怒りのレビュー・感想・評価
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ここ最近でいちばん!!!
最後まで観て、「信じてくれてありがとう」を噛み締め涙が出ます。
タイトルの、始まりもそうなんですが、回収が本当に素晴らしく感じました!ポスターも含め…!!
また、信じたことで裏切られたこと、信じなかったことで強まったものと失くなったもの、一貫したテーマに別個の結末……どれをとっても切なく、胸に響きます。
心象としては松山ケンイチ、映像としては綾野剛、状況としては森山未來って感じで、正直大穴でした!
妻夫木くんの、だいすき〜〜っな演技が最高でした。また、すずちゃんのヘビーな役どころを演じきる姿を観て、バライティの印象がガラリと変わりました。映画でのすずちゃんは初めてで、これからもたのしみです。
演出がもう最高!冒頭の玄関ライトの演出で確信しました!場面転換も画面効果も何を取ってもセンスを感じさせられて、本当に最高………!!
もう一回観たい気持ちもありますが、それぞれの登場人物の心象をもっと味わいたく…!原作読むつもりです!
これって、、、
あまりにも3つの話が並行で交わらなさすぎて、時系列超えて実は全員同一人物だった、ってゆうオチかと思ったのにほんとにほぼ交わらなかった笑
八王子の殺人事件はすずの友達のあの沖縄の男の子がやったのかと思ったけど、、、あれはやっぱり森山さんが犯人ってことでいいんですよね?でも正確に森山さんの顔で映りましたか?一度見ただけでは見逃している点も多いように思います。
生きづらさの共有
「3人の怪しい男」が表れたのは、今の日本でマイノリティであるとか、家族の事情で肩身が狭い思いをしているとか、何らかのしんどい思いを抱えながら生きている人間の前だった。
素性のわからない男だが、この人は自分を受け入れてくれる、この人には心を開ける。「怪しい男」たちも、この相手とならわかりあえる、一緒にいて落ち着けると感じたようで、3組のかけがえのない絆が結ばれ始めたかに見えた。
人を信じることより、疑うほうがはるかにたやすい。怪しい男たちはそれぞれ、親しみやすさとともに不気味なたたずまいも見せる。一度信じた男を疑い始めると、自分自身の心や思考さえ醜く思えてくる。しょせん、自分が求める幸せは得られないと思い、男が現れる前と同じ、社会全体からの疎外感に包まれる。
登場人物にはみな「怒り」を持つ理由がある。明日香や薫、刑事たち、山神の知人にも。しかし、物語の中でその怒りを力の行使として表出させたのは、沖縄の二人だけだった。
沖縄のパートは、二重三重に苦痛に満ちている。沖縄は、日本として「怒るべき」問題を過大に背負わされた場所であることを、この映画で改めてつきつけられたように思った。
辰也はどんな裁きを受けるのか? 泉は真相を語るにしろ、黙するにしろ、どんな苦しみを背負って生きていくのか? それは彼らが責めを負うべき罪ではないのに。若い二人の慟哭は、しかし、そこから立ち上がる力をも感じさせる。
人一倍高いプライドを持つ田中が、日雇い派遣の仕事しか得られず、出張先で蔑みや憐みを受けたと感じて逆上したという謎解き。森山さんの抜群の身体能力と振幅の大きな狂気の演技には、鬼気迫るものがあった。
原作と少し変わった千葉パート。田代を好きになるほど、疑い始めれば深い闇にとらわれる。自己効力感の低い、痛々しい愛子と、衆人環視の田舎で娘を守るため葛藤する父。田代が泣く場面と、導入部とは違う電車内の情景に救いがあった。
「信じてくれてありがとう」とおどけた直人は、優馬に自分の生い立ちや病気を語らずに消えた。直人こそ、優馬を信じていたのかどうか。あるいは心配をかけたくなかったのか。
優馬は直人を誤解し、結果として裏切り、取り返しのつかない涙にくれた。しかしその涙が、見る者の感情をも浄化する。背徳的に見えて、説得力にあふれる東京パートだった。
人間の弱さ、愚かさ、はかなさ、哀しさ。オールスターキャストが市井の人々になりきって、そんな人間同士が信じあうことの難しさと尊さ、この日本社会の生きづらさを何とか乗り越えていきたいという希望を感じさせてくれた。
広瀬すずが可哀想
個人的に女性に対する暴力的表現が好きではないのがあり、まるで『4月は君の嘘』からそのまま続投したような(予告編しか見てませんが)広瀬すずのその清楚さが、物語中盤であまりに理不尽な暴力によって、実に悲惨な形で失われてしまうのが非常に辛く思えました。
見ているこっちまで深い傷を負ったような気分になります。
話の流れ、広瀬すずの演技、そして現実と切り離すことが出来ない沖縄の米軍基地問題。全てが絶妙なバランスで絡み合い、観るものの心に暗い影を落とす強いシーンになっています。李相日監督、むごい。そしてすごい。ここまでインパクトのある描写はなかなかにない。
ただ、一方でこのシーンって本当に必要だったのかとも思います。というか、この事件自体が。
というのもラストで宮崎あおいサイドと妻夫木聡サイドは八王子事件の残滓による苦難を乗り越えて救済されますが、広瀬すずサイドは全く救済されているようには見えない。
僕は原作の小説を読んでいないので、あくまで推測の話になりますが、小説であれば広瀬すずの心情も描かれていたのではないでしょうか。小説は地の文で心を語れるのでそこで何かしらの救済があったのかもしれないと思っています。
ともあれ映画では、彼女は中盤からフェードアウトしてしまって、その葛藤も見ることが出来なかったので、結局その悲しみは置いてきぼりです。『魂の殺人』とも言われているようにあの暴力シーンは第二の殺人事件でもあったように思うんですけどね。(まあそこからの救済を描くとなると、三つものサイドを回していたら圧倒的に尺が足りないか・・・)
いっそ、広瀬すずサイドは母親との確執の話とかにしてしまえばよかったのにとも思います。宮崎あおいサイドはちょっとぎくしゃくした親子で、妻夫木聡サイドはいい親子であるから、広瀬すずサイドは思い切りギクシャクした親子で。バランス取れると思うのですが。
と、キリがないのでこの辺にします。
なんだか難しい映画でした。結局「怒り」のタイトルってどういう意味だったのでしょう。別に怒りの感情が全ての映画でもなかったですし。
犯人の怒りが波及して周囲の怒りの感情を呼ぶみたいな話でもなかったし、怒りの感情を乗り越えるにはどうしたら良いのか的な教訓の話でもなかったしなあ。
難しい。とりあえず役者さん達の演技にはアブノーマルな緊張感があって、それはとても感動出来ました。
決して良い話ではありませんが、でも良い映画でした。
映画として
完成された作品と思いました。期待通りとも意外ともいえるキャスティング。登場人物それぞれのストーリーがわかりやすく伝わり時に強引に交差し引き合うあたり。ちょっと長かったけれど集中切れる頃にインパクトある映像。感動したりはありませんでしたが、私は映画としてとても楽しめました。個人的感想としては高畑充希さんの役はなくてもよかったかな、演技的にも。あそこはさりげなく伝えて欲しかった…人気の女優さんねじ込んだ感残りました。
言葉にしづらい衝撃
宮崎あおいの慟哭、広瀬すずの絶叫、妻夫木聡の自分自身への誠実さを信用できずにいるどっちつかずな自己嫌悪人間感、全てが素晴らしかったです。
特に宮崎あおいの相変わらずのカメレオンっぷり、そして何より広瀬すずの体当たりな演技にただただ感銘を受けました。
女性で(しかもまだ若いし)あのシーンを演じること自体、非情に大きな抵抗もあっただろうに、
終盤での透明感のある表情や要所要所での細かな部分も含め、とにかく体当たりかつ確かな演技を魅せてくれたことに感謝です。すごい女優さんです。
もちろん妻夫木聡さんと綾野剛さんのシーンも同じく、それでも演じきったお二人を含めた全男性陣の演技も大変素晴らしかったです。
気になったのは、まだ調べられていないのですが、犯行の前後シーン(回想)の犯人は真犯人役がお一人で演じたんでしょうか?
実は途中で、被害者夫人が犯人にお茶を振舞うシーンの前後の後姿に「これ明らかに綾野剛だろ…」と思うシーンがあり、
そんなメタ的な理由で犯人が判ってしまったらたまったもんじゃない!と内心慌ててしまい、最後はある意味ホッとできた部分もあったんですが、
あえて容疑者3人の俳優さんでカット毎に演じ分けさせたりしなかったのかなぁと…。一度観ただけだしそもそもただの勘違いの可能性の方が大きいですが、もしそうだったら面白い。
客に挑戦を投げかけるようなミステリーではないので、推理に必要な証拠も特に出ることはなく、犯人は一体だれなのかという緊迫感を持たせることに重きを置いていた気がしたのでそれはそれでいい手法じゃないかと思います。偉そうに言ってももちろんその可能性って恐らくほぼ無いですが…。
坂本さんの音楽とそれを印象的に乗せる演出も、よりゾクゾクっときました。
唯一ハッピーエンドに繋がりそうだった愛子達も結局借金取りに怯えながら、様々な問題をこれからも抱え続けて生きていくしかない。現実的ですごく印象的な終わり方でした。
原作を読めばまたたくさん解釈が変わる部分がありそうです。
個人的に、佐久本宝演じる辰哉が、序盤で家業を休業にしてまでデモ活動に参加する父親を見て「恥ずかしい」と言ったシーンとか、
広瀬すず演じる泉の台詞も含めて「そんなことしたってどうせ変わらないのに」とどこか冷めた目で見てる若者たちの姿に同世代として正直共感してしまうところもありました。
だからこそ物語が進むにつれて少しずつ個人としての考えのあり方について見直し自分と向き合おうとしていく辰哉には惹きつけられました。だからこそ衝撃は凄まじい。
怒りという負の部分に信じるという理想も含めた正の部分が入り混じり、それが個々、さらに時間毎に相手を変えながら変化していく様が現実と重なって、
黙って座っている自分と劇中で広い海の中ただ絶叫する広瀬すずとの差がそれを表しているようで変な夢心地のような気分でエンドロールを震えて観て終わりました。
馬の鼻面に人参をぶら下げた様な作品
どうも話の推進力が『犯人は誰?』一辺倒になってコレって逆にノイズになってる気がして、本質が伝わり辛くなってる様な気がして、とか散漫な気分で映画を観てました。
すぐに原作購入
どんなストーリーか知らずに見ました。市川や世田谷の事件と重なる所も多くて、俳優陣のこれまでの作品イメージを色濃く更に印象付けさせた感じでした。美しい場面とダークな場面がバランス良く、飽きずに最後まで入り込めました。発展場や公園での暴行シーンは演技とは思えない現実感が心を揺さぶりました。
怒りって何?
原作を読んだ上でみた。
小説や漫画が実写化されるとよく耳にするのが、原作の方が良かったという意見であるが、この映画は原作と同じくらい良かったという秀作である。
原作上下二巻の大作を二時間半足らずに収め、原作のような感動という言葉では言い表せない何かを与えてくれたこの映画には感謝しかない(ここまで言うと言い過ぎか。笑)
まず、上映後暫く座席をたてなかった。
余韻というかなんというかふしぎなかんかくが心にあった。
それは他の映画でもたまにあるのだが、今回だけはその感覚がレビューをかいている今も続いている。(尚上映後一時間は経ってる)
この作品のテーマは「信」そして、
「怒」
この怒りのたった二文字にはいろんな意味が詰まっている。
原作者のインタビューでこの作品は怒れないひとを描いたとあるが、たしかに、愛子にしても、優馬にしても、きちんと怒って、自分の気持ちを伝えていたら、あんなことにはならなかったかもしれない。
信じれたかもしれない。
その、テーマはこの台詞で表現されている。
「泣いたって怒ったって、誰もなにもしてくれない!!」
作品のなかでも泉がレイプ被害にあい、「誰にも言わないで。」と怒れない。
怒ることの意味、大切さを教えてくれる。
そして、もうひとつのテーマ「信」
愛する人を信じれるか?
この問いに僕は今まで即答でyesと答えてきた。
だが、この映画をみると本当にそうか?愛する人が殺人犯かもしれないって言われて、ある程度の物証もある時本当にその人を信じれるのか?と考えさせられた。
この答えは今も見つかっていない。
「何で、そんな簡単に人の事信じれるわけ?俺の何を知ってるって言うのでもないのに。w」
劇中で田中がいった言葉である。
この言葉が今も頭を離れない。
この映画(小説も)は多くの問いかけがある。そして、それに対する明確な答えを登場人物は示してくれない。なので、見終わったあともその問いかけの答えを考え続けなければいけない。
正直辛い。
しかし、いつかは考えなければいけない問題であり、簡単に「人を信じよう。そうすればどんな困難だって乗り越えられる。」と、答えを出す映画よりは分厚く重い。警鐘をならしてくれているのだ。
さて、ここまでこの作品を見て考えていたことを綴ってきたが、ここから演出に触れていく。
まず、最初に、主な登場人物紹介です。といわんばかりの、目まぐるしい場面転換もさりげなく繋ぎコンパクトにまとめ、なおかつ頭に入ってくるやり方がうまい。また、三人の怪しい男と出会う場面も上出来。
殺人現場の再現度が高くてびっくりした。また、最初の殺人現場で後の伏線をさりげなくはる手腕もさすが!
場面が変わるときにも、その前のシーンの二人の会話を音声で聞かせながら、新しいシーンへと移っていくのも、気持ちいいし、繋がっているのがわかって上出来。(説明下手ですいません
全員が主役って人生と一緒か
久しぶりに俳優を俳優ではない形で鑑賞できた作品
そして、余計なものがない。(直人の同級生が高畑充希の必要はないと思ったけど)
良妻賢母役が多い宮崎あおいが、少し足りなくて無邪気で、危うい
広瀬すずは、可愛いだけじゃない。自分の内側にある感情を処理しきれていないし、冷めている部分も見え隠れしている
妻夫木聡は、都会のエリート然としながら、時折見せる自信のなさと彼の涙は、もらい泣き必須
久しぶりに線が細くて頼りない綾野剛。色々模索しているようだけど、彼に似合う役。大切な人の大切な人を大切にしたい。素直になれない二人がいい。
渡辺謙も無精髭にお腹ぽっこりでただの娘を心配するお父さん
こちらも久しぶり、もさっとした松山ケンイチ。
胡散臭いし、狂ってる森山未來
おばさんになった池脇千鶴
信頼の対義語は疑惑。信じるんじゃなくて信じたい。
万人に薦められないけど、一見の価値あり
浅く早くなる呼吸を感じる
テーマは信じるということ。
人は他人をどこまで信じられるのか。
どうして簡単に信じることができるのか。
3つの物語の登場人物は、
互いを信じたい、信じよう、
疑いたくない、だけど疑ってしまう、
と苦しみ、怒りが生まれていく。
沖縄編を筆頭にそれぞれの怒りが綻びを生んでいく。
タイトルの怒りとは
LGBTや沖縄、性風俗の人間が
昔から受けている潜在意識下の差別に対して
感じているものなのか、
信頼関係やプライドを傷つけることに対する私的な怒りなのか、、、
演技がすごい。端的には
ストーリーがすごい、というより
演技がすごい、と紹介してしまう映画。
気迫のある演技に飲み込まれ、
悲劇の連続に心臓が潰れそうになりながら、
浅く早くなる呼吸を感じながら
映画は進んでいく。
でもそれでも、全く救われないわけではない、
李監督はそんな映画を作る。
途中の綾野剛がお弁当の位置を直すシーン、
なんで不器用なんだと、胸が締め付けられる。
一生懸命に生きている登場人物がすごく胸に迫ってくる。
沖縄の少年の悲しみと怒り、
信じていたので許せなかった、
という言葉に対して、
勝浦の宮崎あおい、
東京の妻夫木聡は、
信じることができなかった。
ラストの宮崎あおい、カメラをグーっと見つめて、
僕らは一気に現実世界へと引き戻される。
そして広瀬すずの、
友達を二人同時に失った後の声のない叫び。
この映画に正義はあったのだろうか。
イーストウッドのミスティックリバー
ポールハギスのクラッシュ
のような重〜い人間ドラマ。
怒りと理解
「怒り」の文字を目の前に、逆立ちをする田中。
いかりを反対から読むと、りかい。「理解」
怒り⇔理解
泉を襲った悲劇によって、泉を心配してしまう優しさ、救えなかった罪悪感といった、
今まで感じたことがなかった、人間的な感情が田中に流れ込む。
しかし、田中は自分の人間的な面を理解することが出来ない。
その理解出来ない苦しみを、怒りに変えることしかできない。
豪華キャストの演技に圧倒されるし、ミステリーとしても楽しめる。 整...
豪華キャストの演技に圧倒されるし、ミステリーとしても楽しめる。
整形前は綾野剛で整形後は松山ケンイチ、時間がズレてるパターンかぁと思わせといて、全然違いました。
3箇所もの話が必要なのか?
東京・千葉・沖縄3箇所それぞれが単独で充分作品を成立させられる重ためのテーマにもかかわらず、観ている側としては犯人探しにも気を取られるため、どの話も中途半端な印象になってしまった気がします。
純粋に信じた者が一番傷つくという結末も、ひたすら救いがないです。
まぁ、原作もそうなのだから仕方がないのかもしれませんが。
話の中では、東京の話が良かったです。
「疑ってるんじゃなくて、信じてるんでしょ」
この言葉には救いがあります。
あと、演技はどの役も素晴らしかったと思います。殆どが単発で主役をこなせる俳優さんだらけだったので当然と言えば当然ですが、新人だという辰哉役も素晴らしかったと思います。ただ、泉役は、諦めと幼さと好奇心がない混ぜになっているはずの前半、平和な家庭育ちの純粋にピュアな高校生みたいに見えて、ずっと違和感がありました。彼女のラストのシーンも他の方も同様にコメントされているようですが、興醒めでした。
先入観... 猜疑心... 疑いだしたら キリがないのは否めないよ...
先入観...
猜疑心...
疑いだしたら
キリがないのは否めないよね〜
もし
自分のまわりにそれらしき
人物がいて
良からぬ噂を聞いてしまったら
やっぱり
無かった事には出来ないよね
正しく無かったとしても
相手を傷つけたとても
真実を知りたいと思うのが
正直な行動なんだろなぁ〜
ラストはスッキリじゃないにしても
まだ
希望があったから
良しとしよう‼︎
配役と俳優の演技がとても良かったと思います。 特に宮崎あおいちゃん...
配役と俳優の演技がとても良かったと思います。
特に宮崎あおいちゃんが合っていて良かった。
愛子の歌舞伎町に家出をするという行動から、危なっかしい演技が上手い二階堂ふみちゃんが適役なんじゃないかと思いつつ鑑賞しました。
でも実際に鑑賞したら、愛子は想像してたような自己愛が強そうで精神的に不安定な家出娘とは真逆な
、少し知的に問題のある限りなく純粋な人なんだと思いました。
そんな打算的なところがない彼女だからこそ葛藤が痛々かった。
透明感のある宮崎あおいさんにぴったりな役だと思いました。
あとは全体的にとても良かった。それぞれの物語が良かったからこそ、軸が3つだから盛り上がる部分が分散している印象があってちょっとテンポが良くないと感じるところがありました。
怒りがこみ上げる
大仰な音楽
泣きわめく俳優
きれいな沖縄の海に、ボートが違和感満載に走る。
フイルムおかしい?
あんな不幸や暴力のオンパレードの中でしか、人の信頼関係が描けないなんて、嫌な話だ。
本当に、怒りがこみ上げる
森山未來さん、すごい俳優なのに、音楽も大好きな人なのに
悲しくなる
体に雷が落ちたかのような衝撃
久しぶりにえげつない邦画だったと思います。
映像のグロさや演出というよりも、中身が桁外れに素晴らしかった。
桁外れなだけに、こちらが理解できるかどうかだと思います。この「怒り」、誰にでも当てはまり、どのようにも解釈できる、でも形容し難い、そんな人間のドス黒い部分を描ききっていると感じました。
この豪華なキャスト陣の演技合戦は秀逸でした。特に沖縄編に出演していた広瀬すずさんと佐久本宝さんはあれだけの俳優陣に負けず劣らずの存在感と演技がありました。
是非とも見て欲しい傑作ですので、まだの方は是非お早めに。
衝撃
キャストが豪華で、本当に素晴らしいです。
演技に違和感を全く感じずに鑑賞できるのは本当に良いです。
ストーリーと音楽がマッチしていてなんども鳥肌が立ちました。
ストーリーとキャストに関してですが、一番犯人ではなさそうな人が犯人でした。
宮崎あおいさんは、すこし変わった女の子の役でしたが、声などがむやみに明るい感じで、とても演技が上手かったです。
松山ケンイチさんは、怪しそうな雰囲気を出しながらも宮崎あおいと話しているときは楽しそうにしています。さすがでした。
すこしだけ気になるのが、松山ケンイチが自分が殺人犯だと告白したというのがなんだったのか、ということ。
渡辺謙さんもとてもよかったのですが、主演の理由がよくわかりません。
妻夫木さんと綾野剛さんですが、ゲイという難しい役をよくやりきったとおもいます。
妻夫木さんは一目見るだけでゲイに見えました。すごい役作りです。ラストに泣いているシーンも理性を超えたという表現が適当なくらい、演技には思えない。すごい演技力です。
綾野剛さんは日本で一番悪い奴らも観たのですが、全く雰囲気が違いました。口調も違いますし、役者はすごいと実感させられました。
ひとつだけ、綾野剛はゲイっぽくなくて、妻夫木さんが強引にやってるだけのような感じがしました。
広瀬すずさんと森山未來さんですが、森山未來さんはもう見るからにサバイバルマンみたいな感じでした笑
広瀬すずさんは米兵にレイプされてしまってからあまりでてこないですが、その演技は上手かったです。
また、唯一の新人俳優である佐久間くんは結構演技もうまかったですし、最後の緊迫したようなシーンは良かったです。
高畑充希などの大物をあんなチョイ役で使ってしまうこの映画は、本当に豪華で見ごたえがあります。
この映画で本当に演技が上手いと思ったのは、妻夫木さんと宮崎さんですね。
最後に、題名「怒り」の意味、それがわかりました。
壮絶なストーリーです。
演技合戦
ストーリー的には破綻してるよね。
思わせぶりに伏線らしきものをチラチラさせる割にさほど説得力が無い。
犯人の血文字を使ってまでの犯行の動機に説得力がないし、まして潜伏後になぜあのような行動をしてたのか繋がらない。
それに、綾野・妻夫木パートは関係なくない?
これらは映画でなく原作の責任かもしれないけど。
そのかわりに出演者の演技合戦は相当な高レベル。
中でも宮崎あおいの実在感は凄かった…
今回は妻夫木聡の軽いッぽい演技も説得力があったと思います。
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