「なんだよ」怒り のさんの映画レビュー(感想・評価)
なんだよ
時間差叙述トリックじゃねーのかよ
妻夫木と綾野剛のパートまじでいらねーよどうでもよすぎるよ
渡辺謙と宮崎あおいとマツケンで一本撮ったほうがよかった キャストみんな頑張っていたが渡辺謙と宮崎あおいはさすがすぎた
森山未來は本編時系列の事件に関しては何に怒ってたんですか?
広瀬すず事件に関して本当に憤っていて何もできなかった自分を責めていた?のか(多重人格系サイコパス?)、広瀬すずのことはまじでどうでもよくて本気でウケルと思ってて常に社会だとか世間だとかに憤っていて時々暴力的に感情爆発させてるだけなのか(社会性有り虚言癖サイコパス?)
私は森山未來が沖縄の無人島の壁に刻んだ「怒」の文字が画面に写った瞬間、『ああこれは時系列ミスリード系の叙述トリックか、このマサルくん(名前うろおぼえ)が顔を森山未來そっくりに変えてこの社会的弱者が横暴な強者の餌食になる社会システムへの憤りを凶悪犯罪の形を取って表明していくんだな、この「怒」の字も受け継いで…』と理解し(たつもりになっ)て感心してたら、全然違くてさあ…
トリッキーなことしないなら、サスペンス要素とかいらないんで、渡辺謙一家でヒューマンドラマ作ってろよってかんじなんだよなあ
「怒り」をタイトルに据える以上、その感情にフォーカスしてくれよ。なんだよ暑い中麦茶出されて見下された気がしたってさあ いや、それはわかるんだよ、それは日雇いであくせく働かされる社会の底辺労働者が、きれいな涼しい一軒家に住む主婦に氷入りの麦茶出されてムカつくのは、要するに自分が社会的弱者であることの自覚から来るルサンチマンなんですよ。そこにフォーカスすべきでしょ。宮部みゆきならそこから社会問題ヒューマンドラマにしてうまくまとめますよ。
とにかく森山未來が沖縄の島で壁にかいてた「怒」に関しては不可解で、映画には多少受け手に解釈の余地を与えうる情報の空白というのももちろん必要なんですけど、ここはずばりと切り込むべきところだと思いましたね。明らかな手落ちだと思います。
そこの解釈によっては、この映画のすべての不幸のしわ寄せを受けた広瀬すずちゃんの可哀想さが少しは軽減される気がします。
追記、まだまだ言いたいことあるんだけど、マサルの「信じてたのに裏切られた」とか言ってんのもクソ意味不明なんだよな。森山未來が米兵差し向けたとか、たきつけたとかならまだしも、「その現場を見ていた」って自己申告しただけで、それも信憑性なんて無いし「傍観してた」って事実だけ見ればマサルも同じだよね。実際、森山未來もほんとに怖くて身じろぎ出来なくて息を殺して泣きながら隠れてたのかもしれないしそしたら名実ともに?マサルと同じだよね。何がどう裏切られたことになるのかな?
っていうか信じてたとかいうほど仲良しでもなんでもねえだろ感しかない。
森山未來、突然客の荷物ぶちまけたり人んち破壊しつくして走って逃げたりして誰がどこからどう見ても普通じゃないタイプの人だったじゃん、それを見てもなお島まで一人で会いにいってあまつさえ森山未來の言う言葉全部を真実として大真面目に信じるマサルのほうがあたまやばいと思った
やっぱりマサルが山神一也だと思うなあ(^・^)うん