「傷を抱え生きていくことの難しさ」怒り kumashanさんの映画レビュー(感想・評価)
傷を抱え生きていくことの難しさ
前半はさまざまな人たちが抱える人には言えないような苦悩や秘密を現在の日本が誇る名俳優たちが演じ見ている人を引きこんでいきます。
中盤に起きる広瀬すずが米兵たちに犯される場面ではあまりにも可哀想で一気に映画館内が張り詰めた空気になりました。
そして謎の男たちの素性が明らかになっていく後半ですが少し無理のある展開があるものの愛する人でも疑いだしたら全てが怪しく見えてしまう怖さと何かおかしいと思いながらも自分の弱さから他人を信じてしまう怖さをうまく表現できていると思います。
市橋逃亡劇や世田谷一家殺害事件など実際に起きた事件の要素が散りばめられ実録もののような側面もあり2時間を超える映画ですが興味深く見れます。
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