劇場公開日 2015年5月30日

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「見ること、聞くこと。」あん villageさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5見ること、聞くこと。

2015年7月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

説明過多にならないように、会話の間から気持ちを汲み取るように、そういうのを大事にしている種類の映画だと思う。
そういう種類の映画に対して、あれこれと言葉で説明したりすることはどうなんだろうという気がする。というか、あまりうまくできる自信がない。
一つだけ言うなら、もうちょっと泣かせてくれてもいいのに、それを簡単に許してくれないところが、なかなか心憎いというか意地悪だなと思った。笑
あと、てっきり勝手に店を開いて怒ると思ったのに、そうじゃなかった。良い意味で裏切られた。

見ること、聞くこと、それだけで生きている意味がある。というのが物語の最終盤のメッセージ。
そういうことには、普段なかなか気づけないよなぁと思う。浄化された。明日からまた頑張ろっと。

village
満塁本塁打さんのコメント
2022年12月5日

おっしゃるとおりごもっとも全て納得共感❗️\( ˆoˆ )/ですが、これ以上泣きの展開を入れると【ライ病=ハンセン氏病】に向かいあいかたが制作意図を超えてしまうんでしょうね。永瀬正敏がハマり役なのもお涙・・の展開に歯止めの重要なポイントなのだと自分は勝手に思ってます。樹木希林と「お世辞にも態度が良い役を演じられない天性の雰囲気」永瀬正敏の化学反応。お涙頂戴路線は私もちょくちょく引用する「砂の器=野村芳太郎、橋本忍丹波哲郎、加藤剛、緒方拳」で完全に極めてしまったので、逆の切り口で攻めたのかも知れません。誰しも持っている人間の根本的な醜悪さなので・・・長文すみません。他作へのイイねありがとうございました😊😭

満塁本塁打