「待望の細田作品新作」バケモノの子 絶滅危惧種さんの映画レビュー(感想・評価)
待望の細田作品新作
最早、ポスト宮崎駿を掴みつつある細田守監督の最新作。
相変わらず、少年が大人に近付き逞しくなる過程を解りやすく描かれている作品でした。
個人的には、前作の『おおかみこどもの雨と雪』と比べ、エンターテイメントな作品になっていました。
というのも、主人公の蓮くん、出生は人間界、育ちは大半が異界での生活で色々と差別や劣等感を感じざるを得ない状況に苛まれますが、結構その辺りは、蓮くん自身のメンタルの強さなのか、悲観的になりすぎないように演出されていました。その辺りは、終盤明らかになる真の敵との対比だと思います。
生々しさを抑え、マイルドで
物語構成は『おおかみこどもの雨と雪』と似た物語でした。
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