「レイプシーンがあった……2度と見れない」怒り こききさんの映画レビュー(感想・評価)
レイプシーンがあった……2度と見れない
米兵に無理やり犯されるシーン大嫌いなので。あんなに生々しく長くやる必要あった?そもそもレイプシーンの必要あった?どれもこれもの作品に言えるんですけど、こういうシーンを実際に再現するって、軽率すぎる。
話の箔を簡単につける為に、一石投じてやりましたドヤ感すごくて、監督に苛立ちを感じた。こういうシーン入れる俺って沖縄理解しすぎ被害者の心汲み取りすぎ凄くない?的なドヤ顔がこのレイプシーンの向こうにスケて見えた。
ただただ、軽率に入れ過ぎとしか思えなかった。表現であるとは思えない。最悪入れるとしても、レイプの事実があったというだけでも良かったと思う。
あと、まともな人が出てこなかったのと、主軸の振りが激しいので疲れた。
突拍子がなく、場面切り替えがザッピングのようで、「ちょっと!勝手にチャンネル変えないでよ!」と言いたくなる感じ。
3人の時間軸がほぼ同時だったので、面白くない。推理要素はなく、ただただ無機質に非日常が過ぎていく。結果、誰にも感情移入できない。そういうことがあった、ただそれだけ。
伝えたいテーマはわかる。監督のやりたいことは凄くわかる。
熱意も感じる。
でもなんか、見終わったらどうでもよくなってしまった。
インパクトだけが残る。そりゃあ……レイプシーンなんて入れたら残るだろうと……
思い出すのはそのシーンばかりになってしまって、他が入ってこない
手っ取り早く話の残酷さを出すのにレイプシーンやるの本当に嫌いです。そればっかりになってしまうので……
話として詰め込み過ぎてどの話も「中途半端」な感じ
題名が「怒り」じゃなくて、坂本龍一作曲の主題歌「許し」だったらわかります。
救いが見える。
妻夫木聡と綾野剛の話は好きだったので、それだけで2つけます。
私もレイプシーンでもう2度と見れません><
予告を見てずっと気になっていて、やっとDVDで鑑賞しました!
見た後は「何でこの映画のタイトルが”怒り”???」でした。非常に後味が悪くて、いろんな方の評価を見て回っていました。そしてすごく共感できるコメントに救われた気がして、私もコメントさせていただきました!
特殊な環境の中で人を信用することは確かに難しい、それを感じさせるためのゲイや。借金から逃げる設定はありだろうし、それぞれの役者さんは採光を放つほどにその葛藤を演じてすばらしい演技でした。
でもレイプだけは駄目!それでいきなりテンションが下がりました!原作がどうあってもレイプのシーンの描き方が何故そのシーンが必要なの?と最後まで見終わっても後味が悪く、それが山神を殺す動機に繋ぐために必要だったのかと思っても消化できませんでした。ただただ、悪寒が走る。レイプされた少女を笑う!吐き気がするほどに山神に怒りを覚えます。なので、山神の怒りが応え合わせのように人の口で語られても、彼の怒りにはまったく共鳴が出来ず、むしろ彼への怒りで一杯で、結果、この素晴らしいキャストを配した映画は、だただた「サイコパス的理解できない殺人映画」となってしまいとても残念です!良いと評価されている方も多いようですが、私には苦しい映画でした。
タイトルが「許し」だったらまた違ったのかもしれません…
ちなみに、妻夫木さんの「ミュージアム」の方が、あんなに猟奇的殺人映画でありながら、まだ人間賛歌を感じられました。