「自分への怒り」怒り 夢見る電気羊さんの映画レビュー(感想・評価)
自分への怒り
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あの時ああすればよかった
あの時何もできなかった
あの時信じてやれなかった
人は何かしら後悔が残る
それは自分への怒りとなってあらわれる
怒りは人の弱さの象徴のようでもあり、それを跳ね除ける強さもまた怒りかもしれない
逃亡している殺人犯は誰かというミステリーを土台にして、
過去がわからない男3人とその周りの人間関係を描く。
さまざまな怒りを描いていて各々がそれらを代表している。
ヒューマンドラマとしての出来もいいけど、いい形でミスリーディングしていく過程もとても秀逸で面白い。ミステリーではないけど、ミステリーとしても面白い。
事件は明らかにリンゼイアンホーカーさん殺人事件を下敷きにしている。
関係ないけど、綾野剛、松山ケンイチ、森山未來の絶妙に三名の顔のどちらとも似ている似顔絵が秀逸なのは笑える。
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