「置かれた所で咲く」あん everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
置かれた所で咲く
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借金のため嫌々ながら店を営む元受刑者と、元ハンセン病患者との心の交流。母親の死に目に会えなかった男性と、強制的に堕胎させられた女性。
どちらも何らかの自由がきかない「囚われの身」。
外界の輝きを見て、自然の声を聞く。
"The Tree of Life"を思わせるような美しい映像が挟まれます。
客足が遠のく過程はあまり詳細に描かれていません。言わずもがな、ということでしょうが、人的な「風の便り」は時に残酷です。
人間の外見が皮で、心があんなら、皮の見た目は重要でない。皮はあんを包んでいれば良い。大切なのはあん。主役はあん。
「私達はこの世を見るために、聞くために生まれてきた。だとすれば、何かになれなくても、私達は、私達には生きる意味があるのよ。」
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