「レジェンドの揃い踏み」あん クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
レジェンドの揃い踏み
樹木希林と言えば富士フイルムのCM。
「綺麗な方はより綺麗に、そうでない方はそれなりに」
あの頃から、別に綺麗じゃないけどそれなりに見てしまう女優だった。
「日日是好日」を観てから、あの味のある演技をもっと観たい、というか「久しぶりに会ったおばあちゃんの話をもっと聞きたい」みたいな感覚で、配信サービスのAIに勧められるまま鑑賞。
主演の永瀬正敏にも久しぶりに会って、そういやこの元嫁も含めて今はどうしてるのかとか雑念が湧いたが、それをやはり凌駕していた樹木希林。今回はその役のバックボーンも相まって、彼女の軽さを感じる演技がより重く響く。
ハンセン病って知らない人も増えてる様な。学校の授業で少しやった覚えはあるけど、今でも教えてるのかな。
永瀬と樹木希林の孫が訪れた先に、
まさかの市原悦子。
そしてそのロケ地は東村山。
志村けんの出身地ですね。
郷愁を煽る要素が多すぎて、満足感半端ない。
桜が多く出てくるので、今観るには色んな意味で丁度良いです。
「あん」は中身。中身が大事。
みてくれなんてどうでもいい。
常日頃そう思う、中身の無い自分。
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レモンブルーさんのコメント
2022年5月21日
クリストフさん
共感を有難うございますm(_ _)m。 東村山には学生時代住んでいたのですが、ロケ地になってる辺りが何処ら辺りなのか見当つきません。桜の公園や坂道など あったんだ!と、…行ってみたかったです。
素敵なドラマでしたね!原作がもっと良いらしいので、買ってあるのですが、未だに読めてません💦
今の世界の状況を見ると、この映画の優しさが 更に沁みると共に、人間の愚かさが悲しくなります…