「画竜点睛を欠く」あん 島田庵さんの映画レビュー(感想・評価)
画竜点睛を欠く
悪くはない。でも、
ハンセン病が日本ではとっくに完全制圧されている(つまり、徳江さんもとっくに完全に治っている、感染する心配はない、そもそも感染力は弱い、万々が一感染しても治療法が確立しているので全く心配はない)という情報をもっとはっきり伝えなければ、浅田美代子さん演ずるオバハンがいかに無知でメチャクチャかということが分からないのではないか。
あと、ワカナ役の子は、メチャクチャな母親に苦しめられ、にもかかわらず徳江さんの手が不自由だということをその母親に言ってしまった点に感じただろう陰影を演ずるに足りない。
もっとよくなれたはず。
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