「涙が止まらず」あん まーこさんの映画レビュー(感想・評価)
涙が止まらず
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皆さんの演技が本当に自然で、素晴らしかったです。
桜の木、草花、生き物、風の音、すべてが美しく感じられました。普段の生活で耳を澄ませることなんてなくて、自然と会話することなんてなくて、感性も鈍ってきてる。もっと自然の声に耳を澄ませる時間を作りたいと思った。
徳江さんのあん作りがとても丁寧で、優しくて、見ていても心地よさを感じました。
ハンセン病、大学の授業で少し習ったほどで恥ずかしながら詳しくはは知りませんでした。皆、中途半端な知識だからこそ噂話を鵜呑みにしてしまう。差別がなくならないのはその部分なのかな。相手を思いやる気持ちがあればその知識の部分を埋めようとするはずだけど、それが簡単ではないのかな。
徳江さんの人生の重み、想像できないほど大変なことの連続で、子どもさえ生むことを許されなかった、荷物はすべて処分された、たとえ大切なものだとしても。自由なんてなかったんだろうな。
最後のシーン、「どらやきいかがすか」と声をだすシーン、希望がある終わりかたでよかったです
人生は声を聞くだけで生きてる意味がある
この言葉が頭に残っています
ひとことひとこと、そして言葉の間にズシッと重みを感じました。
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