「どら焼きが食べたくなる」あん こみちさんの映画レビュー(感想・評価)
どら焼きが食べたくなる
単館系だったので、一番近くの映画館を探して観ました。
が、最近になってもっと近所の映画館で上映されていた。
公開からはだいぶ経っているので、上映館が広がってるのはいいですね。
もともと、お料理が美味しそうな映画というのが好きで
「あん」はタイトルからして和菓子屋さんの話なのかな?
キャストも好きな感じだし、期待できそう、という動機でした。
映画を実際観たら「ハンセン病」という病気について
その患者さんがどういう扱いを受けてきたのかなど
ちょっと重たい設定も見えてきます。
人としての幸せって、と考えさせられる映画でした。
俳優陣はみんなとても上手で、自然で、自分もその町にいるような感覚で観ていくことができます。
伽羅ちゃんがナチュラルでこれだけ大きな役をこなしているのが凄いなと。
映像もすごく綺麗でしたし、役者の自然な空気感もよかった。
お話ももちろん。
切なくて胸がぎゅっと掴まれるような苦しさもあって
だけどきっと、徳江さんは幸せだったに違いないと思える
本当に素敵な作品でした。
どら焼きがとてつもなく魅力的に感じて
しばらくいろんなお店のどら焼きを食べて回りました。
永瀬くんが泣くシーンはたいてい自分も泣いていました。
印象の選択肢に「切ない」がないのが残念。
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