劇場公開日 2016年9月17日

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怒りのレビュー・感想・評価

全563件中、521~540件目を表示

3.5ある一定量の面白さは保証してくれる李監督

2016年9月18日
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物語がものすごくゆっくり進行していくんだけど、停滞する所がない。
3つの物語それぞれが、しっかり独立しているし、そのバランスもすごく良かった。
監督がインタビューにて、停滞しない様に心掛けた、バランスが保たれる様に気をつけた、と言っていたが、とても上手くいってると思う。

なんか思わせぶりな映画だな〜とも言えるけど、ミステリーとして純粋に面白かった。

実力派を掻き集めてるキャスティングはいいし、元々の原作もまぁ良いし、音楽も坂本龍一氏の彼らしいメロディがとてもいい。

特にキャスティングに関しては、こちらが思う、この役者さんはこのぐらいまで見せてくれるだろう、という無意識の予測を、それぞれ少しづつ越えてきてくれた。
このタイミングで広瀬すずをあの役にキャスティングし、覚悟を決めさせたのには驚いたし、妻夫木聡をゲイ役にキャスティングしたのも、誰もが妻夫木聡に思うイメージを拡大してくれた感じでバッチリだったし、放浪の旅から帰ってきたばかりの森山未來をバックパッカー役に当てたのも間違いない判断だし、誰もがもう見たくない松山ケンイチのおバカギャグ映画の側面を一切許さず、徹底して松山ケンイチの一番の長所である暗い目だけを見せ続けてくれたのは、李さんは役者の使い方がよくわかってる。観客目線で役者を理解してるな、と思う。
中心に大黒柱 渡辺謙を置くところなんかもそりゃ間違いないに決まってる。
カメラや照明や編集に関しては、どれも奇抜な事は一切せず、クラシカルな方法でしっかり押さえてくれている。
何だか、周りの技術スタッフや役者陣に助けられている様に感じるのは、否めない…
いや、でもこれも監督としての腕なのだろう…。

李監督の映画って模倣してるパターンが多い様に感じる。フラガールはリトルダンサーに似ているし、許されざる者はリメイク、今回のタイトル「怒り」も「渇き。」を彷彿させるし、3つの異なる物語が同時進行で描かれるという点では「バベル」っぽいなぁ〜とか思った。まぁ原作がそうだからなんだけど。

でも日本映画の中で、李監督の作品は一定の面白さを保証してくれる監督なのは間違いない。
カメラワークや演出、編集などをとってもクオリティの高いものを必ず出してくれるから安心して見られる。そういう意味ではタイプは違うけど是枝監督みたい。信頼できる。

ただどうしても、どこか重い風であり、良い映画風なだけな感じがする。なんか煙に巻かれてるような感覚。
この映画を見た人達が「なんか考えさせられた」って感想だけで完結しちゃってるのがその象徴。具体的な感想が出ないんです。
そんな事もあって、俺はまだ李監督をちょっと掴めないかな。
化けの皮が剥がれない感じがする。

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saikimujin

5.0とてもよかった

2016年9月18日
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泣ける

悲しい

興奮

それぞれの関係性、衝撃の事実、全てが予想外でドキドキしながら見ていました。
140分と長い映画なのに、長いと思わず、怒りについて考えさせられました。

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さとう

5.0一言では語れない

2016年9月18日
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鑑賞方法:映画館

泣いた。エンディングの坂本龍一の音楽でボロボロになるほど泣いた。それだけ凄い作品だった。
どういう展開になるのか、どういうオチになるのかの予想がまったく出来ず、やっとこ終わりに近づいて、ああこういうことかというそれさえもハズしの、予想を大きく飛び越えた、まさかこういう作品だとは思ってもいなかった。
“怒り”という意味、信じるということ、罪深さ、観終わったあと、映画に張り巡らされた様々な伏線に驚愕するとともに、胸の奥にまでグッと突き刺さる、しばらく震えの止まらない作品でした。「悪人」と並ぶ傑作だと思います。これ以上は語れない。超オススメ!

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むっしゅ

5.02016の大賞

2016年9月18日
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常に胸を痛めて観ていた
個々の怒りの描写に圧倒されてた

悪人をもう一度観たいと思った笑

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映画太郎

4.5怒りの意味が。

2016年9月18日
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鑑賞方法:映画館

この映画を見て、タイトルの意味がなるほどと感じれました。

やはり、粒ぞろいの役者達。曲者でした。みんなの好演がぶつかりあってました。
その中でも広瀬すずさん、あの演技、苦しく、悔しい表情。また、レベルが 他の役者に近づいた気がしました。

すごい映画でした。

最後に坂本龍一さんの曲、心にしみてくるトーンで 湧き上がる感情が音になった気がするほどでした。 素晴らしい。

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Nobito

4.0豪華

2016年9月18日
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鑑賞方法:映画館

キャスト豪華。スピード感もある。観やすかった。
特に森山未來と宮崎あおい。素晴らしい。

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僕はシャツの袖で

4.0怒りについて考えた

2016年9月18日
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怒りとは、原始感情で本能に近いもので、昆虫でもイタズラすれば怒ったような態度をとる。人間の素晴らしいところはその感情を抑えることができること。日常的に湧き上がってくる怒りの感情とそれを抑える自制心。自制心は、自分をしっかりと信じていないと怒りのコントロールは間違った方向にいってしまう。怒りを抑圧し過ぎることは自分を見失う。自信がないと抑圧し過ぎる傾向にある。また、自身がないと人も信じることが出来ない。社会生活では、怒りが日々湧いてくる。その怒りを抑圧して、初めて立派な社会人ということになる。しかし、抑圧しすぎると自己を見失い。ある時怒りが爆発する。怒りのコントロールは、社会人には大切なファクターということを教えてくれる作品。抑圧していた怒りを吐きだすところは、観ている者の感情を震えさせます。

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kousuku

4.0タイトルの意味

2016年9月18日
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犯人の残した【怒】の血文字ではなく、【怒り】とはそういう事かと。

テレビのインタビューで原作者が、最初から犯人を決めず、物語を書いて行くうちに犯人を決めたと言ってたので、原作読者は確かに犯人はなかなか判らないかもしれない。
しかし、映画はねぇ。序盤から怪しい言動や表情を見せたりしてる2人は、やはり犯人じゃなかったなと。まさに一番怪しくないのが、自分の想像通り、犯人だった。さらに言うと、犯人以外の2人は人との関わり方が深く、逆に犯人は関わりがずっと浅い。故に、あの犯人なのが一番好都合と言える。原作は未読なので判らないが、映画の場合....こういうとこが映画監督の腕の見せ所なんだが。

ま、この映画は、謎解きより違うところに重きを置いてると。実に重くズシンとくる映画だが、人間いや本来の日本人が持つ愚かさ、儚さ、そして屈辱や後悔を明日の糧にする強さ。そこに闇と光を見た。

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映画鑑賞1000作

5.0やさしさの映画

2016年9月18日
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今年の1位、どころじゃない。
何年か振りの満点映画。

今年の東宝はやばい。

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メロt

4.5観終わってからも、いろいろと考えさせられる作品です‼

2016年9月17日
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泣ける

悲しい

知的

皆さんが仰るように、演者さん達の演技が凄くて、引き込まれていきます。
犯人の心理はちょっと私には理解出来なかったですが、他の人の心理は共感出来る部分が沢山あって、観終わった後もいろいろと考えさせられるものがありました。
観て良かったと思う作品だと思いました。

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いのくん

5.0人を信じること

2016年9月17日
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社会に出ると人間関係というものは必要不可欠なものになってくる。その中で誰を信用して誰を切り捨てればいいのかを最終的に決めるのは自分なのであって、葛藤することになる。
「怒り」というのはただ他人に対して起こりうる感情だけではなく、重くのしかかる現実。そしてどう表現しても伝えきれないような自分への怒り。
私たちの身の回りにいる家族、友人、恋人。もう少し突き詰めれば近所の人たち。そういった身近な人間がもし殺人犯だった場合。またそうした疑念をもってしまった場合。私たちはどういった行動をとってどのように苦悩するのか。ということを突きつけられた気がした。
そういった人間の重く複雑な「怒り」をミステリーと絡めながら物語は描かれる。
坂本龍一さんの音楽も相まって感動。
余韻も強く、涙腺が弱いのもあるのでしょうがラストからエンドロールまでは涙が少し止まりませんでした。

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@Ryota_yade27

4.5こわくて悲しい

2016年9月17日
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悲しい

怖い

最初の方は衝撃と刺激が強かった。ぐちゃぐちゃな町や人。汚さもあって、最後まで見られるか正直不安だった。3つの話が同時に、だけど遠いところで混ざり合ってて、頭がついて行けるかも不安だったけど、それに関しては全然平気だった。
好きなこわさだった。
見た直後はただただ衝撃に押された感じだったけど、家に帰って、後になってから印象に残ったシーンがふつふつと頭の中に浮かんできた。特に、いずみちゃんの最後のシーン、温かさみたいなものとか。
あとは、所々の自然の入れ方が綺麗だと思った。
ドキドキしてた心を一時的に休められたから助かった。それと、人の顔が美しく見えた。

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あお

5.0すごい

2016年9月17日
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俳優さんたちの演技と圧に圧倒されて、見終わったあと疲弊してしまいました。原作を読んだ時の疑問点が、監督の解釈で少し解されている所があって、それの良し悪しは個人差があるとは思いますが、私は良かったです。

妻夫木さんの演技は特に印象的で、胸が押し潰されそうになりました。

広瀬すずさんには、見る前はあまり期待をしていなかったのですが、配役に合った儚さとか若さが演技で表現されていて、良かったです。

また見ると思います。

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かわわ

4.5やっぱ凄かった

2016年9月17日
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始まってから終始目が離せない。
(一部合成っぽい船のシーンありましたが・・・・)
皆さんの感想通り役者さんも凄かった
しかし、何といっても若女優二人ですね
怒りには色々あって、始末におえないのは理不順なもの・・・とも言えますか。

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シネパラ

4.0すごいキャスティング

2016年9月17日
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原作をすでに読んでいて、ある程度内容はわかっていて、読んでいるときからこのキャストがふさわしいとすごく感じていました。

吉田修一さんの作品は、緻密な情景描写が多く、その部分まで丁寧に表現されていて、原作に忠実だと感じました。

結末の部分は少し原作と異なっていました。
原作自体無駄がないのに、それを140分にまとめるのは、本当に大変だったと思います。

映画を見た方は、原作を読んでみると、もっと深く怒りという感情を考えることができるのではないかと思います。

沖縄の新人の佐久本宝さんの演技がとてもよかったです。

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カナッペ

4.0人間らしく

2016年9月17日
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悲しい

怖い

難しい

信じたい
信じてもらいたい

大切な人の身近な人だから信じたい
大切な人の身近な人だから疑いたくなる

信じてくれた人を裏切るのがつらいか
信じていた人に裏切られるのがつらいか

犯人探しの映画ではなかったけど
犯人は意外な人でした

プライドを傷つけられた人が
同情という一杯のお茶で
何かが切れる
犯行動機は人間らしく悲しい

とても重くて切ない

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ももみ

4.0中々です。

2016年9月17日
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鑑賞方法:映画館

綾野剛が凄く良いです。
このパターンも演じるのかと感心します。
全体的に良い映画で構成も良かったです。
出演者も中々の顔ぶれでした。
邦画としては非常に良かったかな❔

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落合春彦

5.0凄かった

2016年9月17日
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鑑賞方法:映画館

3つの物語(+刑事の物語)が同時進行していく作りで、まったく違う話なのに、同じタイミングで疑惑が芽生えたり、新たな展開があるのがと相乗効果を産んで、ドキドキさせられた。

信じることの難しさがテーマ。豪華俳優陣の渾身の演技に泣きました。特に千葉がよかった。

そういえば、犯人の人相は3人の顔を合成でもしてるのかな?ふとした瞬間に、3人の誰にでも見えて面白いと思ったです。

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アビ

4.5錯綜する3つの物語は小説より効果的

2016年9月17日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

 原作を壊されないことを祈りながら見ていたが、流石に刑事の物語はカットされていたが3つの物語の錯綜のさせ方は、メディアの差があるので仕方ないことだが、映画の方が効果的であった、俳優陣の熱演にも感心した、ただ恣意的かどうか分からないが映像があまり美しくなかった、特に沖縄は悲劇性を増すために、もっと美しく映して欲しかった。しかし、日本映画界のこれからの宝、広瀬すずちゃんをこんなに汚しちゃっていいのかな、ファンに恨まれるぞ。
 今年は日本映画は豊作の年のようだが、駄作との差が酷すぎるような気もする、駄作は公開しない勇気を持って欲しい。

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kohei1813
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