「異質なもの、少数派。」あん still_ontheroadさんの映画レビュー(感想・評価)
異質なもの、少数派。
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ハンセン病患者は、異質なもの(奇異な症状のため、周囲には恐ろしいという感情が強かっただろう)、少数派として、排除・隔離されてきた。自分の存在が否定される苦しみはどれほどだったろうか。
罪を犯し償ってきた主人公の千太郎には、共感するところが多かったのだろう。
彼への徳江の次の言葉は慰めを与えるものだったと思う。「私たちは、この世を見るために、聞くために生まれてきた。だとすれば、何かになれなくても、私たちには生きる意味があるのよ。」
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