バケモノの子のレビュー・感想・評価
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エンドロールも主題歌も、映画の一部…
ナンと言うか…自分が「素直に楽しめたのが1番」な一本。
トンデモな「おおかみこども」と対を成すような作品で、色々と「んん?!」と思う所もあれど…
(キャラがそれぞれ薄くて、行動の理由がイマイチパンチに欠けるし…女子高生を筆頭に、突拍子も無いという点とかさ〜如何にかならなかったのかな)
それでも、鑑賞に集中出来たのは作品の勢いだし。
「サマー・ウォーズ」並みとはいかないまでも、細田監督らしい仕事が嬉しいかった!
ただ、主題歌がな…
全くイメージに合わなくて、後味が物凄く歯痒い!涙
細田監督のイメージと言えば「夏・爽やかな寂しさ・自然」そして…「夕暮れ」かと思うのだけれども。
果たしてそこに幾つミ◯チルが嵌るかと問えば、答えは?
いや、申し訳ないけれども自分には分からない。
某社のマークが出た時点で、仕方が無いこと(もう少し小スケールならバンプが、高校生向けならセカオワが自動確定だもんなぁ〜)かもしれ無いけど…
「エンドロールも主題歌も、映画の一部」なんですよ!涙
いっそ今後は全て山下達郎氏に任せてほしい!なんて思ったりして…
スケールが大きくなることの弊害も感じた作品。
難しく、悲しいものですなぁ…涙
ダークサイドは人類普遍のテーマ
異界への入り口は意外と色んなところにあるのかもしれませんが、渋谷の混沌加減はバケモノのが混じっていてもわからないかもと思わせる何かがありますねw
子供の頃の蓮はもっと色んなものに当たり散らしてそれを異界で優しく包み込まれるのかと思いきや、そうでもないんですねw
家事やったり自力で格闘を身につけたり、何気に勉強もできたりして、ちょっとしたチートキャラじゃないですかw
ダークサイドに落ちるかどうかって、物語の普遍のテーマだなって思うんですが、ケモノ達にはそういうことが起きないのかな?
人間が色々考え過ぎるからいけないのか。
宮野さんの安定のキレ役w
切なくて、そしてあっさりとした幕引きでしたが、うるりときたな。
命の価値とか輪廻とか思っちゃった。
鯨のシーン綺麗だった!起きてる事象はやばいけど、冷静に、あ、山手線止まっちゃうwとか思っちゃう自分がいました。
クライマックスに感動
何を何処まで描くか、何を何処まで描かないのか、という所が曖昧になっ...
後半が酷い
『バケモノの子』を鑑賞。
細田守監督の最新作である。
母親を亡くしたレンは既に離婚していた父親とも疎遠。渋谷の街でバケモノの熊徹と出会い、バケモノの世界「渋天街」に迷い込んだレンは熊徹の弟子となり、熊徹に名付けられた「九太」として修行に励んでいく。
私自身、今まで細田守作品を観た事がなく、今作が初めての鑑賞となった。
序盤は熊徹が師匠でありながら父親代わりでもあり、親子の絆を中心に描かれている。無鉄砲な熊徹も父親代わりとして九太と共に成長していく様子は非常に共感できて楽しめた。
しかし、中盤からきな臭くなり、終盤においては別の映画を観ているような錯覚に陥る。
ネタバレをする気はないので詳しくは書かないが、作品のテーマが親子の絆なのであれば楽しめるのは序盤まで。主人公レンの成長と人間社会への復帰をテーマとするなら中盤少し楽しめるかも。
つまり前半と後半のテーマが全く異なるのでストーリーが支離滅裂なのだ。こんなまとまらないストーリーも珍しい。そして何より終盤の展開が酷すぎる。
無理やり褒めるとすれば、「先が読めない」事くらい。
今作を楽しめれば他の作品も鑑賞してみるつもりであったが、その機会はしばらく訪れそうもない。
面白かったよ
前半はもう凄く良い!!
(主人公の設定紹介は時間の関係上なんであの位でギリじゃないかと)
男子たるものあれ位でなくちゃ、とか思ったり。
熊鉄も名は体を顕すという通りのキャラだったし、二人の師弟関係(疑似親子関係)が今は失われつつある本当のあるべき(理想の)父子関係に思えた。
幼くして両親から離れざるを得なかった主人公が「強さ」を求めて熊鉄の元で修行をし、また自分だけで「強さ」を培ってきたが故に粗忽者になってしまった熊鉄が主人公と共に再び(心の)修行を行う。
「子供と共に親もまた成長する」
という言葉そのもの。
そして、心身共に成長した主人公が今度は一度は逃げてきた「人間世界」「父親」という現実に挑む。
いいよ、良い!
楓ちゃんなんてかーわいいヒロインとも出会っちゃったりして、もー、こりゃリア充まっしぐらじゃねーか!!(実際鯨から逃げてる前も恋人繋ぎだったもんね!)
でも、最後がバッタバタだったなと。
楓ちゃんという存在が出現したのにもちゃんと意味があるのはわかってるけど、もう、尺が足りなかったのかな?
そんな纏め方のように見えた。
どーしても入れたかった「師匠が命を以てでも主人公を助けたかった」というラストだけは外さなかったけど、他に散りばめられた伏線やらお助けキャラやらの処理がおざなりだったのは少し残念。
でも、ざっくり言えば良作かな?
細田さんの作品は最後がモニョる作品が多くて、良い監督さんなんだけど勿体ない。
意外と迫力あった
2回の旅
劇中、九太は2度の旅に出る。1度目は熊徹達と世界中の宗師に会いに行く旅。そして2度目は自分自身のルーツを探る為、人間世界へと戻る旅。映画で描かれる旅というのは、自分自身やその周りに問題が蔓延り、それからの脱却や解決へのヒントを得る為のものとして描かれる事が多い。そして当細田監督作品においても、この過程はその後のストーリーテリングを含め、素晴らしく描かれる。
1度目の旅は何も知らない「子」から一人の「青年」へとのステップへと繋がる。それは自分自身の知恵が芽生え師匠である熊徹の動きを真似するという、工夫の発見と成長を描く。これは熊徹との親密を一気に高めていく、親と子の親密さのストーリテリングとして役割を果たしていく。
2度目は、「青年」からの視点で、自我の問題を見出していく為に、ルーツを見つめていく旅。9歳から人間社会で経なかった時間を、又かつて渋谷の街中で嫌いだと叫んだ他者との関わりを、楓やそれまで不在の存在として描かれていた父との対面によって、自らの中で噛み砕いていこうとする。自分自身が何者か、どこに戻ればいいのかわからず葛藤し、楓や父にぶつかりながら自分すなわち白鯨との対決として展開し、ラストまで駆け抜ける。
前半と後半でまるで違う
前半は親子というか師弟のような関係を中心に描いていて、九太の成長を心踊るアクションとともに伝えていたのがとても見ていて良かったです!ワクワクしました!
しかし後半は今までバケモノの世界で生きていてその世界観が良かったのに、急に人間世界を出してきて、まして受験をするというのは、一気に冷めたというか、自分まで現実に引き戻された気がしました。お父さんとの関係や、ラスボスが何故クジラなのか?など説明不足で未回収な点がその他諸々あり後半は少し残念でした。前半の世界観を踏襲しつつ後半もしっかり話を作れていればもっと感動する作品になったと思います。
夢落ちで根本的に問題解決してないよね?
この映画は題材はとてもいいし、
キャラクターもいままでにないとてもいいキャラがそろっている。
世界観もとてもよかったです!
しかし…後半のストーリーが雑で超展開!
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◆前半はよかった!
熊徹と主人公の切磋琢磨し成長して行く姿ここはよかったです。
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◆夢落ちでなんの問題も解決してないイノシシ家族
もう本当にこれにつきる!
ラストの謎の鯨化で縁もゆかりもないJKが飛び出し説教じゃなくて…
そこはパパでしょ!親子の絆どこいった!?心の穴うめてあげてよ!
あげく夢落ちですよ!記憶喪失ですか!?
心の穴を物理で破壊…ですか?
根本的に心の穴を解決できてませんよね?
ここに時間を割いて欲しかった……。
親子の絆をさぁ…大切にしていく映画じゃないんかいな。
以下はもうなんか…
色々設定に穴ありすぎてヤバイリストです。
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◆全体のテーマがブレすぎてやばい!
社会復帰と親子の絆どっちかでよかった。
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◆急に社会復帰を目指す主人公
本当にこの社会復帰テーマのおかげでブレてる!
失踪した未成年が役所に出現して本当のパパ登場で「お世話になった人たちにあいさつしないと」って…
母方の親戚には何も言わなくて大丈夫?未成年ですよね?確か親権はお母さん方ですよね?もう警察諦めたからオールOK?
奨学金のくだりも結局無意味な演出だった(お父さんいるし)
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◆働かないウサギ師匠
「責任はワシが取る」といいなんか凄い人だ!
…と思わせながら特に働くこともなくラストで酒盛りルネッサンス。
熊徹の処刑ショーを観戦!…じゃなくて…瞬間移動でさ…。
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◆暴走するイノシシ息子
九太を殺すのであれば闘技場でやれましたよね?気絶してるときに。
ウサギ師匠やパパが止めたんですかね?
結構肝心な場面だと思うんですよねえ…。
そして赤ん坊で捨てられてた渋谷でなぜ鯨になったのか?
見ず知らずのJKが落とした鯨本見て??
なぜ人間界で大暴れ?ケモノの街で大暴れならまだ理解できるんですが。。。
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◆サルさんと豚さんの扱い雑
なんで熊徹の家に出入りしているのか?一緒に飯を食べるのか?
九太を熊徹と一緒に育てていった親兄弟みたいな位置だったんだろうけど、そこらへんの描写なかった印象。
階段で泣くシーンでついていけなかった。
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◆ハムスター仕事してない
ハムスターもタダのハムスターで終わっちゃうんですよねえ、
バケモノの町に行くための鍵とかなんか設定もないし…。
お母さんの化身とかなんかあったと思うんですけどねえ…。
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◆熊徹が主人公の心の穴をうめた!九太の影はどこいった?!?
九太の心の穴を埋めた熊徹!
じゃあショーウィンドウで分離した九太の影はどうしたのよ?
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◆闇の力を自在に扱える主人公
「オレの中にヤツの闇を閉じ込めて…」この展開もすごい!
闇の力を自在にコントロール!出し入れ自由!
そこまでできるなら鯨に対抗できたのでは!?
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◆バケモノの町を完全に消し去るラスト
JKがバケモノの街にテヘペロ来ちゃったからの、
バケモノの町にはもうこねえ宣言!
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★☆熊徹と受験や就職活動など社会復帰を目指す!☆★
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最後「バケモノの子」ドーーーン!(えええええ…)
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◆親子の絆を一本柱にして前半部分を丁寧に展開したほうが良かった
熊徹と成長し親子の絆が結ばれていき、
イノシシ親子の心の問題をしっかり解決する方がよかった。
あと、お母さん死んでるよりお父さん死んでるほうが、
父親代わりの熊徹という説得力があった。
前半はとてもいい映画だと思います!
監督の次回作に期待したいです。
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