「いちろうひこたんの描き方が雑」バケモノの子 ビート板教室5年目さんの映画レビュー(感想・評価)
いちろうひこたんの描き方が雑
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今作は、1人の子供が親子との絆だけに留まらず、様々な人との出会いを通じて、思春期の闇を乗り越え大人になる話し。
闇にのまれそうになるも、広瀬すずのおかげでみんな同じなんだと気づけた染谷くん。
その対比としてクライマックスに相見えるは、思春期に喰われたいちろうひこたん。
構造としてはわかるし、言わんとしてる事もわかる、子供向けにしているため時間が長くなりすぎないようにしてたのもわかるけど、
いちろうひこたんは人を1人刺し殺そうとする程の闇を抱えた、人物というわけで、
それは本来、育ち方や運によっては誰にでもなりうるという事実を提示してこそ、なんとかしてあげたい、と思えるはず。
しかし、ダークサイドに堕ちる過程の描写が少ないし、あまりにもお粗末、只のバカに見えてしまいます。
細田さんはダークサイドに落ちてしまう人の気持ちがわからないのかな?
あまりにもいちろうひこたんの役割が機能的で感情移入しずらいため、クライマックスにも乗れず…。
次回作期待。
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