「言葉にならない」怒り ひゅこさんの映画レビュー(感想・評価)
言葉にならない
見終わって時間が経っても何度も色んなシーンを思い出しては、考えさせられる映画でした。
目を背けたくなるようなシーンをみてスクリーンから夏のどうしようもない暑さと悪臭までもが漂ってくるような気になってしまい、嫌悪感、まさしくその言葉がズシンと心にこびりつきました。
しかし、これらのシーンがなければこれほどまでに印象的な映画にはならなかったんだと思います。
酷くショッキングな描写もありましたが、役者さん一人一人が登場人物の心情を表情だけで伝えることのできる演技をされていて、怒り、愛する人を信じるとはどういうことなのか、信じるとはなんだろうか、を繰り返し繰り返し考えさせられました。
邦画も捨てたもんじゃない、そう思わされました。
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