バケモノの子のレビュー・感想・評価
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普通に面白かった。エンドロールに入る時の歌詞がびっくりしたけど・・・笑
最近は日常からかけ離れたアニメ世界に入り込り込めるようなものが好きなので、楽しめました。世界観は好きでした。深く考えずに、さらっと見れる感じでよかったです。
アクションもあり、感動もあります。
まあまあ良かったな〜と思いながらエンドロールへ差し掛かるときの、主題歌の歌詞がマイナスイメージすぎてびっくりしました。
歌全体を聞けば良い歌詞ですが、あの一番大事な余韻に浸るところで、肥大したモンスターの頭を銃で?!ってなりました。笑
今まで見てた、いわゆるバケモノと人間に絆がうまれるという映画の内容はなんの意味があったんだろうと。笑
思ったより面白かった
見よう見ようと思いながら見損ねていました。
地上波放映したのも録画したままでしたが、やっと見ることが出来ました。
龍とそばかすの姫のレビューでは、バケモノの子もあまりよく書かれていないのを目にしました。
あちらはストーリー的にちょっとという感じもしましたが、こちらは楽しめました。
ちょっと強引な展開が有りますが、話の内容的にそこまで重要では無い所かなと感じます。
違和感はあるものの・・まぁまぁ楽しめた
バケモノの熊徹と人間の少年・九太の交流と成長を描いた作品。
■チコという白い生き物は母親?
母親の写真の横でピーナッツ食べてるチコの表情が母親っぽかったので
母親の分身的なものかな?って思うんだよね。
漣と楓にしか見えてないようだけど、なんだったのかな?
説明ないから謎のまま。
■最初の異世界への入り方が【千と千尋の神隠し】っぽい
主人公が不思議な世界へ迷い込み、本名とは違う”別の名前”をつけられ、
そこで様々な経験をする。はい、まさに千と千尋と一緒。
■前半良かったが後半から面白くない
前半の渋天街での修行時代までは良かったものの、
人間界に戻り渋谷と渋天街を行ったり来たりする後半は詰め込みすぎかな。
■なぜ図書館?
8年ぶりに人間界に戻って一番最初に向かった場所が図書館。なぜ???
本好きというフリはなかったよね。
この時はまだ人間の学校に行きたいという気持ちは無かったはず。
普通なら思い出の場所とか行くと思うんだけどなぁ。
8年ぶりの人間界なのに妙に落ち着いてるし。
とにかく説明が欲しかったかな。
■なんで鯨??
闇落ち一郎彦が特殊能力使って鯨になったんだけど、
父親に憧れてたんだから猪になればいいのにw
偶然道に落ちてた本を拾って「鯨」という字を見たから?
そもそも一郎彦は鯨って読めたんだろうか?
赤ん坊のころからずっとバケモノ界で育ってきたはずですよね。
彼も時々人間界に行き来してたのだろうか?
■九太と熊徹の絆に感動
血は繋がってなくても深い絆で結ばれている。
『あるだろ。胸ん中の剣が!』この言葉が全てですよね。
もちろん自分にとっての”大切なもの”という意味なんでしょうが、
神になって九太の胸の㊥の剣になった熊徹。
『あるだろ。俺たちの絆が!』って言ってるように
私には感じました。最高に泣けますぅ!!
多少違和感や謎が残るものの、最後はちょっと感動しちゃいました。
もうちょっと分かりやすい脚本だったらもっと良かったのになぁ~。
良質なカンフーアクション映画
親子関係と師弟関係を照らし合わせながら、強さとは何かを問う、男の子向けの作品。
母の死でストリートチルドレンとなった少年・蓮を、バケモノの熊徹が拾い、九太と名づけて自分たちの世界に連れてゆくところから物語は始まります。
ガサツな熊徹にウンザリしながらも、持ち前の粘りづよさと飲み込みのよさでどんどん強くなり、バケモノの世界で認められてゆく九太。
大きく成長してふとした事から人間界に顔を出し、そこで人生の指針となる存在・ヒロインの楓と出会います。
学校に通う事を決め、父との再会も果たして人間の世界に戻る事を決める蓮ですが……。
熊徹のライバル猪王山との鞘当てと、本戦となる次期宗主決定戦の、力強くもキレのあるアクション演出。
そして九太の合わせ鏡となると存在・猪王山の子、心の闇に飲まれ圧倒的な力を無差別にふるう一郎彦からの、恐ろしくも迫力満点の逃走。
「アイツは俺が倒さなければならない」
追い詰められて覚悟を決めた、蓮と楓、そんな二人を救う一振りの剣、果たしてその正体は?
冒険と格闘と仲間とのきずな、男子が大好きなものが全てつまった魅力的なアクション映画、どうぞたっぷりと堪能してください。
いい悪いはそれぞれだから二分する
意見は二分される映画だろうな。
だってストーリーはそんなに練られてないもんね(笑)
ただキャストは華が有るし🌼そういう点でファンはある。で、僕はいい悪いは表面する必要はないと思うのである。だから、この映画で一番ハッとしたところを書き出しグーとしたい。久太と楓が会話するシーン。楓が親の期待を一心に叶えようと頑張るもそんな気親知らず。と言う。そこは正に今だよなぁ。とハッとしてウンと頷いた。きっと今の子は風の子どころかバケモノの子なんだよ、。我欲に忠実で周囲見渡せず責任取らないオトナこそ現代のバケモノなのだ。と映画の問うメッセージを受け止めた◎
キャラクターデザインの線は好き
個人評価:2.7
夏休みに見たくなる監督、細田守。
残念ながらその夏休み感、またテーマ性、どちらにも振り切れていないので、どちらかというと短編に向いた物語。
キャラクターの線はとても綺麗で好きだが、やはり主人公が少女の方が、細田作品は活き活きするなと思う。
見応えはあったけど・・・
マーケティングの結果で世界観構築して、チーム分けして作業して、繋げたらこうなった、みたいな・・・。
この監督特有の作家性みたいなものが見えてこない作品で、エンターテインメントとしては色々見応えあったけど、映画を観たぞ、っていう手応えは全くないという、何ともいえないもやもや感が残った。
観る人の人生経験による
何に関してもそうだけど
共感できるかどうかは
人生経験による。
自殺レベルの孤独を
感じたことがある人は
この映画に共感できると思うし
そんな孤独を知らない人は
ただのアニメとしてしか観ないから
つまらないと思うんだろう。
自分と全く同じ人生を生きる人は
絶対に存在しないから人は皆孤独。
そのなかで少しでも
他人と分かち合えるものがあれば
支え合って生きていける。
それがこの映画のテーマだと感じた。
私はこの映画が好き。
後半からの展開がイライラ
前半の修行から九太と熊徹との師弟関係を構築していくところはとてもワクワクしながら観ていたのですが、九太が人間界に戻っていったところからとても、観ていられなくなりました。
ヒロインの楓の登場からクライマックスにかけての強情さというか、空気の読めなさにとてもイライラして、最後は渋天街の宴にまで顔を出す始末、、。面の皮が厚いというか、サマーウォーズとおおかみこどもの時から思ってたのですが、ヒロインがマジで感情移入出来ないです。
そして、九太以外の熊徹の弟子だったり、最初に出てくる大人達だったり、楓をいじめるチャラい同級生だったり脇役がしっかり脇役で記号的にしか描かれていないところもなんか、「こうゆうの出しとけばこう観れるっしょ」みたいな細田監督の表現の薄っぺらさが随所に見られてとても不快でした。
プロフェッショナル仕事の流儀で最後のセリフのディレクションがとても抽象的なところを観ると、細田監督はそのぐらいのビジョンでしか脚本を書いてないのかと思い。子どもを育てている身としては、これが父と子の成長物語として打ち出している事にとても遺憾でした。
男の子を一人前に育てる
龍とそばかすの姫を観てあまりにモヤモヤしたので、バケモノの子をもう一度観てみた。
やはりバケモノの子は良い。
血が繋がっていようがいまいが、人間だろうがバケモノだろうが、男の子を一人前の男に育て上げる姿は胸を打つものがある。
ストレートに伝わってくるものがちゃんとそこにある。
熊徹の白い歯と笑顔も好きだ。
うん。
もう細田守作品なんて観るもんかといっしゅん思ったけど、やっぱりおおかみこどもの雨と雪とバケモノの子はいいな。
ちょっと遠くからこれからも細田守作品を観ていこうと思い直した。
ヒロイン不要論
うーーん。ストーリーは普通に面白いし、キャラも良かった。ただ、広瀬すずが声優のヒロインに尺取りすぎ。そのせいで物語後半で一郎彦が堕天した理由も少ししか触れられてないし、いきなりおかしくなったように見える。また、最後のヒロインの説教シーンがうざすぎた。
このヒロインがいなかったら、普通に良作だったと思う。
心の闇を制する「胸の中の剣」というのは、周りの人が自分に注いでくれ...
心の闇を制する「胸の中の剣」というのは、周りの人が自分に注いでくれた愛情という事なのかなと思った。シンプルで力強いメッセージで、良い作品だなと思いました。
【習うこと、学ぶこと、考えること、教えること、離れること、感謝すること、助け合うこと、受け継ぐこと、成長すること】
勉強も、習い事も、スポーツも、仕事も、案外重要な心構えは同じなんだと思う。
大人になって当たり前のことが、子供の時分は、かなり難しいことだったりする。
そこから習ったりしながら、いろんなことを覚えていくけれども、改めて他の人に教えてみて、自分が理解出来ていなかったところを確認したり、自分の正しさを再認識したりして、知識や経験の幅を広げたり、深めていくのだ。
大学の教養課程の体育で、個別競技を専攻した時に、講師の空手の先生が、守破離について説明していた。
これは、僕が習っていた書道でも重要な考え方で、初めは師に従い習っていても、ゆくゆくは自分らしさを加え、更に、師とは異なる自分のものにしていくという道程を表したものだ。
この「バケモノの子」は、こうした考え方を示すと同時に、師に感謝し、時には助け合い、更に、成長することが出来るという可能性も示しているのだと思う。
空手とか書道とか東洋的なものを例にとったけれど、これは万国共通なんじゃないのか。
熊徹の心は、九太に宿ったのだ。
己の闇とどう向き合うか
バケモノの世界に迷い込んだ少年がそこで出会ったバケモノ熊徹と師弟関係を結び、互いに反発し合いながらも修行に励み、成長していく物語。
‘師弟愛’‘ 親子とは?’‘強さとは?’‘学びや成長’‘心の闇’‘自己受容’等々様々な事について考えさせられました。詰め込みすぎ・薄味等のご意見も拝見しましたが、確かにそれもわかるような気もします(メッセージが多かった分、私もこのレビューをどうまとめようか迷いました)が、単純なせいか私はそれ以上に大きな感動を味わいました。特に、九太と熊徹の不器用な二人が互いに心をぶつけ合い、絆を深めていく姿には涙しました。
九太と熊徹は似たもの同士。強がりで意地っ張りだけど本当は寂しがり屋。互いに孤独と闘っている。似たもの同士だから、顔を合わせれば反発ばかりだけど、徐々に相手の中に自分を重ね、心を通わせていく。鏡のような関係とも言えるかもしれない。共に過ごすうちに、自分を見つめ、自分を知る事ができた。そして修行生活の中で、九太も熊徹も、自分の弱い部分や足りない部分を認め受け止める事ができたのだろう。
九太と一郎彦も似ている。というか一郎彦はもう一人の九太だ。二人ともあの世界では異質な存在であり、共に闇を抱えている。九太も一郎彦と同じ道を辿っていたかもしれないが、熊徹との出会いが彼を変えた。独りで苦労しながら強靱な身体能力を身に付けた熊徹は、同じく孤独であった九太にとって希望の光だったに違いない。
闇に呑み込まれた一郎彦。自分はなぜ父親のように牙が無いのか?鼻が伸びないのか?バケモノにも人間にもなりきれず、自分の居場所が見出せない。ありのままの自分が受け入れられなかった一郎彦。闇は知らぬ間に彼の中で大きくなっていった。
闇は誰の中にも存在する。不安や悲しみ、怒りや憎しみ等、様々な形や大きさで。強がってそれに打ち勝とうとするか、気付かぬ振りをするか、静かに向き合うか。
自分の中の闇に気付き、それを受け入れる事が出来れば、人は一段と強くなれるし、より奥深くもなれると思う。物事は自分の受け止め方次第で、光にも闇にもなる。(スターウォーズでは無いけれど)光と闇のバランスを整え、‘心の剣’を鍛えたい。
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