勉強シーンはバケモノの世界と人間世界の間で揺れる心情を描くための設定だろうが、いきなり人間の闇という観客置き去りの設定を持ち出してきたため、肝心の揺れ動くシーンがほとんど描写されない。
また絡みの薄かったキャラをラスボスに持ってくるのではなく、主人公が闇落ちするストーリーではダメだったのだろうか。
それとラスボスとの対決の際に、九太が自分を自らを犠牲にして事態の収拾を図ろうとするが、なぜそれしか方法がないと彼が知っていたのかが分からないし、接点の全くないヒロインがラスボスに説教をしているシーンは??である。
キャラクターに関しては、声優がまったくダメである。
声優がうまければもう少しキャラクターに感情移入できたかもしれないが、むしろ感情移入を邪魔しているレベルである。
主人公(青年期)とヒロインの声が耳障りであった。
いい加減映画業界は客寄せに俳優を使う手法を改めるべきだ。
(俳優でもうまい方はいるので、俳優が声優をやるなとは言わないが、せめてうまい方を使ってほしい。)
今回俳優で上手かったのは、大泉洋ぐらいである。
絵は相変わらず、うまいので2点だが、
使い古さたような構図が多いのは気になった。
さすが!間違いない!
想いは届く
予告編でみた「熊徹=役所こうじ」が恐ろしいほどハマってたので、それが楽しみで観に行った。
がしかし…涙した。
表現の仕方なんかどおだっていいんだ、その中身が本物ならば、必ず届く!
そお言われてるような気がした。
なんだか、家族とも隣人とも時折妙な距離感を感じてしまう現代に、もっと皆、肩の力抜いていこうよと言われてるような。
名作です!
役所さんと、広瀬すず、津川さんが、メチャクチャ良い仕事してた。
声優さんと比べても、なんら遜色がない。
男優お二人には、補って有り余る経験もおありだろうが…広瀬すず!声まで演れるとは…恐れ入った。
染谷氏は、あまり滑舌がよろしくない。というか…癖があるんだなと、この作品を観て思った。
実写の映像作品だと全く気にならなかったんだけど、他の方たちとの対比なんだろうな。等身大には間違いないんだろうが、なんか嫌悪感を拭い切れなかったなあ…。
あぁ、キャラの表情とのズレなのかなあ。
その感情はあってるけど、そこまでのトーンじゃないとか。
実写は彼の表情と対だから気にならなかったのかもな。
俳優さんの起用が的を得てた。
「百日紅」の客寄せパンダ的起用とはエライ違いだ。
おとなへの・・・
一人ぼっち同士の絆の物語
私は細田守作品が大好きで特に時をかける少女とサマーウォーズが大好きな作品ではあったが今作はそれを越えるのではないかというくらいの衝撃を受けた。
公開前からとても楽しみにしていたが予告編を見た感じ師弟の絆を描いた作品かと予想していた。
しかし本編では師弟の絆と主人公の九太こと蓮の少年からの成長を丁寧に描いている。
母を失い離婚した父親の場所も分からず、現実を受け入れられない一人ぼっちの少年蓮
師匠も弟子もいなく一人ぼっちで強くなったバケモノ熊徹
全く噛み合わない二人だが一人ぼっちというところは一緒である
そんな一人ぼっちの二人の師弟の絆に心を打たれた。
途中楓という少女が出てくるが彼女はあまり印象に残らなかった。
原作は読んでいないがところどころ原作を省略しているんだろうなと思うところがあるが、それほど気にならない
とにかく登場人物一人一人のキャラクターが素晴らしく、九太と熊徹はもちろんそうだが百秋坊や多々良などそれぞれに個性がありとても魅力的である。
その魅力の一つが声優陣にもある 宮崎あおい 役所広司 染谷将太 大泉洋 リリーフランキーなど
特に驚いたのが宮崎あおいである。
あの年で少年の声を出来るのはとても驚いた。
あとクレジットロールに流れるMr.childrenのStarting Overも素晴らしい。
細田守監督の作品はいつも私の心に何か突き刺さる映画のような気がする。
本当の闇は監督自身の中にあった
バケモノの子観てきました。
個人的な感想を書いてみます。
冒頭、大泉洋のナレーションに興奮。一気に映画の世界観に引き込まれます。バケモノたちが住む渋天街の世界もかっこ良い!!干物など市場に並ぶ食べ物の気持ち悪い感じで文化の違いを感じさせるところとかすごくうまい!熊徹と猪王山が最初に戦うところの熊徹のステップは完全にファイト・クラブのタイラーでしょ!と、序盤からかなり期待大だった。
そこからの急転直下。
「師匠が弟子に教わることもある」
言いたいことはわからないじゃないが仮にも次期宗師を担う熊徹が人間の子供相手に俊敏さで負けるなんて展開飲み込めるわけがない。
最初、道が塞がれていて帰れなかったのになんで後半から2つの世界を行き来できるのかの説明が一切ない。バケモノの世界と人間界の世界をあんなにも行き来するので「主人公と熊徹の師弟関係話」と「主人公と楓の青春ドラマ」どこに焦点を当てているのか全くわからない。
正直、2つの話を一緒にしてしまったがためにそれぞれの登場人物との仲を深めていく過程(熊徹との旅路、楓との勉強)が軽薄に描かれているのがその原因だと思う。そのせいでキャラクターへの感情移入もしづらい。そもそも、バケモノが人間界に来る利点が描かれてないのでなんで人間界に来るのかイメージしづらい。
そして終盤のあの展開。ワンピースお祭り男爵の頃のブラックな細田監督が顔を出し、本当に心の闇を抱えているのは細田監督だったと思い出す。
結末がハッピーエンドなのはエンタメ映画として仕方ないにしても、ラストまでの過程がちょっと受け付けられません。
あのチコっていう小さい生物。登場シーンが少ないし重要なシーンで役目を果たすわけでもない。かわいい小動物キャラ出せば興行収入上がると思い込んでいる感じに嫌気がさしました。(この辺は広告会社と資金提供している会社が口出ししてきたのだと思う)
サマーウォーズ、おおかみ子供など、過去作が大好きだっただけにすごく残念さが残る映画でした。
豪華なキャストでつづられる、種を越えた愛の絆。
【賛否両論チェック】
賛:孤独な者同士の少年とバケモノが、ぶつかり合いながら絆を深めていく過程が感動的。超豪華なキャストにも注目。
否:小さい子には難しかったり、怖かったりしそう。
理由は違えど、共にずっと一人ぼっちだった熊徹と蓮。最初こそお互いを軽蔑していましたが、お互いの境遇を知り、次第に理解し合っていく様子が感動を誘います。お互いを分かった上で、それでも口論が絶えない場面なんかも、あまりに微笑ましくて思わずニヤけてしまいます(笑)。血こそ繋がっていなくても、こうして家族になっていくんだなと感じます。
そして本作では、なんといっても声優陣の豪華さにも注目です。主演の役所広司さんや宮崎あおいさん、染谷将太さんなんかは勿論のこと、大泉洋さんや広瀬すずさん、麻生久美子さんや津川雅彦さん等、若手からベテランの俳優さんまでがズラリ。加えて本職の声優さんも、山口勝平さんや山路和弘さん等が登場しますので、実に豪華絢爛といった感じです。個人的には、幼少期の一郎彦を黒木華さんが演じていらっしゃったのが印象的でした。
小さい子には少し難しい話や、恐そうなシーンも登場しますので、どちらかというと大人同士や、デート等でご覧になるのがイイかと思います。
タイトルなし(ネタバレ)
面白かったなぁ〜
師弟関係というか、男の友情だけなら、尚楽しめました。
なんか、急に元の世界戻って、楓ちゃんに会うシーンとか、いらなくね?って感じながら観ました。というか、楓ちゃんの存在ってそんなに必要っと感じなかったです......
私的にそこが気になりました。
心温まる師弟父子SFファンタジー。ただ傑作ではない
期待しすぎたのでちょっと辛口目に
正直なところ傑作とまでは言えない
まず、吹き替え
宮﨑あおい 染谷将太 広瀬すず こいつらはだめだ
経験の差なのか、声と絵がしっくりこない
役所広司 大泉洋 津川雅彦 リリー・フランキー うますぎる
本当にキャラとぴったり 完璧な配役
内容は、盛り込みすぎた感が拭えない
母との死別で悲しい過去を背負い、多感な青春時代と引き換えにバケモノとただ強くなるためだけに費やした時間、生き別れの実父との再会と、心惹かれる楓との出会い、人間らしく生きたいという欲求の芽生え、人の心の闇。
これほどの中身に醍醐味のアクションや心を通じ合うまでの過程を含めて2時間ちょっとでは、到底収まらないだろう
別れや切なさの描き方は好みなのだが、最後の渋天街に楓が訪れてハッピーエンドの箇所で大学受験の話は冷めた。楓自体バケモノとの友情がぼやけるため不要と思えてくる。
なんだか前半面白い内容だったので、惜しいといった感じ。
個人的に、サマーウォーズ>時かけ>バケモノ>おおかみこども かな
まあまあ??かなあ??
手の込んだ作画、家族て楽しい作品
全580件中、481~500件目を表示











