「差別問題」あん erieeさんの映画レビュー(感想・評価)
差別問題
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どら焼きの味の決め手は中身の「あん」にある。
雇われ店長のどら焼き屋では自家製のあんを使わず缶入りの業務用を使っていた。
常連客は学校帰りの女子中学生。
ガールズトークに花を咲かせる毎日。
ある日、店の求人募集を見た徳江お婆さんは時給は安くてもいいから働かせて欲しいと懇願する。
断られた徳江さんだが、自家製「あん」を食べて欲しくて店長に渡す。
徳江さんの「あん」に魅力された店長は徳江さんを雇う事にした。どら焼きが美味しくなったと評判になり店は忙しくなる。指が不自由な徳江さんも接客を手伝っていたのだが…
徳江さんを揶揄する噂で客足が遠のいてしまい店長は止む無く徳江さんにお店を辞めるよう話す。
徳江さんの事が気になる店長と中学生のワカナは徳江さんを訪ねた。
徳江さんの住む地域はハンセン病の人々が暮らす場所だった。
ハンセン病の人々の辛い歴史を聞き、それでも誰を恨むでもなく楽しく暮らす徳江さんに2人は心を開いていた。
徳江さんは風や木、花など自然の声を聞きそれに従って暮らしていた。
徳江さんが亡くなりお墓の代わりにソメイヨシノを植樹した。
春のお花見シーズン…どら春「どら焼き屋」は桜の下でどら焼きを売る。
店長の呼び声が響く。
どら焼きも人間も中身が大切‼️
偏見や差別の無い社会を目指して。
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