あんのレビュー・感想・評価
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樹木希林さんの演技に吸い込まれる
生と死、希望と絶望、喜びと哀しみ、そんなものが混ざり合った狭い世界の中で行き詰まりながらも道を切り拓いていこうとする人間ドラマです。正直言ってテーマはすごく重いです。しかし観終わったあとは涙とともに浄化されるような、そんな映画です。
根底の死生観からの美しさ
ヤバイって‼︎
全体が良いだけに、、、。
とても良い作品でした。でも永瀬のたばこがとっても気になりました。食べ物を扱う人が、たばこを吸っていると、よほど注意しないと、匂いが移ります。
希林があんの味や匂いにこだわっている以上、たばこの臭いが問題になると思います。
10数年前なら、もう少したばこにアバウトだったかもしれませんが、それでも多くの料理人は、気を使っていたはず。
作品の意図を覆す程ではありませんが、見ていてどうしても気になりました。
センチメンタルと切り捨てるか?
観賞後、放心状態が続いた。こんなのは初めて。ハンセン病患者が強いられた人生に自分を重ねたら、この映画、センチメンタルだ、なんて簡単に切り捨てられない。今の常識じゃ語れない、かつての時代の徳江さんの家族の想いを想像すると、言葉に詰まる。そして、まもろうとしてた人にまもられていたとは..。
帰りに原作を買って一気に読んだ。原作もやはり、いい。素直な表現でわかりやすく、読みやすい。映画は原作に忠実な部分が多いが、意外なところが、あっさり、ない。驚いた。監督が容赦なく編集して河瀬作品にした、というのはこういうことか。映画は市井の人々のリアルさや、独特の空気感も味わい深い。見て、よかった。
「あん」を観てきました
試写会で26日に観てきました。
「河瀬直美」監督・脚本・編集です。彼女自身の映画の作り方を踏襲していて気持ちよかったですね。短いカットを積み重ねていき、「囁く」ようなセリフの演出。自然の「音」を大切にする姿勢。
「あん」のあずきがアップで映し出される生命力。
何者も生きて、生かされ、その存在を表現せしめ、亡くなっていく。
そういうメッセージが、監督から伝わってくる気がしました。
樹木希林、いい味出してるけど「孫」との出演バーター分で、マイナス0.5点です。
キーワードは「カナリア」でしょう。
試写会へ行きました
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