劇場公開日 2015年7月11日

  • 予告編を見る

「誰もがウチに秘めるバケモノを飼いならす」バケモノの子 hideaquiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5誰もがウチに秘めるバケモノを飼いならす

2017年5月25日
iPhoneアプリから投稿

今日、高校生による殺人事件があったのは、この映画のメッセージをより際立たせた。子どもの殺人事件があると、誰もが被害者の立場で語る。僕は加害者の親になることを思う。「あの凶悪な犯罪者もみんな昔子どもだってね(JAM 吉井和哉)」「大人がかっこよければ、子どもはグレないんだよ(チルドレン伊坂幸太郎)」「性善説みたいに、あまり子供や人間に期待してるとバカを見る。だろ? 暗い部分を分かった上で、どうにかするしかない。(オー、ファーザー 伊坂幸太郎)」誰も子どもをモンスターにしようなんて思っていない。しかし誰もがモンスターになりうる。そんな世の中で、どんな覚悟で生きていくか。また泣かされました。

コメントする
hideaqui