「簡単な映画ではありません。」パプーシャの黒い瞳 bashibaさんの映画レビュー(感想・評価)
簡単な映画ではありません。
第二次世界大戦を挟んで時間が目まぐるしく往来し、更につられて舞台も移動するので、私は完全には理解できませんでした。自分の国を持たないロマ族の実態と、文字を書けなかった女性が文字を学び、そして、詩作に手を染めるようになるものの、結果として、自身を幸福にはしなかったことなどが、観終わった後に判ってきました。しかし、本当にこの映画を理解したという実感が持てません。多分、DVDなどで、2,3回、見直さないと理解できないと思います。若い頃のパプーシャと詩人になってからのパプーシャも登場人物が、誰も彼もが似ていて誰が誰なのか区別つきませんでした。
そうは言っても、なかなか深い味わいのある映画でした。
モノクロの画面の美しさが際立っていました。
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