怒りのレビュー・感想・評価
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邦画の良いとこ取り。
邦画はこうでなくっちゃ。派手でなくても良いのです。信じるか信じないかのテーマ。沖縄の基地問題、母子家庭。切り口はいろいろあるけれど、信じきれない弱さ。信じる怖さ。ゆっくりと物語を読むようでした。好きです。良い映画でした。
怒り
読めそうで読めない展開だった。各演者の迫真の演技は素晴らしかった。おかげで見入ってしまった。途中(終盤)理解できないところがあったが…。人の感情に焦点をあてて、それを豊かな表現で描いている映画を初めて見た。良かった。
ドキドキしたい時におススメ!
人間の弱い部分が前面に出ている映画でしたが、見ていて不快になることはなく、考えさせられるような内容でした。また、最後まで展開が読めず、終始見ていて良い意味で不安な気持ちになりました。何かドキドキしたい時におススメの映画です。
誰が犯人か?ではない
八王子の夫婦殺害事件の容疑者に似た3人の周りを描いた群像劇。
3人のケースが入れ違いで語られていくが、場面展開にあまり違和感はない。いずれも見ず知らずの男をどこまで信じられるか?を問いかけてくる。
渡辺謙をはじめ、宮崎あおい、妻夫木聡、広瀬すずといった俳優たちの演技が安定してるので全体的にしまったものにしたのだと思う。
それにしてもうまい似顔絵にしたもんだ。あれだけでも評価できる!
キャストは豪華だが?
肩すかし喰らったようで、観終わって何も残らなし、カタルシスに欠けた。
妻夫木、綾瀬剛は、よくゲイを演じたし、他も演技はそこそこ良かった。
丁寧には撮っているが、かったるい。要らないカット、要らない台詞が多い。要らないというのは説明ゼリフという意味だが。
間の取りすぎ、セリフのリズムがスローなせいか、全体に芝居のトーンが同じで、リズムがない。カメラが動いていても人が動いてない。
等々、日本映画の悪い癖が目立った。
映画長く感じるのは良くない。
人間不信
この映画を見て
お互いに信頼し合うっていうのは
本当に難しいことなんだなって。
些細なことで疑いの目を持ってしまう。
信頼してても裏切り合うかもしれない。
すごく人間不信になりました。
夫婦殺人事件を中心に
3人の男からなる話の構成は
見応えありました。
キャストの豪華さと
演技力が素晴らしいです。
結局あいこたちは帰ってこなそう…。
他人への信頼するか、しないか
ある夫婦の殺人事件の犯人がだれか、という提起から始まり、3つの物語とその中の3人の男のうちだれなのかを考えさせられる。ミスリードなのか本当の手掛かりなのかで揺さぶられる犯人像は、あみだくじか何かをしている気分にもなった。
犯人が特定されて、犯人ではなかった男たちの重要性はどういうところなのかを同時に考えた。犯人でない男たちからは「人を疑うな」を学ぶ、犯人からは「人を信じるな」を学ぶだろう。愛子の父に対する、娘を疑ってるだろっていう問いかけが重かった。対して、ゲイカップルはどういう収束するかと思ったら証言のみでオチてしまった。妻夫木×綾乃の画的なインパクトは十分だった。3つのほくろに関して偶然にしてはでき過ぎでは…と思う。
広瀬すずのレイプシーンには驚いた。最近の邦画の在り方の変化を感じた。「溺れるナイフ」と連日鑑賞し、小松奈々と広瀬すずは若手女優のトップだと感じた。「四月は君の嘘」の広瀬すずはしゃべり方にいら立ちを感じたが、本作では、そのしゃべり方への気持ちが彼女が痛い目にあうことで浄化されたのかもしれない。天真爛漫キャラの広瀬すずを正義としない点がよかった。これも「人を信じるな」という教訓の顛末だろう。
3つの物語の広さ
第30回東京国際映画祭
この映画は3つの物語が重なり合ってできている。そのストーリーが別々に展開されていてとてもストーリーに引き付けられた。が、「八王子夫婦殺害事件」というところでしか3つの物語がリンクしていないというのが少し残念だ。少しでも物語が交じり合えば、もっと物語がわかりやすくなり、面白さが増したかもと思った。しかし、この『怒り』という映画は、物語ごとの良さがあり、見応えがあった。
だんだんと犯人候補が絞られて行くのが面白かったです。 それぞれ均等...
だんだんと犯人候補が絞られて行くのが面白かったです。
それぞれ均等に疑わしい部分があって、本当に最後まで真犯人がわからないところも好きでした。
タイトル通り人間の怒りが象徴的に表れていました。
人を信じること、疑うことはどちらも人間の愚かさであると感じました。
犯人が分かった上でもう一度観たいと思える映画です。
名作だけど暗い、暗すぎるよ!
上映当時に映画館で観ましたが、素晴らしい映画ですが、本当に暗い、暗すぎるよー
と声を大にして言いたい。
素晴らしい役者さん達の名演の連続。
もうずっと目が離せないです。
しかしながら社会の暗部で巻起こるストーリーがつらくてつらくて。名作だけどもう観たくありません。
しかしながら一度は観た方が良い映画です。
森山未來って凄いのね。
モテ期位しか記憶になかったので役者として彼の事、見直しました。
時すでに遅し
信じるとは何か、
信じられずに、失って
信じていたのに、裏切られて。
特に心に残ったのは、
広瀬すずちゃんです。
とても幼くて可愛い印象だったので驚きました。
悲惨な場面を見事名演技されていて、とても感情移入して、泣いてしまいました。
あの男の子の怒りもとても伝わりました。
田中さんを刺した時、まさか!と思ったけど、やってくれましたね。
その事実を知ってすずちゃんは一体どう思ったのか。
何を感じ、最後海で叫ぶシーンは怒りの表現なのか。
その他のストーリーもどれもこれも悲しかったし、とても良かったです。
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